メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

安らげる場所

2008年07月18日 | なんとなく書いてます
何となくこんな感じで月日は過ぎていってしまうような
恐怖感が僕を捕らえている

歳をとった分だけ無意識に経験を活かしてしまい
大げさに喜んだり悲しんだりしなくなってしまった
感情の振れ幅は日に日に小さくなり
右肩下がりに憂いの方角へ堕ちてゆく

人生にはもっと胸躍るようなワクワクが
いつでも用意されているべきだとおもうのだが

ギターを手にしても何も浮かばない
湧き出るメロディの泉は涸れたらしい

いい音楽を聞いたり
いい映画を観たり
かっこいい生き様に触れたり
小さな刺激で突っ走れた若い頃の僕は何処かへ居なくなった

幼い頃
僕がベッドで寝ているといつも母親が起こしにきた
寝ぼけた僕がゆっくりゆっくりとベッドから出て部屋を出ると
母親はいつも階段の一番上の段に座っていた
おんぶして1階まで降りるから背中に乗りなさいという合図だった
もう十分に一人で降りられる歳だったと思うが
母親は僕を溺愛してくれた
眠い僕はそれに甘えた
大きな母親の背中は僕にたまらなく安らぎを与えた

いつからかはまるで覚えてはいないが
母親に起こされ部屋を出ても
階段に母親の背中は無くなっていた

どれだけ歳をかさねたとしても
誰にでも弱さはあり
誰にでも打ちのめされる夜がある

酒を飲んでもそれは母親の背中と違う

この悲しみをどうすればいいの?
誰が僕を救ってくれるの?

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