ドローン・オブ・ウォー を観た。
アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐(イーサン・ホーク)は、紛争地域におけるテロリストへの監視や爆撃、味方の地上部隊の支援に携わる軍事パイロットである。
今日もまた破壊力抜群の空対地ミサイル“ヘルファイア”を撃ち、6人のタリバン兵をあの世送りにした。
しかしトミーの赴任地はアジアでも中東でもない。
ラスベガスの空軍基地に設置されたコンテナ内でドローン(無人戦闘機)を遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でのミッションを遂行しているのだ。
エアコンが効いたオペレーションルームで一日の任務を終えると、車でラスベガスのきらびやかな歓楽街を通り抜けて、整然と区画された住宅街のマイホームへ帰り、元ダンサーの美しい妻モリー(ジャニュアリー・ジョーンズ)とふたりの幼い子供との生活に舞い戻る。
それが毎日繰り返されるトミーの日常だった。
かつて有人戦闘機のFー16に乗り、200回以上の出撃を経験したトミーは、身体的な危険も爆撃の実感も伴わず、モニターに映った標的をクリックひとつで殺害する現在の職務に違和感を覚えていた。
上官のジョンズ中佐(ブルース・グリーンウッド)は良識ある軍人だが、トミーのドローン操縦の腕前を高く評価するがゆえに、彼の異動願いを受け入れてくれない。
連日の激務に神経をすり減らしたトミーは、いつしかアルコールに依存するようになり、以前は情熱的に愛し合ったモリーとの夫婦仲にも冷たい空気が流れていた。
ある日、新人の女性空兵スアレス(ゾーイ・クラヴィッツ)がチームに配属される。
さっそくトミーの相棒としてミサイル誘導レーザーの照射を担当することになったスアレスは、現実感の無い任務の恐ろしさと虚しさを痛感することになる。
あるターゲットへ向けたミサイルの発射から着弾までの7秒のタイムラグの間に、爆撃地点にさまよい込んできた子供たちが巻き添えになってしまったのだ。
発射スイッチを押したトミーはやるせない罪悪感に打ちのめされる・・・。
って話。
アンドリュー・ニコル監督、イーサン・ホーク主演の戦争映画です。
勿論テイストはハードボイルド系です。
対象国の上空3000メートルから敵対国を監視するドローンが沢山飛んでて、
対象者を見つけるとそこから爆撃するのですよ。
操縦士はアメリカの狭いハコの中でそれをしている。
実話だそうで、9.11以降の戦争はこんな感じなんだそうです。
主人公のイーサン・ホークはもともとパイロットで戦争の危険さを知っているので、
今の自分の仕事を悩んで病んでいくパターンです。
で美人の奥さんと上手く行かなくなっていくパターンです。
劇中の会話は流石に深くて悩ましくて刺激的でした。
やはり戦争の是非は難しいですね。
アメリカ国家は自衛として二度と国内でテロをさせない!
という意思が強く、先手を打つためにアルカイダ周辺の主要メンバーを次々と殺します。
民間人の多少の犠牲もやむなしと殺しまくります。
敵は女子どもを連れていれば爆撃されにくい、
といつもそういう民間人を連れている。
軍内でも論争が巻き起こる、
「コレもテロじゃないのか?」
「やらなきゃやられる」
の水掛け論です。
こうして民間人を巻き込むから次の報復者を生み我々はターゲットになる。
永遠に終わらない。
という深い悩みです。
確かに実際に戦争をしているアメリカは日本の憲法改正以上に皆悩んでいるであろう。
だからそういう映画が沢山作られるのでしょう。
アメリカはもう太平洋戦争映画を作らないですからね、
ベトナム戦争映画ももう無いですものね。
湾岸戦争映画時代も過ぎて、今はイラク戦争が主要ですからね。
その点で日本とは比べ物にならないスピードで戦争と向かい合っている国ではありますね。
戦争情報は年々アップデートされているのでしょう。
ところでこの映画を見てるとモニター越しに敵が爆撃される映像シーンがかなり多用されています。
確かに見どころですが、もういいよ!って思うくらい同じようなシーン多くて。
後半はお笑いウルトラクイズに見えてきちゃいまして笑いそうでした。
そんなわけで7点です。
それなりに悩ませてくれる戦争映画でした。
アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐(イーサン・ホーク)は、紛争地域におけるテロリストへの監視や爆撃、味方の地上部隊の支援に携わる軍事パイロットである。
今日もまた破壊力抜群の空対地ミサイル“ヘルファイア”を撃ち、6人のタリバン兵をあの世送りにした。
しかしトミーの赴任地はアジアでも中東でもない。
ラスベガスの空軍基地に設置されたコンテナ内でドローン(無人戦闘機)を遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でのミッションを遂行しているのだ。
エアコンが効いたオペレーションルームで一日の任務を終えると、車でラスベガスのきらびやかな歓楽街を通り抜けて、整然と区画された住宅街のマイホームへ帰り、元ダンサーの美しい妻モリー(ジャニュアリー・ジョーンズ)とふたりの幼い子供との生活に舞い戻る。
それが毎日繰り返されるトミーの日常だった。
かつて有人戦闘機のFー16に乗り、200回以上の出撃を経験したトミーは、身体的な危険も爆撃の実感も伴わず、モニターに映った標的をクリックひとつで殺害する現在の職務に違和感を覚えていた。
上官のジョンズ中佐(ブルース・グリーンウッド)は良識ある軍人だが、トミーのドローン操縦の腕前を高く評価するがゆえに、彼の異動願いを受け入れてくれない。
連日の激務に神経をすり減らしたトミーは、いつしかアルコールに依存するようになり、以前は情熱的に愛し合ったモリーとの夫婦仲にも冷たい空気が流れていた。
ある日、新人の女性空兵スアレス(ゾーイ・クラヴィッツ)がチームに配属される。
さっそくトミーの相棒としてミサイル誘導レーザーの照射を担当することになったスアレスは、現実感の無い任務の恐ろしさと虚しさを痛感することになる。
あるターゲットへ向けたミサイルの発射から着弾までの7秒のタイムラグの間に、爆撃地点にさまよい込んできた子供たちが巻き添えになってしまったのだ。
発射スイッチを押したトミーはやるせない罪悪感に打ちのめされる・・・。
って話。
アンドリュー・ニコル監督、イーサン・ホーク主演の戦争映画です。
勿論テイストはハードボイルド系です。
対象国の上空3000メートルから敵対国を監視するドローンが沢山飛んでて、
対象者を見つけるとそこから爆撃するのですよ。
操縦士はアメリカの狭いハコの中でそれをしている。
実話だそうで、9.11以降の戦争はこんな感じなんだそうです。
主人公のイーサン・ホークはもともとパイロットで戦争の危険さを知っているので、
今の自分の仕事を悩んで病んでいくパターンです。
で美人の奥さんと上手く行かなくなっていくパターンです。
劇中の会話は流石に深くて悩ましくて刺激的でした。
やはり戦争の是非は難しいですね。
アメリカ国家は自衛として二度と国内でテロをさせない!
という意思が強く、先手を打つためにアルカイダ周辺の主要メンバーを次々と殺します。
民間人の多少の犠牲もやむなしと殺しまくります。
敵は女子どもを連れていれば爆撃されにくい、
といつもそういう民間人を連れている。
軍内でも論争が巻き起こる、
「コレもテロじゃないのか?」
「やらなきゃやられる」
の水掛け論です。
こうして民間人を巻き込むから次の報復者を生み我々はターゲットになる。
永遠に終わらない。
という深い悩みです。
確かに実際に戦争をしているアメリカは日本の憲法改正以上に皆悩んでいるであろう。
だからそういう映画が沢山作られるのでしょう。
アメリカはもう太平洋戦争映画を作らないですからね、
ベトナム戦争映画ももう無いですものね。
湾岸戦争映画時代も過ぎて、今はイラク戦争が主要ですからね。
その点で日本とは比べ物にならないスピードで戦争と向かい合っている国ではありますね。
戦争情報は年々アップデートされているのでしょう。
ところでこの映画を見てるとモニター越しに敵が爆撃される映像シーンがかなり多用されています。
確かに見どころですが、もういいよ!って思うくらい同じようなシーン多くて。
後半はお笑いウルトラクイズに見えてきちゃいまして笑いそうでした。
そんなわけで7点です。
それなりに悩ませてくれる戦争映画でした。