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スパイダーマン:ホームカミング

2017年08月18日 | 映画
スパイダーマン:ホームカミング
を観ました。


ベルリンでのアベンジャーズの戦いに参加し、キャプテン・アメリカからシールドを奪って大興奮していたスパイダーマン=ピーター・パーカー。
昼間は15歳の普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのトニー・スターク=アイアンマンから貰った特製スーツに身を包み、NYの街を救うべく、ご近所のパトロールの日々。
そんなピーターの目標はアベンジャーズの仲間入りをし、一人前の<ヒーロー>として認められること。
ある日、スタークに恨みを抱く宿敵”バルチャー”が、巨大な翼を装備しNYを危機に陥れる。
アベンジャーズに任せておけというスタークの忠告も聞かずに、ピーターはたった一人、戦いに挑むがー。


初めましてなジョン・ワッツ監督です。

アメイジング・スパイダーマンが途中で終わってしまい非常に消化不良な印象が強いスパイダーマンです。
なのでアベンジャーズを絡めて再始動って感じでしょうか。

主演もトム・ホランドに変わっています。
この子は僕の映画史でも泣ける映画のトップクラスのインポッシブルで長男を演じていた子ですね。
あっという間に青年になりますね。

冒頭、シビルウォーでちょっと出てきたスパイダーマンのシーン、そこをスパイダーマン目線で描いたシーンから始まりなかなか上手い創りだと思いました。
先にアベンジャーズスタートという新たなパターンの構築ですね。
なのでストーリー的にもシビルウォーの直後という設定でした。

本編はアイアンマンが少し出てきますが、殆ど出てきません。
なので純粋にスパイダーマンだけでアベンジャーズ感は薄めです。

基本チャラい愚かな若者たちを描くような作品になっていました。
なぜスパイダーマンになったか?みたいな描写が無かったように思いました。
しかも作った液体と貰ったスーツで糸を出していたのでポテンシャル無関係に思えましたが、そこはどういう設定なのでしょう?

主役も周囲の人間もおろかで人の話を聞かないパターンが多かったです。
一旦ミスをしてからのリカバリーみたいな展開の繰り返しでしょうか。

スパイダーマン特有の街を駆け巡る爽快感の映像はほぼ無かったです。
一つ高いところで人助けするシーンはかなり股間が縮こまる様な凄い映像でした。

スクールライフな片想い展開を柱に悪人たちの企みを防ぐって感じです。
敵はスパイダーマンの手に余るのでアイアンマンに咎められるのに、
出世欲が強いスパイダーマンはその忠告を聞かないという。
でも当然ながらそのスタイルが功を奏するパターンです。

コメディ要素は非常に多いですが、かなりチープなベタなタイプのものですね。
正直、かなりのスベりっぷりでした。

主演のトム・ホランドはハンサムさと可愛さの中間みたいな現在で。
役の設定的には合っていたと思います。
ただ大作の主演にしてはまだ存在感の弱さはある気がします。

悪役をマイケル・キートンがやっていました。
やはりいい味出しています。
単純な悪では無く、ちょっと複雑な事情がある感じの悪役は最適ですね。

片想いの相手のリズをローラ・ハリアーって子が演じていました。
このポジションにしては珍しく黒人系の可愛い女の子で斬新に思いました。

賢い同級生を演じていたゼンデイヤって子はなかなか存在感ありました。

ロバート・ダウニーJrは少ない出番で無理やり感じを出している感じです。
なんかイチイチ極端に思えましたが、そこは脚本や演出の問題ですね。

元々あまり面白いと思わないスパイダーマン映画ですが、中でもいちばん低評価かも知れません。
映像もストーリーもコメディも過去のどれよりも低レベルに感じました。


そんなわで5点。

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