毎度遅れ気味のドラマ批評。
既に新しいドラマが次々と始まっているので、前クールの感想ということになります。
・櫻子さんの足下には死体が埋まっている(フジテレビ)
骨ヲタクでドSキャラの櫻子さんとそれに振り回される周辺の人々が殺人事件を解決していくような独特なサスペンス。
期待値は低かったですが展開やら事件の真相はなかなか見応えありました。
想像以上に重くて悲しく残酷な内容をサラッと描写していました。
観月ありさは意外と需要はまだありそうですね、そんな新しい引き出しを作った気がします。
5点。
・小さな巨人(TBS)
TBS日曜ドラマらしい重厚な内容。
今作はあるあるではありますが、警察内での政治のドロドロをまっすぐ描いたドラマでした。
豪華キャストがみんな熱血で、半沢直樹やら下町ロケットを豊富ととさせます。
何においても香川照之でしょうね、日本中で真似されたのではないでしょうか?
ってか観ている人がみんな無意識に香川照之の顔になっていた気がします。
それくらい物凄いクセでした、コレはまた歴史に刻む熱演だったと思います。
7点。
・フランケンシュタインの恋(日本テレビ)
キノコを研究する女の子が山で何百年生きているという謎の男と出会って、街に降りてきて。
でその謎の男は常識知らずの不器用だけど心優しくて、でもキノコ人間で人に触れると人を病気にさせてしまうという。
まあ、分かり易く言えばシザーハンズ式ってことですね。
表現は違えど共通点は非常に多いですね。
それでいて描写が意外とグロテスクで自分は苦手でした。
二階堂ふみ、綾野剛は実力派なので難解な素材もだいぶ見事にこなしていました。
新井浩文の唄のクセが凄くて耳に残りました。
5点。
・貴族探偵(フジテレビ)
相当独特な探偵もの、主人公の武井咲が毎度それっぽい推理をするが間違えて、貴族探偵のメイドたちが正しい推理をする。
贅沢な豪華キャストの使い方で、かなりのコメディで悪くはないですが。
やはり月9的なコメディという感じでした。
センス的にも毎回の真相的にも嫌いじゃないですが、コメディなのに笑えない感じでした。
相変わらず相葉雅紀の演技には馴染めないものがあります。
6点。
・あなたのことはそれほど(TBS)
奔放系の新婚女性が初恋の男と再会してがっつり不倫して行くお話。
そこそこ社会現象になっていた気がします、世の中の人はなんだかんだ不倫が好きですね。
波留は見るほど可愛く見えてきますが、また新たな引き出しを手にした感じです。
ブログで役に対する苦悩をにじませていましたが、勿論波留がこういう人間ってわけじゃないですからね。
東出昌大のヤバイ夫な演技も怖くて良かったですね。
仲里依紗のおとなしい妻も怖かったです。
全体的に隠しているようで結局洗いざらいな感じのやり取りになるのは清々しさすら感じました。
連ドラとしてハマれるクオリティは十分でした。
7点。
・CRISIS~公安機動捜査隊特捜班~(フジテレビ)
テロリストを相手にする部署の人々が凶悪な敵に立ち向かうお話。
ドラマにしては結構過激な表現がチラホラあり、敵も容赦なく、なかなかのハードボイルドでした。
アクションシーンのクオリティも連ドラにしてはかなりハイレベルでした。
大好きな小栗旬と西島秀俊ということで期待値は高かったですが、ドラマ自体はあまりインパクト無く。
重さも軽さもどっちも中途半端な印象はありました。
大好きな新木優子が見れたのでそれは嬉しかったですが。
4点。
・母になる(日本テレビ)
幸せな家族の3歳の子供が誘拐され行方不明になり死んだと思っていたが中学生になったころ奇跡的に帰ってくる。
しかしその間、別の女性に育てられていたので生みの親と育ての親の間での複雑な関係に皆が困惑し、衝突するお話。
若干八日目の蟬みたいなお話ですが、なかなか迫真のドラマでした。
1話目からいきなりの幸せからどん底へ、かなり激しいアップダウンの展開で。結構泣いてしまいました。
その先も難しいテーマのやり取りが多く、ちょいちょい泣かされました。
