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スキャナー 記憶のカケラをよむ男

2016年05月04日 | 映画
スキャナー 記憶のカケラをよむ男
を観ました。


落ちぶれ借金まみれの芸人丸山(宮迫博之)の元に、見知らぬ女の子の秋山亜美(杉咲花)が依頼にやってくる。
行方不明になったピアノの先生の沢村雪絵(木村文乃)を探して欲しいと。
なぜなら丸山はかつてマイティーズというコンビで売れていて、その相方の仙石(野村萬斎)は残留思念を読み取れる特殊能力を持っていたから。
人嫌いの仙石は今は人と絡むこと無くマンション管理人の引き篭もり生活。
丸山と亜美はそんな仙石を引きずり出し彼の能力を使って雪絵を探し始める。
そして今起きている謎の連続殺人事件と繋がっていく。


人気脚本家の古沢良太の描きおろしの脚本です。
古沢良太の作品は確かにハズレ無しな印象なのでそれなりの作品を期待して観てみました。

金子修介監督です。

人の記憶がその人が触ったものに残り、記憶を読むだけなので、
その人が間違った記憶を持っていたらそもそもそういうものが残る。
記憶を読むのにはエネルギーを使うのでそうそう多用出来ない。
肝心の仙石は極度の人間嫌いでコミュニケーションも取れない感じです。

そんな独特な設定をうまく使って独特な展開をしていました。

野村萬斎は元々あまり好きでは無いですが、今作でもその感想は変わらずです。

宮迫博之は非常にらしいガサツな男を演じていました。
やはり芸人の印象が強すぎるのであまり演技が上手いと思ったことはありません。

大好きな木村文乃が出てることを知らなかったので出てきた時に一気にテンションあがりました。
何かとても切ない役どころでした。

杉咲花ってなぜこんなに売れてるのかはわかりませんが、いつも遜色ない存在感を出してますね。

関ジャニの安田章大は結構役者として悪く無いと思っています。

ミスリードが多用されて二転三転する展開ですが、ラストはさほどピンとこない展開、苦手な演説状態。
銃を持ってる相手に無防備過ぎる対応等、納得行かない部分がありました。

演出がイマイチしっくり来ない感じの連続で。
素材や脚本を考慮すれば、キャスティング、演出次第でもっと全然おもしろくなっていたかもと思わされた作品でした。

笑わせる部分もちょいちょいありましたが、スベってる部分も多かったので微妙な評価です。

ただ展開は読めなかったので最後まで引っ張られました。
そして思ったより悲しさもありました。

古沢良太としては黒歴史になるかもしれません。


そんなわけで3点です。
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