メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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チャンプ

2008年07月17日 | 映画
チャンプを観た。

ボクシングの元世界チャンピオンのビリー(ジョン・ボイド)は今は酒とギャンブルに溺れ妻にも逃げられ駄目男。
しかし8歳くらいの息子T・Jとそれなりに幸せに暮している。
T・Jは父の事をチャンプと呼び、とにかく健気に父が好きで仕方ない。
飲んだくれて帰ってくる父の世話を一生懸命する。
父はそんな息子を大事に思うが息子の僅かな貯金さえギャンブルに使ってしまう。
しかしそのギャンブルで大金を手に入れ、仲間達にプレゼントを与える。
そして息子には競走馬をプレゼントした。
とても喜んだT・Jは馬を愛しレースに出すが馬は怪我をしてしまう。
そこで出会ったおばはんアニーは実はT・Jの母、ビリーの元妻。
アニーは自分のデザイナーの夢を叶え、学者と再婚しお金持ちになっている。
T・Jには母は死んだ事にしている。
父親は相変わらずギャンブルで失敗を繰り返し、元妻に借金の無心に行き自分の駄目さを感じる。
そして喧嘩で警察に捕まった事をきっかけにT・Jをアニーの元へやってしまう。
そこでアニーは自分が母親である事を告げるが、T・Jはチャンプと暮したいと泣き叫ぶ。
そして再び父子で暮し始める。
そんなに自分を愛する息子のためにビリーは再びチャンピオンを目指す事を決意しトレーニングに励む。

試合前にアニーに再婚を求めるが断られる。

そしてお約束の苦しい展開から大逆転してチャンピオンに返り咲く。
しかし極限を越えていたビリーは倒れ控え室でT・Jに見守られながら死ぬ。

そしてアニーがT・Jを抱きしめる。



超泣けます。
ベタだけどこの時代ならではの熱い映画って感じで名作です。
ジョン・ボイドや息子役の子の演技があまりに迫真で泣かずにはおれません。
ストーリーもシンプルでいいです。
息子の健気さがたまりません。
父の事をチャンプって呼ぶ感じもたまりません。

全ての創作物は過去の創作物に拘束されるので全く新しいものでも作らない限り後になれば損をする事が多い。
そういった意味合いではこの時代までの映画には迷いを感じないのでそこらへんが好きです。
変にひねりを加えたりする必要がないので。


そんなわけで9点。

タイトルがピンとこなかったので油断してみたが泣いてしまった。
愛と涙が詰まった名作と思いました。
素直に泣きたいときに観るといいよ。

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