若干マンネリ感はありましたが、いいドラマだったと思います。
大好きな沢尻エリカはやはり素晴らしい女優であることを証明したと思います。
小池栄子も相変わらず素晴らしいですが、この人が出てるから八日目の蟬っぽさを感じます。
7点。
・恋がヘタでも生きてます(日本テレビ)
OLたちのシンプルな恋愛事情って感じですかね。
世の女性達が仕事から帰って風呂上がりに缶チューハイ飲みながら見るドラマ、みたいな感じです。
真新しさは無いですけど、規模も小さいですけど、なかなかセクシー描写もあるし、なんかすんなり観れる面白さはありました。
高梨臨を主役にしているのが好感持てます。
そして土村芳が非常に良かったですねー、朝ドラの雰囲気まんまイライラするくらいおっとりなのにセックスを頑張る感じは良いですね。
このドラマで一気に人気上げた気がします。今後ハイセンス系の映画監督に重宝される予感がプンプンしています。
今野杏南もナチュラルにセクシーで、こんな同僚居たらたまらないですね。
内田理央も意外なセクシー悪女役で、ルックス的に不似合いにも思いましたが、現実の悪女ってこんな感じかもですね。
5点。
・人は見た目が100パーセント(フジテレビ)
ファッションもメイクも何もわからない女子もどき3人の恋愛やら成長物語。
かなり斬新なコメディドラマだと思いましたね。
あまり好みではない桐谷美玲ですが、コメディやらせるといい味出しますね。
この手の、モテナイ女の子系の作品を見るといつも「もっとブスじゃないと説得力ないから!」と思うものですが、
脚本がいいせいか、男の自分が観ていても「わかるわー」の連続でした。
ブルゾンちえみの女優っぷりも想像以上に素晴らしかったですね。
ドラマデビューとしては最適の作品って感じですね。
そして水川あさみのコメディセンスが素晴らしい、一番笑わされた気がします。
最近、大好きな成田凌が相変わらずカッコよくて良かったです、が、なかなか謎なキャラでした。
7点。
・孤独のグルメ Season6(テレビ東京)
おじさんがただご飯を食べるだけのドラマ。
シーズン1からのファンな自分にとって、言うまでもなく安定の娯楽作品。
最近出先で一人で食事することも多く、結構メンタルがドキドキしてしまうので心のなかで井之頭五郎状態の独り言を言っています。
6点。
・釣りバカ日誌 ~新入社員 浜崎伝助~2(テレビ東京)
かの有名な釣りバカ日誌のハマちゃんの新入社員時代を描いたドラマの第2弾。
なんというか、もう説明が不要なくらいハッピーでポジティブで凄い元気をもらえるかなり最高のドラマです。
この濱田岳と西田敏行のやり取りは元祖を越えていると思いますね。
そして何より広瀬アリスの最高なこと最高なこと。
コレが男の理想でしょう!と言わんばかりの最高のカップル像ですね。
このドラマはずっとやっていてほしいです、早く続編をやって欲しいです。
8点。
・リバース(TBS)
湊かなえ原作のサスペンス、数年前にやっていたNのためににそっくりなテイスト。
同じ大学出身の青年たちが10年前に起こした事故が今になって掘り起こされ、当時うやむやだった真相が暴かれていく。
狭い範囲で、しかも変わりようの無い過去に起きたことを暴いていく閉塞感のミステリーは好みです。
お互いが実はお互いを疑っていたような、視聴者へのミスリードも多く。
そこそこ衝撃の展開もあり、ただ期待していたほどのオチではなかった。
藤原竜也のこの手の役は非常に見応えある。
ただどうしても夜行観覧車やNのためにと比較してしまうのでそれよりは物足りなかったかな。
5点。
・架空OL日記(日本テレビ)
バカリズム脚本のシュールなドラマ、コントと言っても良さそうですが。
バカリズムがOLになりきって、女子トークやら女子的なやり取りを不思議とリアルに描いていました。
基本会話劇ですが、その内容がバカリズムらしくて毎度毎度引き込まれました。
バカリズムが女装もせずにOLとしてOLに紛れ込んでいるシュールさ以外はなんか普通なんですよね。
こんなセンスいい女子たちのやり取りは楽しそうです。
