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「あらしのよるに」その2

2008-05-11 23:44:00 | 徒然なるままに
行ってきました。「あらしのよるに」

あれから7年間、絵本も読んだし、アニメも見たし。自分でも授業で取り上げては、読み聞かせをしたし。

だから、『新鮮味』はなかったけれど、さすがは演劇集団『円』だなあって思った。

『友だちなのにごちそうで、仲良しなのにおいしそう・・・』と一人葛藤するガブがかわいくて、メイを守るために仲間ともどもがけから落ちていき、そうとは知らず、一人満月を見上げながら『秘密の友達』を待ちわびるメイが切ない・・・。
進行役の2匹の『蛙』が相変わらずいい味を出していた。

看板も、雨に濡れても大丈夫なようにビニ一ルをかけ、各サ一クルのロビ一の飾りつけも凝っていて、劇団の人たちが最後の挨拶で、「こんなにこの公演を待ってくれていたんだなあと思い、感動しました」とおっしゃってくださいました。

公演のDVDを売っていたので、今日来られなかった長男と長女のために買ってきた。
小学生のときに観たのと、高校生、大学生になって観たのではいろんな場面や台詞が、いまだからこそわかる面もあるだろう・・・。
「あらしのよる」はけして小さな子向けだけの物語ではない。
小・中学生はもちろん、大人向けのように感じるところもある。

久しぶりに舞台劇を見て、ウズウズしたが、自分も一仕事終えて、充実した1日だった。

母の日と言うことで、長女からはマシュマロとクッキ一、末娘からは手作りケ一キをプレゼントしてもらった。
去年、カ一ネションを贈ってくれた長男は、今夜はまだ帰ってこない。

『あらしのよるに』の看板完成!

2008-05-11 09:07:00 | 徒然なるままに
5月11日

昨日は、1日がかりで芝居の『看板』を描いた。
今日本番の演劇集団円による『あらしのよるに』の公演の看板だ。
7年前に観て、とてもすばらしい、心に残るお芝居だったので、ぜひまた見たいと思っていた。
今回、八千代市に来ると言うことで、『看板』描きをかってでた。
のはいいが、忙しさにかまけて、結局公演前日に、やっつけ仕事でやる羽目になってしまった。
でもまあ、何とかイメ一ジ通りにはできたかな。

今回は、劇団のチラシの絵をそのまま生かすという条件で、絵本の絵を担当しているあべ弘士さんの絵の模写をした。描きながら、ますます公演が楽しみになった。

先日、TVであべ弘士さんの制作風景を見た。(かわうその絵を描いていた)
旭川東山動物園の飼育係だったと言うあべさんの描く動物の絵は、どれも愛情に満ちて、味のある個性的な絵だ。
3月に職員旅行で旭川東山動物園に行ったとき、動物園のいたるところにあべさんや飼育係の人が描いた絵があって、それらもこの動物園の魅力の一つなんだなあと思った。

原作者のきむらゆういちさんは、私の大好きな絵本作家の一人。木村さんの絵本で子ども達は育ち、『しつけ』てもらったようなもの。
毎日、1日に何回も読んで読んでとせがまれて、ボロボロになるまで読み聞かせたものだった。
かわいかったなぁ~、あの頃は*(汗)*

演劇集団『円』は、岸田今日子さんがご自分の娘さんに良質な児童演劇を見せたいと思って、自分で作った劇団だと聞いている。

私も、10年間人形劇を手がけてきて、たとえ対象は子どもであっても、手を抜かず、子どもだましではない、本気の作品を作ってきたつもりだ。
一緒に見る大人や親が共感でき、また、自分も子どもだった頃を思い出し、素直な気持ちで見ることができる芝居。
押し付け的な教訓ではなく、善悪どちらにも感情移入ができて、物語の中で追体験ができ、見終わった後、その時は良くわからなかったとしても、大人になっても心に残る芝居。
だから私は、子どもに見せる作品だからといって、原作の毒を抜いたり、ハッピ一エンドに作り変えた作品は良いとは思わない。
人形劇やアニメにすると、読み聞かせと違って、読み飛ばさずにしっかりとビジュアル化しなくてはならないシ一ンもあるが、そこは演出の腕の見せ所。

演出の小森美巳さんは、NHKの『おかあさんといっしょ』を長年手がけていらっしゃった方だと聞いている。
今回、7年経って、どれだけこの作品が進化したかすごく楽しみだ。

午前中に看板の取り付けに行って、本番は6時から。
劇団の人たちも喜んでくれるといいな!