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ザ・リング/リバース

2018年02月03日 | 映画
ザ・リング/リバース
を観ました。


「見た者は7日後に必ず死ぬ」と言われる“呪いのビデオ”。呪われた人間は恐怖の奈落へと突き落とされ、恐ろしい形相で亡くなるという。
恋人ホルトの身代わりとなり、呪いのビデオを見てしまったジュリア。それ以来、奇妙な出来事が彼女の周囲で起こり始める。助かる方法はただ一つ、「ビデオのコピーを取り、誰かに見せること」。
しかしジュリアのビデオはなぜか複製することが出来ず、それまでには存在しなかった、新たな映像が加わっていた。
迫り来る運命から逃れ、死の連鎖を断ち切るべく、ビデオに登場するイメージを手掛かりに、呪いのルーツを探り、謎を解き明かそうとするジュリアとホルト。
やがて辿り着いたのはひとりの少女の存在、そして“彼女”の抱えた深い哀しみだった―。


初めて見るF・ハビエル・グティエレス監督作品です。
ご存知リングのハリウッド版、その続編というか別目線というか。
日本版で言うとリング0的な感じかもですね。

序盤は既存の作品をおさらいしつつ現代での描写って感じで。
意外とハイテンポで持ち玉を使っていくのでつかみはいい感じでした。

そこから原点である日本のリングみたいな展開で謎を追うような感じになっていき、
田舎町で繰り広げられる深い呪いの物語でした。

ただなかなかサモラの話にはならず、その点でちゃんとリング3って感じにはなっていました。
主にサモラの母親の話で日本でのリングシリーズと近い展開でした。

途中ヤバイ人が出てきて、幽霊系ホラーではないホラーな場面もあります。
ネタバレ注意ですが・・・
ほぼドント・ブリーズです。
ストーリー的にも別に無くても良さそうな展開だったので、こんなに早くオマージュしていいのか?と思ってしまいました。

もちろん現代において原点であるVHSは時代遅れなので大前提としてマッチしません。
なのでデジタル動画となってコピーされていきますが、その辺の自然さはなかなか見事でした。
日本でも貞子3D的なシリーズでしぶとく続いていますが、そっちのネット動画的な軽さよりは大分上々でした。

コピーされた動画のファイルサイズが若干違う!なんて見事な展開だと思いました。

肝心なホラー要素はいきなりバーン!の演出ばかりで低評価でした。
何度でも言いますが、暗い場所でいきなりバーンはびっくりするし、怖いとは別だと思うのですよね。
アメリカ人はこの驚きと恐怖の区別がないのかな?という疑問は永遠に尽きないですね。
恐怖と分類出来るシーンはほぼ無かったです。
完全な幽霊モノのホラーとしてそれはどうかと思いました。

今までのシリーズとしてキャストが弱くなってB級感が増しましたね。
すぐに午後ロードなどでやりそうな気がしました。

主演のマチルダ・ルッツは初めてみる女優さんでしたがなかなか美人で良かったです。
丸高愛実みたいな見た目でセクシーさもあって。

コレでまたシリーズとして続けられそうですが、クオリティは下がり続けるでしょう。


そんなわけで4点。

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