みんながOLになりたい、そんな風に思ってしまう様なドラマでした。
7点。
・ボク、運命の人です。(日本テレビ)
突然現れた神と名乗る男に運命の女性を知らされ、かなり無理矢理にアプローチして結ばれていくラブコメ。
大好きな木村文乃がヒロインということで観ていましたが、コレめちゃくちゃおもしろかったですね。
自分が抱く理想の恋愛観って完全にこんな感じなのですよね。
長いこと独身やっている自分は、「どうせ恋をするなら世界を救うような恋がいい」とよく嘯きますが。
それを具現化したような。
それでいて男側が健気にピュアに女性にアタックしていき、神の力も借りてロマンチックな奇跡を次々と起こしていくのは毎度テンション上がりました。
そしてうまくいく度に涙を流しました。
木村文乃のこの役のハマりっぷりは最高でした、苦手な亀梨和也と山下智久も全然愛せました。
エンディングの曲もダンスも最高でしたね。
完全に自分の琴線に触れるドラマなのですが、調べると”きょうは会社休みます。”、”世界一難しい恋”と同じ金子茂樹脚本ですね。
主人公の無謀で遠回りな恋が叶っていくパターンの、この人の脚本が天才的で相当好みですね。
9点。
・マッサージ探偵ジョー(テレビ東京)
様々な設定の探偵を毒づくナレーションから始まりながらも、コミュ障の男が天才的なマッサージ技術を使って容疑者をマッサージして、
容疑者たちの筋肉の状態などから犯人やらトリックを推理して解決するドラマ。
実にテレ東ドラマらしいドラマでした。
あまりに個性的で毎回独特の展開があって。
一度は呪いのビデオ的なハンディな映像のまま1話完全にやりきっていて驚かされました。
こういう自由なものづくり環境があるのは素晴らしいと思います。
中丸雄一のドラマって大抵好きですね、エンディングの曲もダンスも妙にくせになります。
小芝風花ちゃんも良かったです。
5点。
・SR サイタマノラッパー~マイクの細道~(テレビ東京)
スマッシュヒットしてたサイタマノラッパーの連ドラバージョンです。
ただ、映画の方は全く観たことが無く、予備知識ゼロで観てました。
ただ愛してやまない山本舞香が観たくて観たくて夢中で観ました。
作品自体は入江悠監督らしく、あまり連ドラを意識していないような映画っぽい内容でした。
とても連ドラの主役やるようなキャストとは思えませんが。
おじさんたちの青春ってかんじで、なんか癒される空気感が心地よいドラマで好みでした。
とにかく山本舞香が可愛くて可愛くて、ただただ目をハートにして観ていました。
この子はどうせ売れっ子になるに決まってますが、もっともっと観ていたいです。
田舎のヤンキーっぽい役でしたが、可愛い役どころで良かったです。
7点。
今クールは突き抜けたドラマは無かったですが、比較的見心地が良いドラマが多かった気がします。
バラエティにも富んでいて飽きが来ないような。
一番良かったのは”ボク、運命の人です。”ですね。とにかく自分好みのラブコメです。
こういう健気でピュアな恋愛が理想です。
”小さな巨人”の香川照之も最高でしたが。
深夜ドラマとは言え山本舞香が見れたのは嬉しかったですね。
既に新しいドラマが次々と始まっているので、前クールの感想ということになります。
・櫻子さんの足下には死体が埋まっている(フジテレビ)
骨ヲタクでドSキャラの櫻子さんとそれに振り回される周辺の人々が殺人事件を解決していくような独特なサスペンス。
期待値は低かったですが展開やら事件の真相はなかなか見応えありました。
想像以上に重くて悲しく残酷な内容をサラッと描写していました。
観月ありさは意外と需要はまだありそうですね、そんな新しい引き出しを作った気がします。
5点。
・小さな巨人(TBS)
TBS日曜ドラマらしい重厚な内容。
今作はあるあるではありますが、警察内での政治のドロドロをまっすぐ描いたドラマでした。
豪華キャストがみんな熱血で、半沢直樹やら下町ロケットを豊富ととさせます。
何においても香川照之でしょうね、日本中で真似されたのではないでしょうか?
