メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

旅猫リポート

2018年10月26日 | 映画
旅猫リポート
を観ました。


野良猫として誇り高く、タフに生きてきたナナ(声=高畑充希)。
人間は信用ならないし、なれ合うなんてまっぴら。
でも定期的においしいものをくれる優しい青年・悟(福士蒼汰)のことは、ちょっと気に入っている。
ある日、一瞬のタイミングのずれで車に轢かれ大けがを負ってしまったナナ。
薄れゆく意識の中、ナナが必死で助けを呼んだのは悟だった。
この日からナナは悟の猫になり、ふたりは家族になった。
いつもナナのことを一番に考えてくれる、優しい悟。
それなのに、ある事情で悟はナナを手放す決心をする。
ナナの新しい飼い主を探すため、悟はナナを愛車に乗せ最初で最後の旅に出た。
だがこれっぽっちも納得していないナナは、旅先で出会う悟の友達に心を開かない。
小学校時代の友人(山本涼介)のところではゲージから出ようとせず、
高校時代の友人夫婦(広瀬アリス、大野拓朗)の先住犬には喧嘩を売り、大騒ぎになる始末。
困り果てた悟は、小さい頃からお世話になっている
叔母(竹内結子)のもとを訪ねるのだが……。


三木康一郎監督作品です。
原作は良く映画化される有川浩です。

今まで結構酷評してきた監督、原作なので。
あと主演の福士蒼汰もかなり苦手なので正直期待値は低めで見に行きました。

犬派ですが猫ももちろん好きなので動物映画は基本的には好きです。
最近は世の中の猫ブームもあり猫映画の比率も多いですね。

前提として猫や犬がアフレコでしゃべる設定になっています。
人間が大いにメインなタイプの作品でこういうふうに動物がしゃべるタイプは珍しい気がしました。

飼い猫との出会い、そして何かしらの事情で猫を手放さなければならないお話。
予告編の時点でだいたいの展開、その事情は想像できますがその通りな内容でした。

小学校時代の親友、高校時代の親友、自分の家族の秘密、自分を育ててくれた叔母。
そんな感じの4つくらいのエピソードで綴られる作品でした。

テイストは夏休みに小学生が観るような、かなりわかりやすいわざとらしい子供向けな演出です。
ちょっとネタバレですが、作中で4つほど命を無くす場面がありそこはなかなかいい感じに描くので泣けました。
唐突に場内もなかなか泣けました。
ただ上記の通り、命を無くす泣かせなので、泣かすためには手段を選ばずな内容でした。

可愛い猫と心優しい人々ばかりの物語なので、何のエネルギーを使うこともなく見れてとても癒やされる映画でした。

主演の福士蒼汰はやはり苦手ですが、役どころが難しくないのでまあセーフでした。
ちょっとこの子の演技力ってどうなんだろう?って思えてしまうのですが、ルックスの良さだけでこうして主演になれるもんなのですね。
やはり演技的に気になるシーンは多々ありました。

叔母の竹内結子はすっかり良い女優になっていて、こういう叔母の役もやるようになって良いですね。
演技力は安定で申し分ないと思いますし、年々キレイになっているような気さえします。

山本涼介は近年ちょいちょい見かけますがまだまだインパクト弱めですね。
ルックスもそこまで良いとは思わないですし演技力も足りてないように思います。
今の所は事務所の頑張りでアサインされている印象です。

前野朋哉がちょい役で出ていましたが確実に良いインパクトを残しますね。

そしてその次のシーンで大野拓朗が出てきたので、あ!キース&アサリ!(byわろてんか)って思わずうれしくなりました。
そしてその直後に出てきたのが広瀬アリスだったのでより、一気にわろてんか感でした。
大野拓朗はハンサムだしナチュラル演技だし。
今後アート性が強い作品でも全然活躍できそうな気がします。

広瀬アリスは非常に広瀬アリスらしい姉御肌な役で。
とても魅力的な女性で、可愛かったです。

イマイチと思いながら見ていましたがちゃんと感動は出来ました。
お子さんに勧められる映画だと思います。


そんなわけで6点。
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