リベンジgirl

リベンジgirl
を観ました。


東大首席卒業、ミスキャンパス・グランプリ。性格以外は超完璧な宝石美輝（桐谷美玲）が、政治家一家の御曹司・裕雅（清原翔）にまさかの失恋。
彼女が決めた恋の“リベンジ”は、「総理大臣になる」こと。
しかしひょんなことから秘書を務めることになった俊也（鈴木伸之）の厳しいレッスンを受けるうち、彼女のなかに別の気持ちが生まれていく。
政治なんて興味なかったはずなのに。わたしは完璧だったはずなのに。ーー大キライだったはずなのに。
美輝の選挙の行方は？そしてリベンジから始まった新しい恋の行方は？


三木康一郎監督作品です。
今までなかなか低評価してきた、苦手な監督さんではあります。
知らずに観に行きましたが、観終わって監督を知って納得な作品ではありました。

わかり易い主人公のキャラ。
絶頂からの転落な前フリで。

あまり情報無く観に行ったのですが、リベンジって典型的な見返してやるパターンと思ってましたが、
予想外に総理大臣になって見返すという展開は斬新でした。
どこまで参考になるのかはわかりませんが、総理大臣の目指し方が少しわかりました。

基本的に場面場面は単純で都合のいい描写になっています。
映画の作り方の教科書を観て作ったような。
通して観ると結構不自然には思えてしまいます。

コミカルな雰囲気はありますが、コメディな要素は無いというか。
予定調和な展開でだいたいシリアスな展開になってしまいます。
この手の作品でシリアスを強めに出されてもちょっと・・・とは思います。

元々あまり好みでは無い桐谷美玲ですが、今作は非常に美人に見えました。
演技はやっぱりあまり好みではないですが。
主演に相応しい美貌と存在感はありました。

鈴木伸之は最近活躍が目覚ましいですね。
しかも色んな役をやるので素晴らしいと思います。
その中では今作は普通の役どころで妥当な仕上がりでした。

好みの馬場ふみかが珍しくぶりっこかわいこちゃんな役で出ていて嬉しかったです。
何故かクールな役が多い印象ですが、柔らかそうな見た目の雰囲気があるのでこういうぶりっこ役の方が様になる気がします。

佐津川愛美も最近そこそこインパクトある役が多く活躍してますね。
どの作品でも役以上の印象を残している気がします。
何か影のある感じが良いのでしょう。
今作でもそんな良さが出てました。

リベンジの対象の清原翔はなかなかハンサムですが、
いくらなんでもクズキャラ過ぎて不自然でした。
作風がそこまでコメディでは無いのでこんな極端な悪役が居ると不自然でしか無いです。
ここまで明確な勧善懲悪構造を作らなくても・・・とは思います。

斉藤由貴は密かに今年のブレイク女優な気がしますね。
今作では強気でキャリアウーマンな政治秘書役で様になってました。

ドラマ”明日の約束”でちょっと気になってた竹内愛紗も出ていて嬉しかったですね。

まあ、映画としてはちょっと厳しいですかね。
わざわざ劇場に見に行くほどでも無いとも思いました。


そんなわけで4点。