ってか観ている人がみんな無意識に香川照之の顔になっていた気がします。
それくらい物凄いクセでした、コレはまた歴史に刻む熱演だったと思います。
7点。
・フランケンシュタインの恋(日本テレビ)
キノコを研究する女の子が山で何百年生きているという謎の男と出会って、街に降りてきて。
でその謎の男は常識知らずの不器用だけど心優しくて、でもキノコ人間で人に触れると人を病気にさせてしまうという。
まあ、分かり易く言えばシザーハンズ式ってことですね。
表現は違えど共通点は非常に多いですね。
それでいて描写が意外とグロテスクで自分は苦手でした。
二階堂ふみ、綾野剛は実力派なので難解な素材もだいぶ見事にこなしていました。
新井浩文の唄のクセが凄くて耳に残りました。
5点。
・貴族探偵(フジテレビ)
相当独特な探偵もの、主人公の武井咲が毎度それっぽい推理をするが間違えて、貴族探偵のメイドたちが正しい推理をする。
贅沢な豪華キャストの使い方で、かなりのコメディで悪くはないですが。
やはり月9的なコメディという感じでした。
センス的にも毎回の真相的にも嫌いじゃないですが、コメディなのに笑えない感じでした。
相変わらず相葉雅紀の演技には馴染めないものがあります。
6点。
・あなたのことはそれほど(TBS)
奔放系の新婚女性が初恋の男と再会してがっつり不倫して行くお話。
そこそこ社会現象になっていた気がします、世の中の人はなんだかんだ不倫が好きですね。
波留は見るほど可愛く見えてきますが、また新たな引き出しを手にした感じです。
ブログで役に対する苦悩をにじませていましたが、勿論波留がこういう人間ってわけじゃないですからね。
東出昌大のヤバイ夫な演技も怖くて良かったですね。
仲里依紗のおとなしい妻も怖かったです。
全体的に隠しているようで結局洗いざらいな感じのやり取りになるのは清々しさすら感じました。
連ドラとしてハマれるクオリティは十分でした。
7点。
・CRISIS~公安機動捜査隊特捜班~(フジテレビ)
テロリストを相手にする部署の人々が凶悪な敵に立ち向かうお話。
ドラマにしては結構過激な表現がチラホラあり、敵も容赦なく、なかなかのハードボイルドでした。
アクションシーンのクオリティも連ドラにしてはかなりハイレベルでした。
大好きな小栗旬と西島秀俊ということで期待値は高かったですが、ドラマ自体はあまりインパクト無く。
重さも軽さもどっちも中途半端な印象はありました。
大好きな新木優子が見れたのでそれは嬉しかったですが。
4点。
・母になる(日本テレビ)
幸せな家族の3歳の子供が誘拐され行方不明になり死んだと思っていたが中学生になったころ奇跡的に帰ってくる。
しかしその間、別の女性に育てられていたので生みの親と育ての親の間での複雑な関係に皆が困惑し、衝突するお話。
若干八日目の蟬みたいなお話ですが、なかなか迫真のドラマでした。
1話目からいきなりの幸せからどん底へ、かなり激しいアップダウンの展開で。結構泣いてしまいました。
その先も難しいテーマのやり取りが多く、ちょいちょい泣かされました。
若干マンネリ感はありましたが、いいドラマだったと思います。
大好きな沢尻エリカはやはり素晴らしい女優であることを証明したと思います。
小池栄子も相変わらず素晴らしいですが、この人が出てるから八日目の蟬っぽさを感じます。
7点。
・恋がヘタでも生きてます(日本テレビ)
OLたちのシンプルな恋愛事情って感じですかね。
