メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ウィンターズ・ボーン

2011年12月04日 | 映画
ウィンターズ・ボーン を観た。



久々にアメリカのザ・インディペンデントって感じの映画観ました。

麻薬の密造をして捕まった父のせいで母は精神病。

17歳のリーは母に変わり弟と幼い妹を育てる。
しかし保釈中の父が行方をくらまし1週間後に裁判に現れないと担保の家や土地を奪われてしまうことに。

リーは家と家族を守るために父を探し、危険な人物達にも近づかざるを得ない。


ってお話。

いかにもミニシアター系映画の空気感で静かで淡々と描かれます。

主役の女の子がなかなか可愛くて存在感あって良かったです。

若いのにしっかりしていて決して弱さを見せない。
怯えながらも、危険な目に遭いながらも家族のために頑張る健気な姿に心がジーンとしちゃいました。

僕健気ってワードに弱いのです。

ちょっとネタバレ的な内容ですが・・・。

父は何処へ行ったのか?死んだのか?
と謎が幾つか提供されますが、結局ラストまで謎は謎のまま一切の答えは提供されません。

僕はこの雰囲気の映画ならそうして欲しいと願っていたのでソレが非常に良かったです。

そもそも世の中の物語なんて真相が分からないものの方が多いので何でもかんでも綺麗に完結しなくてもいいと思うのです。

心を描く映画ならなおさらです。

これは少女のちょっとした成長記です。


そんなわけで6点です。


淡々としてますが深く響くような繊細なシーンが印象的でした。

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