僕はほぼ毎日ラーメンを食べる。
ラーメンが好きなわけでは無く思い出作りの為に。
先日もとあるラーメン屋に行った。
田舎にあるラーメン屋でファミレス位の敷地。
店内もファミレス位の広さがあった。
人生でも最大級の大きさのラーメン専門店だなと思った。
真冬の深夜の凍えるような風の中、バイクで体はさらに冷えきっていた。
入り口付近に置かれた券売機の前でメット片手にヘッドホンを聞きながら
何を食べようかな・・・と色々と情報を探っていた。
時間も時間なだけに店内はガラガラだった。
すると遠くの方から店員が駆け寄ってきた。
メガネをかけた弱々しいルックス。
その走り方を見た時点で僕はもう
ああ・・・仕事できない子だな・・・と思った。
ヘッドホンを外し待ち受ける。
案の定のたどたどしい「い・・・いらっしゃいませ・・・」
しかし次のフレーズで僕は凍りつく。
「・・・お客さまは二名様でよろしいですか?」
振り返る僕
「・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・」
「え?え?何?何?怖いんですけど!怖いんですけどー!」
と心の中で叫んでしまった。
ヘッドホンをしてたからすぐ後ろに次の客が来ていたのを気づかずに券売機の前のスペースをデリカシー無く占領してしまうという失態を犯していたんじゃないか?とも自分を責めた時もあったが、
誰も居ない。
そもそもこんなに見晴らしがいいだだっ広い店内である。
人が居たらすぐわかるであろう。
それなのに1人を2人に見間違うことなどあるのだろうか?
僕は声を震わせながら
「いえ・・・ひ、一人ですけど・・・」
と答えた。
できない君は「かしこまりました」と何事も無かったように去っていった。
その後も僕は何度も振り返った。
ひょっとして死角になっていて見えてなかっただけか?と自分に言い聞かせながら。
しかし誰も居なかった。
徐々にその店員に怒りを感じ始めていた。
他にも失敗だらけ。
未だ食券を買ってないのに食券を預かりますと言ってきたり。
お前が他のテーブルに呼ばれてバタバタしてるうちに他の店員が来たから食券を渡したら
くつろいでる僕に対して、食券を預かりますと言ってきたり。
応用きかせろや!
と思い
「もう渡したから!」
と怒鳴ってしまったのでした。
それは少なからず僕が怯えていたからこその苛立ちだったのであろう。
ラーメンが好きなわけでは無く思い出作りの為に。
先日もとあるラーメン屋に行った。
田舎にあるラーメン屋でファミレス位の敷地。
店内もファミレス位の広さがあった。
人生でも最大級の大きさのラーメン専門店だなと思った。
真冬の深夜の凍えるような風の中、バイクで体はさらに冷えきっていた。
入り口付近に置かれた券売機の前でメット片手にヘッドホンを聞きながら
何を食べようかな・・・と色々と情報を探っていた。
時間も時間なだけに店内はガラガラだった。
すると遠くの方から店員が駆け寄ってきた。
メガネをかけた弱々しいルックス。
その走り方を見た時点で僕はもう
ああ・・・仕事できない子だな・・・と思った。
ヘッドホンを外し待ち受ける。
案の定のたどたどしい「い・・・いらっしゃいませ・・・」
しかし次のフレーズで僕は凍りつく。
「・・・お客さまは二名様でよろしいですか?」
振り返る僕
「・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・」
「え?え?何?何?怖いんですけど!怖いんですけどー!」
と心の中で叫んでしまった。
ヘッドホンをしてたからすぐ後ろに次の客が来ていたのを気づかずに券売機の前のスペースをデリカシー無く占領してしまうという失態を犯していたんじゃないか?とも自分を責めた時もあったが、
誰も居ない。
そもそもこんなに見晴らしがいいだだっ広い店内である。
人が居たらすぐわかるであろう。
それなのに1人を2人に見間違うことなどあるのだろうか?
僕は声を震わせながら
「いえ・・・ひ、一人ですけど・・・」
と答えた。
できない君は「かしこまりました」と何事も無かったように去っていった。
その後も僕は何度も振り返った。
ひょっとして死角になっていて見えてなかっただけか?と自分に言い聞かせながら。
しかし誰も居なかった。
徐々にその店員に怒りを感じ始めていた。
他にも失敗だらけ。
未だ食券を買ってないのに食券を預かりますと言ってきたり。
お前が他のテーブルに呼ばれてバタバタしてるうちに他の店員が来たから食券を渡したら
くつろいでる僕に対して、食券を預かりますと言ってきたり。
応用きかせろや!
と思い
「もう渡したから!」
と怒鳴ってしまったのでした。
それは少なからず僕が怯えていたからこその苛立ちだったのであろう。