世の女性達が仕事から帰って風呂上がりに缶チューハイ飲みながら見るドラマ、みたいな感じです。
真新しさは無いですけど、規模も小さいですけど、なかなかセクシー描写もあるし、なんかすんなり観れる面白さはありました。
高梨臨を主役にしているのが好感持てます。
そして土村芳が非常に良かったですねー、朝ドラの雰囲気まんまイライラするくらいおっとりなのにセックスを頑張る感じは良いですね。
このドラマで一気に人気上げた気がします。今後ハイセンス系の映画監督に重宝される予感がプンプンしています。
今野杏南もナチュラルにセクシーで、こんな同僚居たらたまらないですね。
内田理央も意外なセクシー悪女役で、ルックス的に不似合いにも思いましたが、現実の悪女ってこんな感じかもですね。
5点。
・人は見た目が100パーセント(フジテレビ)
ファッションもメイクも何もわからない女子もどき3人の恋愛やら成長物語。
かなり斬新なコメディドラマだと思いましたね。
あまり好みではない桐谷美玲ですが、コメディやらせるといい味出しますね。
この手の、モテナイ女の子系の作品を見るといつも「もっとブスじゃないと説得力ないから!」と思うものですが、
脚本がいいせいか、男の自分が観ていても「わかるわー」の連続でした。
ブルゾンちえみの女優っぷりも想像以上に素晴らしかったですね。
ドラマデビューとしては最適の作品って感じですね。
そして水川あさみのコメディセンスが素晴らしい、一番笑わされた気がします。
最近、大好きな成田凌が相変わらずカッコよくて良かったです、が、なかなか謎なキャラでした。
7点。
・孤独のグルメ Season6(テレビ東京)
おじさんがただご飯を食べるだけのドラマ。
シーズン1からのファンな自分にとって、言うまでもなく安定の娯楽作品。
最近出先で一人で食事することも多く、結構メンタルがドキドキしてしまうので心のなかで井之頭五郎状態の独り言を言っています。
6点。
・釣りバカ日誌 ~新入社員 浜崎伝助~2(テレビ東京)
かの有名な釣りバカ日誌のハマちゃんの新入社員時代を描いたドラマの第2弾。
なんというか、もう説明が不要なくらいハッピーでポジティブで凄い元気をもらえるかなり最高のドラマです。
この濱田岳と西田敏行のやり取りは元祖を越えていると思いますね。
そして何より広瀬アリスの最高なこと最高なこと。
コレが男の理想でしょう!と言わんばかりの最高のカップル像ですね。
このドラマはずっとやっていてほしいです、早く続編をやって欲しいです。
8点。
・リバース(TBS)
湊かなえ原作のサスペンス、数年前にやっていたNのためににそっくりなテイスト。
同じ大学出身の青年たちが10年前に起こした事故が今になって掘り起こされ、当時うやむやだった真相が暴かれていく。
狭い範囲で、しかも変わりようの無い過去に起きたことを暴いていく閉塞感のミステリーは好みです。
お互いが実はお互いを疑っていたような、視聴者へのミスリードも多く。
そこそこ衝撃の展開もあり、ただ期待していたほどのオチではなかった。
藤原竜也のこの手の役は非常に見応えある。
ただどうしても夜行観覧車やNのためにと比較してしまうのでそれよりは物足りなかったかな。
5点。
・架空OL日記(日本テレビ)
バカリズム脚本のシュールなドラマ、コントと言っても良さそうですが。
バカリズムがOLになりきって、女子トークやら女子的なやり取りを不思議とリアルに描いていました。
