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もしも、ある日目覚めたら体が10代に戻っていたら?!

2009-05-09 20:08:00 | 徒然なるままに
ある日突然17歳に戻って、第2の高校生活を送る、と言う映画『17again』と言う映画の広告を見た。

【ストーリー】
1989年、ハイスクールに通うマイク(ザック・エフロン)はバスケ部のヒーロー
そんな彼が彼女の妊娠を知り、進学やバスケをあきらめて彼女と一緒になる人生を選ぶ

そして20年後
結婚生活はがけっぷち、会社で昇進もできず、子供たちとのコミュニケーションもとれないマイク(37歳のマイク役はマシュー・ペリー)は、進学やバスケをあきらめたあの時が人生の選択の間違いだったと後悔ばかり...
そんなマイクがある日本当に17歳に戻ってしまう
17歳からやり直し、もう一度人生の選択をするチャンスをあたえられたマイクが選んだ新たな人生とは...

【17again 公式HP】
http://wwws.warnerbros.co.jp/17again/

過去に戻ってやり直すのではなく、現代の時代で、身体だけが17歳になり、心は実年齢のままで第2の高校生活って・・・。なかなか面白そうな映画だ。

私も、もし、私がある日突然、身体だけ中学生になって息子や娘と同級生になったら・・・って、思うことがあった。
もしくは、中学生の自分がタイムスリップして現代にやってきたら・・・とか、その逆に、自分の娘や息子が、中学時代の自分に会ったらとか・・・。
『ドラえもん』みたいに過去と未来を行き来できたらの話だけど。

最初の、今、身体だけ中学生になれたら・・・と言うパターンは、結構いけるかもしれない。
というか、今、中学生を教えながら、何故か私は中学生よりもずっと子どもかもしれないとか、純粋かもしれないと思うことがある。
そのせいか、生徒たちのほうが、私の熱血ぶりや夢見る乙女的なところに、半ば呆れたり、応援してくれたり、『俺たちより若いんじゃない?』とか、『私たちよりウブい』なんて言ってきたりするときがある。

特に、『CDジャケットデザイン』のときや、昼の放送の選曲のときは「先生、若いね~」とよく言われた。今流行の歌を知っていたり、TV番組や漫画に詳しいのは、うちにも中学生、高校生、大学生と言うティーンズがいるからでもあるんだけど・・・。もちろん、自分が青春時代によく聴いた曲も流し、生徒たちからは「古~い!いつの曲?」といわれながらも、同世代の先生方からは「聞いてるうちに若い頃思い出して若返った」といわれたりした。


そんな私が、もし、身体だけ中高校生になったら・・・。
まず、もっと積極的になんにでも取り組むかな?
中・高校時代もそれなりに行動的なほうではあったが、いろんな下らないプライドや見得や自信の無さから、肝心なところでしり込みしたり、チャンスを生かせないできたところがある。

もしやり直せることなら、もっと1日1日を大切にして、充実感を持って過ごしたい。・・・て考えるところが『おばさんくさい』って、煙たがられるかもしれないけれど。

それから、もう一度中学の美術をしっかり学びなおしたい。
中学時代、私は美術の授業が大嫌いだった。絵を描くのは好きだったけれど、授業が嫌いで、高校時代は美術を選択しないで大いに後悔した。

あの時に、ちゃんと美術を学んでいたら、違った人生を送っていたかもしれない。いや・・・・結果的には同じで、ただ遠回りしてきただけなのかも・・・。むしろ、そんな中学時代を送ったからこそ、今、中学校であの時こんな授業を受けたかったというような授業をやっているのかもしれない・・・。

それから、勉強をしっかりやり直したい。テストの点数は悪くなかったし成績もいいほうだったはずなのに、忘れてるんだよね~。こういうのは学習して身についたって言うのではなく、その場限りのやっつけ仕事で覚えたつもりで身についてないということなんだろうなぁ・・・。
英語でも、数学でも、社会も、理科も。とくに英語!英語は大人になってから結構使うよ。知らないと恥かくこともいっぱい。
でも、必要に迫られてから学び直すと、一通りのことは一応頭に入っているから、ああ、そうだったのか、なるほどと、今頃になって理解したりすることはある。
それをやってみたい。生活のために働かなくてもいい、学生という身分に戻って、みっちりと。詰め込みやその場しのぎな勉強ではなくね。

