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ハングオーバー!!!最後の反省会

2013年07月21日 | 映画
ハングオーバー!!!最後の反省会 を観た。


ミスター・チャウ(ケン・チョン)はバンコクの刑務所をあっさりと脱獄する。
一方相変わらず破天荒に社会を賑わすアラン(ザック・ガリフィアナキス)。
父親を中心に親族、友人が集まりアランを施設に入れることにし、友人のフィル(ブラッドリー・クーパー)、ステュ(エド・ヘルムズ)、ダグ(ジャスティン・バーサ)はアランを乗せ車を走らせる。
しかしその道中ギャングに襲われチャウを引き渡せ!とダグを人質に取られてしまう。
チャウの居場所などしらないフィル達だが、アランがチャウの友人だからとギャングは容赦ない。
かくしてフィル達はチャウとアランとギャングのハチャメチャなやりとりに巻き込まれる。


って話。

過去二作、過激なコメディでカルト的な人気を持つこのシリーズ。
上品な育ちの僕にはちょいと下品すぎて嫌になる感じもありましたが、容赦なく笑わせてくれるのも確かですね。

そんなわけで最後の作品っぽい感じのサブタイトルが付いた今作。

残念ながらいつもの二日酔い設定ではありませんでした。
その辺でちょっと期待外れというか、いつものらしさは影を潜め普通のアクション・コメディ映画に近づいてしまった感があります。

全員が記憶を無くす極限の二日酔い。
目の前には恐るべき惨状、一体昨日酔った時に俺たちは何をしたんだ???
そうして前日の自分たちの行動を辿る・・・という斬新な設定が素晴らしかったので。
すぐ記憶を無くす酒飲みの自分には嬉しくなるような設定でした。

今作は二日酔いは無く極悪非道、情け容赦無いチャウを巡るドタバタ劇。
今まで強烈な脇役だったチャウが一気に物語の中心になってしまいました。
コイツがまた強烈なのでそうしたくなる制作陣の気持ちもわかりますけどね。

極限の不運とアホな友人をテーマにしつつも最後にはそれなりにうまい事まとめますね。

やってることは実に馬鹿げていてやりとりも非現実的ですが、
人間関係のやりとりは意外にリアルだな、と思わされます。
嫌いな奴に嫌ってることを気付かれない様に振る舞うが、実は嫌っている事がバレていて。
でも嫌われ者が悪いからこの際洗いざらいしてしまいとことん破綻していってしまうという。

そこからの持ち返しも含め見事ではありますね。


そんなわけで5点です。


まあ、やはりその辺のコメディよりはブラックだし笑えます。

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