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「ごらん、世界は美しい」

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カーズ/クロスロード

2017年07月16日 | 映画
カーズ/クロスロード
を観ました。


天才レーサー“マックィーン”。ベテラン・レーサーになりつつある彼に待ち受けていたのは、最新テクノロジーを限界まで追求した新たな世代の台頭と、レース人生を揺るがす衝撃的な大クラッシュだった…。
「いったい自分はいつまで走り続けるのか?」──誰もが直面する人生の大きな壁や、思いがけない挫折、そしてその先に見えてくる新たな道。


ブライアン・フィー監督です。
1作目、2作目から監督が代わったのですね。

1作めはなかなか筋の通ったレーシングアニメでしたが、2作目はかなり子供向けな悪役と対決するような作品に変わっていた記憶があります。
3作目はどうなるのか?という想いがありましたが、原点回帰するようなシンプルなレーシングアニメでした。

伝説のレーサーとなっていたマックィーン。
ライバルたちと切磋琢磨していたところに論理的でデジタルな方法論で躍進を始める若手レーサー達のわかり易いコントラスト。
現実社会と同じようなわかり易い時代の波を表現している物語でした。

毎度ながら絵のクオリティは高くて非常に気持がいいですね。
自然の中を走ってるシーンなど実写に合わせているかのようなリアリティでした。

勝てなくなったベテラン勢がどんどん引退に追い込まれ次はマックィーンな流れ。
新しいスポンサーが付いてマックィーンも新しいトレーナーと共に近代的なトレーニングに挑もうとするが上手くいかず。
正直、このまま近代的トレーニングで若手に立ち向かうのか?とも思いました。
そうしたらそれは斬新だなぁ、とも思いましたが。
やはり王道パターンでマックィーンは古典的な感性の方法論で反撃を始める感じです。
デジタルではこういうのできなかっただろ、デジタルではこういうのはわからないだろ、な展開。

にしてもテンポ感は相変わらず非常に秀逸です。
この尺でよくぞここまでの展開を詰め込むなぁとしみじみと感心しました。
こんなペースでストーリー展開したら尺があまるのでは?後半はどんな流れになるのか?
また別のエピソードが発生するのか?
と少々気にしながら観ていました。
しかし見応えある場面で適切な尺を取り、勿論なクライマックスのレースでしっかり盛り上げ高揚感を作っていて。
結果非常に見事な起承転結になっていた印象です。

クライマックスのレースはビックリな展開でしたが、ストーリー中の伏線がよく効いていて。
全てがそこに帰結している展開は見事でした。

元々たいして詳しくもなく、記憶も曖昧ですが、既存のキャラクターはいつも通りでした。
ただメーターの出番が大分減った気がします。

メインキャスト感無い感じで登場したトレーナーが終盤は大活躍。
まさかのクライマックスでした。
この声優が松岡茉優でしたが非常に素晴らしい声優っぷりだったと思います。
あまりクセがないですが、感情的になったところに少々松岡茉優感が出るくらいで。
元々器用な子だと思っていましたが声優でも全然やれると思います。

次を描くのが難しい展開で終わりましたが、コレで終わりという感じにも描かれていなかったので続編はあるかもですね。
あまり覚えてませんが、前作よりは大分面白くなっていた気がします。


そんなわけで6点。

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