それから・・そうねぇ・・・。もう1度胸キュンな恋ができたらいいかなあ・・・。
教え子たちの中にも、素敵な男の子たちがたくさんいる。
もしも、中学生になった私がクラスメイトになれたとして、恋が芽生えるかどうかはわからないけれど。
でも、変な見栄やプライドは捨てて、駆け引きなんかもせずに、ホントに純で素直な気持ちで恋しちゃうかも。
そして、万が一私に恋してくれる男の子がいても、けして邪険にしたり、からかったりしない。もし、断るにしても、しっかり受け止めて、ちゃんと向き合って、一緒に考える。

そういう一生懸命の恋がしたい。
実際の私の中・高校生の頃の恋は、いわゆる『恋に恋するお年頃』と言うやつで、結局恋する自分がかわいかっただけなのかもしれない。
自分が傷つくのが怖くて、結局相手を傷つけていたことに気が付かなかったり・・・。
せっかく、精神年齢は今のまま若返られるんだったら、上手ではなくても、不器用でも、一生懸命な恋がしたい。
相手は、同級生でも、先輩でも後輩でも、先生でも、大人でも、外国人でも、同性でも、いい。
『この人だ!』という人と真剣な恋をしてみたい。

恋に関しては、今だってこれからだって可能性がないわけではないだろうけど、年齢が限られて来るし、立場とかいろんな柵がくっついてきて、純粋な恋には発展しなさそうだしね・・・。

映画のほうはどんな展開になって、どんな結末なのかは知らないが、ぜひ見てみたいと思う。


スラムダンク『あれから10日後』完全版

2009-05-09 17:08:07 | アニメ


2004年8月10日、新聞6紙に一斉に掲載された全面広告。高校バスケを描いて一世を風靡した漫画『スラムダンク』が1億冊を突破したことを記念して、作者の井上雄彦が自ら広告主となり、多くの人々を驚かせた。
そこで立ち上げられた“『スラムダンク』1億冊感謝記念サイト”には、ファンからの感謝のメッセージが多数寄せられた。サイトのクローズにあたり、井上雄彦はファンのために一つのイベントを企画した。
2004年3月をもって廃校となった旧神奈川県立三崎高校を借り、'04/12/03~05、最終話から10日後の「彼ら」を、教室の黒板に描いた。

スラムダンクの『あれから10日後』とは-----
『スラムダンク』最終話を飾った「湘北対山王工業」戦。何ページにもわたってセリフはなく、すべて動きと人物の表情だけで表現された山王戦。鳥肌が立つのを抑えられなかった、あの衝撃的なラストシーンから10日後の「彼ら」。赤木晴子、三井寿、宮城リョータ、赤木剛憲、木暮公延、流川楓。そして、桜木花道――。
湘北高校のキャラクター達だけではない。数々の名勝負を演じてきたライバル達の「その後の日常」も描いた作品だ。

その作品が、写真集となって蘇った。新聞6誌に掲載された湘北高校メンバーの絵とともに。

巻末には英語訳が掲載され、『スラムダンク』の海外のファンたちも大喜びだろう。

表紙の海岸の写真は、桜木花道がリハビリを続けながら毎日見続けた海なのだろうか。
裏表紙の使い込まれた体育館のバスケットコートの床の写真がまたいい!!
キュッキュッというバッシュの靴底のすれる音や、ダムダムというドリブルの音が聞こえてきそうだ。

去年は上野の森の『井上雄彦・最後のマンガ展』ですごいエネルギーと感動をもらった。
今年は『あらから10日後・完全版』で泥沼の底から一気に浮上するくらいのパワーをもらった。
もう1度読み返して、さらにエネルギーを補給させてもらおう!

井上雄彦サイト
http://www.itplanning.co.jp/

SLAM DUNK -10 DAYS AFTER
http://www.itplanning.co.jp/slamdunk/


『崖の上のポニョ』と宮崎監督の言葉に励まされて

2009-05-09 16:33:26 | アニメ


本館のHPを更新中、こちらのサイトをしばらく更新していないのに気が付いて記事的には古いのだけれど、『崖の上のポニョ』について載せることにした。

2008年8月8日

『崖の上のポニョ』は、大学2年の息子曰く『久しぶりに楽しめたジブリアニメ』だそうだ。もう一回見たいとも言っていた。先日、NHKの宮崎駿監督の特集を見た。今の時代、あえてアナログの手描きにこだわったアニメ作りと、一つ一つのエピソードや、色使い、キャラクターの性格や表情、動きなど、一コマ一コマ妥協を許さず、大切に作り上げている姿勢に心打たれた。

