メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

フラットライナーズ

2017年12月26日 | 映画
フラットライナーズ
を観ました。


医学生のコートニーは、“人は死んだらどうなるのか?”という好奇心で<禁断の臨死実験>に挑む。
「私の心臓を止めて1分後に蘇生してほしい。」死後の世界を垣間見た彼女は、突然ピアノを弾けるようになるなど不思議な能力が覚醒する。
その驚くべき光景を目の当たりにした仲間たちは3分…5分…と臨死時間を競い合うかのように延ばしエスカレートしていくが、臨死《7分》が過ぎた時、そこには想像もつかない恐ろしい代償が待っていた――。


ニールス・アルデン・オプレヴ監督作品です。
おそらく初めましてな監督です。

予告編がなかなか興味をそそるシンプルに観たくなる映画だったので観てみました。
予告編や上記のあらすじが若干誇大広告な感じもありますが、だいたい想像した通りの作品で素晴らしかったです。

序盤に臨死体験の科学的な見解を軽く触って、そこから人工的に臨死体験をする手段を見出し学生たちが夜な夜な地下室でこっそりと臨死体験をする感じです。
このコソコソ感はまず楽しいです。

主人公の発案にみんな反論しつつも徐々にその副作用に見せられ5人中4人が臨死体験をします。
その臨死体験中の映像がめちゃくちゃ気持ち良かったです。
臨死体験というのはちょっと個人的に半信半疑ですが映像化するならこういう感じだろうなーというパーフェクトさがありました。
人によって全然、映像の種類が違うのも良いのですが。
最初にやった主人公はどんどん浮き上がっていき、かなりのふわふわ感で街の上空を飛び回りかなり気持ち良かったです。

ただその臨死体験のなかにみんなとある怖い要素を観ます。
それが今作のキモです。
皆が人生で犯してきた、罪悪感のようなものが浮き上がって来てしまい、
蘇生してからもそれらの亡霊のようなものに取り憑かれてしまいます。

そんなわけでSFサスペンスな映画かと思っていましたが、半分はがっつりホラーですね。
ホラーの導入はなかなかいい感じの恐怖演出ですが、場面場面のオチは基本的にいきなりバン!な驚かしです。
静かにしてからのいきなり爆音のバン!は大嫌いですが、
基本的にもう”来るぞ、来るぞ”というわかり易すぎるフリが必ず入るのでまあ大丈夫でした。

そして個人的にはかなり印象に残るパターンの驚き展開もあります。
サイコや15ミニッツに通ずるような。。。

何か全般に漂う切なさと過去と向き合う教訓的なメッセージ性はいい感じでした。
アーティスティックな映像世界と幻想的な要素も好みです。
メインキャストたちの仮死状態の演技がなかなか良かったです。

主役は自分の大好きな映画JUNOでお馴染みのエレン・ペイジです。
すっかり大人になりましたが、やっぱりJUNOの感じは強いですね。
今作もJUNOのあの女の子が育ったあとに見えなくも無かったです。
独特の可愛さの魅力が良いですね。
演技も非常に上手で魅力的です。

ディエゴ・ルナはローグワンの印象がありますがワイルドハンサムで男も憧れるようなカッコよさがあります。
今後もっと売れて欲しい役者の一人です。

ニーナ・ドブレフは後半、主役っぽくなりますが美人でした。

ジェームズ・ノートンもなかなか存在感あって良かったです。

カーシー・クレモンズはジャスティス・リーグで見かけましたが、今後の活躍が期待されます。

期待した通りの面白さがある映画でした。
映像が気持ちいいので劇場で観ることを推奨する作品ですね。


そんなわけで7点。

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