メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

THE MANZAI 2011

2011年12月19日 | お笑い
M-1の後継番組として始まったようなTHE MANZAI。

予選の時点でイマイチ熱く慣れないものがありましたが本番はめっさ面白く観れました。
まあ自分は出かけて居たので翌日ビデオでゆっくりじっくりと拝見しました。

例年のM-1同様勝手に好き放題書かせてもらいますのであしからず。



Aグループ

・囲碁将棋
一発目としてなかなか相応しいネタだったなと思いました。
このコンビのおかげで見事にあったまりましたね。
残念ながら残るには厳しいですが。

・チキチキジョニー
売れっ子芸能人に毒づくという漫才ですね。
思ったより見れたので意外でした。
こういう笑いの取り方って基本邪道だと思うのでよりセンスを求めますがその辺は皆無でした。
所詮女性の芸人のセンスはこの辺までかな?って痛感させられました。
このネタを高校生がやってたら、おお頑張ったな、って思うでしょうがプロがやってるのは悲しいです。
正直全組の中で最下位です。

・ナイツ
流石のナイツで爆笑でした。
そもそも漫才のスタイルのレベルが高すぎます。
重なってるようで絶妙に重なっておらず二人の言葉で殆どの時間が埋め尽くされているのに緩急があって。
一つ一つのボケ、ツッコミも面白いのに数も凄いです。
「上加賀まりこ、じゃ下誰なんだよ!」いいですね。

・磁石
王道漫才ですが全然良かったと思います。
華が無いのか、インパクトが無いのかその辺でちょっと世間受けが物足りないですがレベル高いと思います。
まあ芸人としては致命的かもしれませんが。


Bグループ

・Hi-Hi
結構見てきたコンビですが中堅だけあって緊張を感じさせない小慣れた漫才で面白かったです。
テンポもいいしオリジナリティも強いです。

・テンダラー
冒頭に本人たちも言ってましたがHi-Hi同様中堅で安定感があって上手です。
長いこと見てきたコンビですが面白かったです。
今回の出場組の中でもっともど真ん中の関西の漫才をやっていたと思いました。
全然好きでした。

・スリムクラブ
相変わらずの間合い、ワードセンス。
非常にレベル高いお笑いだと思います。
僕の中では僅差でHi-Hiより上で決勝に残るべきだったと思います。
冒頭の「宗教です!」から世界を平和にするくだりの後の「小さな打ち上げをしたい」ってのも最高でした。
素晴らしいセンスをしていると思います。

・ハマカーン
コレはコレでインパクトもあって分かりやすくて面白かったです。
世間的な受けもきっと悪くないと思います。
かませ犬的なポジションな気もしますが、大会に残ったのは納得です。


Cグループ

・学天即
チキチキジョニーと並んで最下位でしょうか。
ちょっと決勝のレベルにない気がしてしまいました。

・博多華丸・大吉
まさに円熟のベテランならではの漫才で非常に面白かったです。
一番余裕を感じさせる漫才で一番安心して観れました。

・アルコ&ピース
元々結構評価高めのコンビですが僕の中では期待を越えてくれなかったです。
他の芸人さんイジリとか要らなかったかな?と思ってしまいちょっと冷めてしまいました。
替え歌は美味いですが斬新さもかけていたと思ってしまいました。

・パンクブーブー
流石に漫才上手で面白かったです。
一番笑ったかもしれません。
文章の死角を突く展開、テンポもセンスも素晴らしいです。
廃病院に「呪われながら入っていったんだよ」「もう?!」ってのは最高でした。


Dグループ

・エルシャラカーニ
元々低評価のコンビだったのですがめっさ面白かったです。
ずっと同じ歌い間違いの展開の中、急に差し込んで来た
「ひよこって毒あるんだぜ」
のくだりは最高でしたね。

・千鳥
今大会の中で圧倒的に支持している千鳥。
元々大ファンってのもあるのですが、こういう賞レースではイマイチ受けないので不安でした。
しかしめっちゃウケててとても嬉しかったです。
スリムクラブとはまた違いますがとことんセンス勝負な漫才。
漫才のスタイル自体は相当古典的ですが中身が個性的過ぎます。
「白平、川口タイプのゴールキーパーでした。飛び出すタイプのゴールキーパーでした。」のくだりは腹よじれました。
ああいうのを放りこんで来るから変えが効かないコンビなのです。
智弁和歌山を3回使って次はどうするのだろう?とちょっと不安に思いましたが、なでしこジャパンの変更のタイミング、センスが流石だと思いました。

・ウーマンラッシュアワー
このネタはもう何回見たかわかりませんが、完成度高くて素晴らしいですね。
ただ欠点はこのネタばかりやっていることですね。
爆発力もあるのでお初見ならば可能性はあったと思うのですが。
流石に新しいネタおろしてこないとこういう大きな大会じゃ厳しいんじゃないか?と思ってしまいました。

・銀シャリ
何時もの銀シャリで安定感あって素晴らしかったです。
元々好きでずっと見続けてきているコンビなのでワイルドカードに残って嬉しかったです。
上手いんですけど爆発力にかけるのかなぁ。



決勝はそれなりに納得出来る面子でしたね。

正直漫才の質、スタイル、完成度という点ではナイツとパンクブーブーが抜けて居ると思いました。
しかもボケがツッコミに反応するか、スルーするかの違いだけであってテンポ、スタイル、ツッコミ方は非常に似てるなぁと感じました。


・Hi-Hi
残った中だとどうしてもHi-Hiがかませ犬的なポジションになってましたが勢いはありましたね。
ウケてたし面白かったです。

・ナイツ
爆笑ですね。
この日のハイライトだったと思います。
圧倒的に面白い、チャンピオンのネタだったと思います。
「のりピーーー」「ドラマのヘロイン」「一つやらかした」のたたみかけに呼吸は止まりそうでした。

・パンクブーブー
悪くないネタでしたが、このスタイルだと一本目より温度感下がるとちょっと厳しいかなと思いました。
欠点という欠点はないのですが、とにかく盛り上がりに欠けてしまったという感想でした。
ちょっとM-1時のネタと似てたってのもあるのかもしれませんが。

・千鳥
一本目と変わらず面白いですね。
やはり替えの効かないセンスで素晴らしいです。
「きしもっとぉー、です」などを放りこんで来るのがいいのです。
やはり穴子を3回続けてドキドキしましたが、4回目はひな人形という展開は素晴らしすぎました。
千鳥は個性的なネタが沢山あるので全然違うネタも観たかったですが、そこがちょっと優勝に届かなかったのかな?と思いました。


結果視聴者の票が一番低かったパンクブーブーの優勝は若干疑問が残りましたが、予選からトータルで一番高得点を出し続けて来たので納得ではあります。
ただし圧倒的にウケていたナイツが優勝するべきだったというのは僕の意見ですね。

いずれにせよ非常に楽しい番組で芸歴あっても出れるのでM-1よりレベル高くて良かったです。

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