ブラウン管ベイビー

最近凹んで居た。

最近ひどく凹んで居た。

最近テレビでも買おうかなと思っていた。

しかしケチんぼな僕はテレビなんて見れればいい。
見れるテレビがあるのに買い換える必要など無い。
と考える。

僕は映画館に居るのが好きだし、
テレビではライトなバラエティを見るのが主だし。

でもね、なにか変えないと気分が一向に変わらない。
部屋の中で最も僕の視線を集めているテレビを変えてみようかな？
とも思ったわけさ。

そもそもが壊れかけのブラウン管テレビだしね。

ずっと狙ってたテレビが型落ちするのを待ってて、
見事に型落ちして生産終了して在庫処分時期になったので。

近頃何件も大手量販店を巡ってそのテレビの調査をしていました。
上記の理由からそこまで本気で買うつもりは無かったけどね。

隣町の大手量販店に初めて行ってみると連休だってのにテレビ売り場がガラガラで。
何かいい感じだなって思って。

話しかけてきた店員さんがそんなに嫌いなタイプじゃなくて。
その人売り場担当だったけど正直そのテレビ、そのメーカーに関しては僕のほうが詳しくて。
各店舗での値段やカカクコムでの価格変動、液晶パネルの性能、モーションフローの性能など、
僕のほうが詳しくてちょっとタジタジしてたけど、何か時々その人が放つ
「危ないっすねぇ」と言う意味不明のフレーズがちょっと面白くて話し込んでしまい、
そんで買ってしまおうかなって気分になってね。

陽気な感じのお兄さんなのに、
僕がそんなに嫌味にならない程度に知識を披露すると、
たまにシリアスなトーンで
「危ないっすねぇ」って言って来るんです。
何に対して「危ないっすねぇ」なんだろうか？
とにかく意味が分からないが僕はそれが気に入ってテレビを買った。
当然仕事も一生懸命で質も悪くなく、
僕のアピールに結構値切ってくれたのもあったからだけど。

営業活動なんて分からないものである。
世の中には多くのセオリーがあるのだろうが、
僕のような変なセンスの客も居るので、
何が決定打になるかなんて分からない。

何にせよグッドバイブラウン管。
今までありがとう。

早く品物が届くといいな。
この待っている間が一番幸せかもね。