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ダイバージェント FINAL

2017年08月25日 | 映画
ダイバージェント FINAL
を観ました。


近未来、人類が5つの派閥に分類・管理されていた社会体制が崩壊し、世界の真実を告げるメッセージがシカゴの街にこだましていた。
『皆さんを隔離から解放する時がきました。仲間が待っています、希望を胸にフェンスの外で──』
新たなシカゴの支配者の座にのし上がったイブリン(ナオミ・ワッツ)は、街全体を巨大なフェンスで封鎖し、外へ脱出しようとする者たちを強権的に阻んでいた。イブリンら新勢力は混迷を極める民衆を鎮静化させるため、前支配者であるジェニーンの部下を裁判という名のもとに処刑していた。その惨状を目の当たりにした元【平和】の派閥リーダー、ジョアンナ(オクタヴィア・スペンサー)は、新たなコミュニティ【忠誠者(:アリージェント)】を名乗り、イブリンとの対決姿勢をとる。
内戦の気運が漂うなか、フェンスの外の世界に希望を見出そうとしたトリス(シャイリーン・ウッドリー)は恋人のフォー(テオ・ジェームズ)、兄ケイレブ(アンセル・エルゴート)、トーリ(マギー・Q)、クリスティーナ(ゾーイ・クラヴィッツ)、ピーター(マイルズ・テラー)らと共に脱出作戦を決行する。イブリンの部下エドガー(ジョニー・ウェストン)たちの執拗な追撃に阻まれながらもそびえたつフェンスを突破し、生まれて初めて未知なる外界へ──。しかしそこには汚染で荒れ果てた大地が広がっており、期待していた世界とは全く違った。
「遺伝子繁栄推進局」へと案内された5人は、人類が過去に試みた遺伝子操作が世界の格差を生み民衆の間に亀裂が生じたことよって地球規模の大戦争が起きたこと、それを教訓に純潔な遺伝子を持つ“純粋者(ルビ:ピュア)”を誕生させるプロジェクトが進められ、人類が実験台として利用されているという衝撃の事実を知る。
局長のデイビッド(ジェフ・ダニエルズ)と面会したトリスは、“損傷者(ルビ:ダメージド)”だった亡き母がここで損傷遺伝子の修復を受け、人類に希望を与えるため自ら志願して実験台になったこと、その結果自分だけが“純粋者”の遺伝子を持つ人間として誕生したことを初めて知らされる。
一方、フォーとクリスティーナは訓練官ニータ(ナディア・ヒルカー)ほか軍隊とともに汚染された地域の子供たちを救出し遺伝子繁栄推進局で保護するという任務に就いていた。だが、フォーたちが実際目にしたのは健康な子供たちを強引に略奪し、記憶消去ガスによって強制的に人格修正をするという恐ろしい企みだった。
その頃、【忠誠者】たちの反乱を封じる手段を考えていた支配者イブリンは、デイビッドがシカゴに秘密裏に配備させていた記憶消去ガスを発動させ、全市民の記憶を抹消しようと動き出していた。果たして、トリスたちは故郷シカゴを救い人類の記憶を守ることができるのか――!?


ロベルト・シュベンケ監督です。
過去作のリストを観ると比較的好印象の監督です。

イマイチパッとしなかった印象のダイバージェントシリーズもファイナルのようです。
前作がどんな感じで終わったか?イマイチ覚えていませんが、ふんわり概要はわかっているのでそんな感じで観てみました。
上映規模も作品を重ねるごとに小さくなっていますね。

過去作品に比べると世界観的にもスターウォーズみたいになっていて、
スケール感も街並みも乗り物もスターウォーズっぽかったです。

一つの街で起きていた物語がもっと広い世界が舞台になったのは良かったですね。

ただ相変わらず同じような展開を繰り返す感じではあります。
一つのネタのあーだこーだの繰り返しは少々萎えますね。

基本的にハンガー・ゲームの二番煎じ感は強いシリーズですが、
2作、3作と重ねて行くにつれてそれはより顕著でした。
今作では主人公のトリスはよりスペシャルな存在になってしまっています。

フォーとのラブラブや衝突、ピーターの裏切りなどはもはや様式美の様な気がします。
ご都合主義な展開は非常に多いです。
そんな便利な道具が・・・なんでもありじゃないか・・・。
そんなに一気に逆転できちゃう仕組みがあるのか・・・。
とは思います。

毎度思いますが、少々映像的なインパクトが弱いですかね。
この手の映画だともう少し映像的なインパクトが無いと厳しい気がします。
ひと昔ふた昔前の陰謀合戦するだけのSFって感じです。
それが好みならば結構良いかも知れません。

アクション要素も減りそれぞれのメンバーの程よい活躍でストーリーは展開します。
物語はわかりやすくてこの手の作品としては良いと思います。

シャイリーン・ウッドリーは存在感あって良いです。
ただこの役は別のベストなキャストが居たかも知れません。

テオ・ジェームズはこのシリーズ以外の印象は薄いですが、
この作品では良い存在感を放っていると思います。

今や売れっ子のマイルズ・テラーがこの役をやっているのは贅沢な気がしますが、
彼の魅力は今作もかなり発揮されています。

アンセル・エルゴートももう少し目立って良い役者な気がしますが。
思えば「きっと、星のせいじゃない。」ではシャイリーン・ウッドリーとは恋人役でしたね。
このシリーズでは兄妹役ですが。
ビジュアル的には結構良いと思います。

ナオミ・ワッツのこの使い方は相変わらず贅沢に感じますね。

なんか物語はあっさり系でシリーズ化してきた作品がこの感じで終わるのは逆に斬新にも思いました。
ただ本当にコレでラストなのかしら?あわよくば続けようとしてない?
な終わり方でした。


そんなわで4点です。

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