基本会話劇ですが、その内容がバカリズムらしくて毎度毎度引き込まれました。
バカリズムが女装もせずにOLとしてOLに紛れ込んでいるシュールさ以外はなんか普通なんですよね。
こんなセンスいい女子たちのやり取りは楽しそうです。
みんながOLになりたい、そんな風に思ってしまう様なドラマでした。
7点。
・ボク、運命の人です。(日本テレビ)
突然現れた神と名乗る男に運命の女性を知らされ、かなり無理矢理にアプローチして結ばれていくラブコメ。
大好きな木村文乃がヒロインということで観ていましたが、コレめちゃくちゃおもしろかったですね。
自分が抱く理想の恋愛観って完全にこんな感じなのですよね。
長いこと独身やっている自分は、「どうせ恋をするなら世界を救うような恋がいい」とよく嘯きますが。
それを具現化したような。
それでいて男側が健気にピュアに女性にアタックしていき、神の力も借りてロマンチックな奇跡を次々と起こしていくのは毎度テンション上がりました。
そしてうまくいく度に涙を流しました。
木村文乃のこの役のハマりっぷりは最高でした、苦手な亀梨和也と山下智久も全然愛せました。
エンディングの曲もダンスも最高でしたね。
完全に自分の琴線に触れるドラマなのですが、調べると”きょうは会社休みます。”、”世界一難しい恋”と同じ金子茂樹脚本ですね。
主人公の無謀で遠回りな恋が叶っていくパターンの、この人の脚本が天才的で相当好みですね。
9点。
・マッサージ探偵ジョー(テレビ東京)
様々な設定の探偵を毒づくナレーションから始まりながらも、コミュ障の男が天才的なマッサージ技術を使って容疑者をマッサージして、
容疑者たちの筋肉の状態などから犯人やらトリックを推理して解決するドラマ。
実にテレ東ドラマらしいドラマでした。
あまりに個性的で毎回独特の展開があって。
一度は呪いのビデオ的なハンディな映像のまま1話完全にやりきっていて驚かされました。
こういう自由なものづくり環境があるのは素晴らしいと思います。
中丸雄一のドラマって大抵好きですね、エンディングの曲もダンスも妙にくせになります。
小芝風花ちゃんも良かったです。
5点。
・SR サイタマノラッパー~マイクの細道~(テレビ東京)
スマッシュヒットしてたサイタマノラッパーの連ドラバージョンです。
ただ、映画の方は全く観たことが無く、予備知識ゼロで観てました。
ただ愛してやまない山本舞香が観たくて観たくて夢中で観ました。
作品自体は入江悠監督らしく、あまり連ドラを意識していないような映画っぽい内容でした。
とても連ドラの主役やるようなキャストとは思えませんが。
おじさんたちの青春ってかんじで、なんか癒される空気感が心地よいドラマで好みでした。
とにかく山本舞香が可愛くて可愛くて、ただただ目をハートにして観ていました。
この子はどうせ売れっ子になるに決まってますが、もっともっと観ていたいです。
田舎のヤンキーっぽい役でしたが、可愛い役どころで良かったです。
7点。
今クールは突き抜けたドラマは無かったですが、比較的見心地が良いドラマが多かった気がします。
バラエティにも富んでいて飽きが来ないような。
一番良かったのは”ボク、運命の人です。”ですね。とにかく自分好みのラブコメです。
こういう健気でピュアな恋愛が理想です。
”小さな巨人”の香川照之も最高でしたが。
深夜ドラマとは言え山本舞香が見れたのは嬉しかったですね。