メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

9、初散歩

2013年02月13日 | 魂の旅立ち
友人宅があるメラーノという街を一人で散歩していた。

前日夜に到着したので実質この日が初日。
ちょっと怖かったが観光用のパンフレットに乗ってる地図を頼りに街へ。

もう外に出た瞬間から別世界。
お伽話の世界に迷い込んだような錯覚すら覚える。

高くて美しい山々、冬枯れの街路樹、読めない看板、信号のない交差点。
何もかもが刺激的で美しい。

そうして市街地に出たらもう言葉にしがたい感動を覚える。
なんてオシャレで可愛らしい町並みであろうか。
日本だったらお金を払うようなテーマパークみたいな、いやいや全然それ以上にオシャレで可愛い街である。

ホントは怖いから10分くらいで帰ろうと思ったけど一瞬で心を奪われてしまい日が暮れるまで歩いていた。

すべての道は石畳
統一された街並み
チェーン店やスーパーもその街並みの中に収まっている
魔女の宅急便のようなパン屋さんや肉屋さんがあちこちに
見事に期待通りな街灯に火が灯り良い感じで温かい光を放つ
あちこちに教会がある
BAR(バール)と呼ばれる喫茶店のような小店があちこちにありオープンテラスを構えている
BARは住宅街にも沢山ありその感覚は日本には置き換えられない。

夕暮れ時、市街地にある渓流の脇を歩いていたら街中の教会の鐘が鳴り響いた。
歌なんかでよくそんなフレーズを耳にしたが実際に体験するなんて想像もしなかった。

ああ・・・なんだかよくわからないけど、僕は今こんな場所に一人で居る。

言葉に出来ない様なこんな素敵な空気の中に居るのだ。

あまりに重厚にそして優しく響き渡る教会の鐘の音の中で、
思わず涙が込み上げてきた。



































最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。