私もかつて、アニメの仕事に携わったことがあるが、自分としては、いつも不完全燃焼で、矛盾を抱えながら仕事をしていたように思う。そう、『作品』ではなく、『商品』を描いていたのだ。描けば描くほど上手にはなるが、アニメ作りへの理想・夢、情熱のようなものが磨り減っていくような気持ちだった。
時間と予算に縛られて、それに見合った仕事をする。
3万円なら3万円の仕事。5万円なら5万円に見合うだけの仕事。
まだ駆け出しの背景マンには、作品ごとに絵柄を書き分けるのが精一杯で、描く力や品質を調整するなんてことはできなかった。
『腕に貯金する』つもりで、描き上げた『商品』には愛着を持たないようにし、(撮影後は焼却処分され、手元には戻ってこないのだから)とにかく背景を描くマシンになってがんばっていた。
テクニックは付いたが、絵を描くことが楽しくなかった。

そんな私が、結婚してアニメをやめ、子どもが生まれていっしょにお絵かきをするようになり、長男の入園と同時にはじめた人形劇に出会って、本当に絵を描く喜びと楽しさ、面白さを知った。自分が描いた絵や作った人形、脚本、演技で、こんなに喜んでくれる子ども達。いい物を作るために、みんなに喜んでもらえる舞台を作るために、誠心誠意、本気で取り組む仲間に出会って、本当に充実していた。このときに、『昔取った杵柄』や『腕に貯金』していたことが本当に役に立ったと思った。

そして今、中学校で美術を教えながら、その『昔取った杵柄』や『腕に貯金』していたことが授業に生きている。

宮崎駿監督は、「自分の作品が人を楽しませることにこそ自分の存在意義がある。」とおっしゃっていた。
『評価』や『講師の給料に見合うだけの仕事』という言葉にがんじがらめになっていた私を解放してくれる言葉だった。
私が教師という職業を選び、続けている理由。その原点に立ち返らせてくれる言葉だった。

お盆に帰省するが、ぜひ、故郷の両親といっしょに、もう一度『崖の上のポニョ』を見ようと思う。

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そして、帰省したとき両親も一緒に見たのだが、二人とも想像以上にハマッて見ていた。
映画館の入っているショッピングモールの書店で、画集を買ったところ、父は隅から隅まで眺めていた。

授業でもNHKで見たこの作品に書ける宮崎駿氏の命がけの取り組み方や、宮崎氏がコンポストーリーのラスト近く、車椅子に座っていたトキさんが、ソウスケを助けるために立ち上がり、夢中で駆け寄って抱きとめるシーンを泣きながら描いていたときの話をすると、生徒たちも真剣に聞いていた。

『崖の上のポニョ』の主題歌は、宮崎駿氏が『映画館から皆が、口ずさみながら出てくるような主題歌と言うことで作られたと言うことだが、紅白歌合戦にも出場したほどの大ヒット!

前任校の感謝祭(予餞会)では、3年生職員の出し物として『崖の上のポニョ』を踊った。そのとき、白いトレーナーに赤いカーディガンを着て踊ったところ、次の日から私のあだ名は『ポニョ』になってしまった。にくったらしい1年生には、『ポニョ』じゃなくて、『ボニョ』だ~」とからかわれたり・・・。(なつかしい)

ジブリの次回作は何だろう。命を削りながらの制作になるのだろうが、宮崎氏にはまだまだ現役で頑張ってほしいと思う。

ラピスラズリのライブコンサートに行ってきたよ!*(音符)*

2009-05-09 08:46:00 | 徒然なるままに
佐倉市立美術館の近くにあるライブハウス・SUN RISEで『ラピスラズリ』のコンサートを聴いてきた。

アコースティックなギター1本の伴奏と男女のデュオなのだが、オリジナル曲もカバー曲も、心に染み入るような、また、よし頑張ろう!と励まされるような、素敵な曲ばかりだった。

特に、私を誘ってくれた前任校の先生が、私のためにリクエストしてくださった歌が良かった。その歌は、ボーカルの方は現役の中学校の国語の先生で、生徒の作文から言葉を選んで作詞した歌で、ご自分の学校では3部合唱にして生徒たちが歌ったり、道徳の時間に教材として使っている曲だと言うことだ。
聴いているうちに、本当に、言葉には『言霊』と言うように、『魂』が宿り、『力』を持つのだと言うことを実感した。それにメロディーが付くと、すんなり耳から体の中に入ってきて、心が満たされてくると言うか、涙が流れてきた。

私も、美術の授業で『自分を励まし、見る人を励ます言葉』と言う水墨画を生徒に描かせるが、本当にグッと来る作品に出逢うことがある。上手い下手ではない。生徒の感想にも、「自分の部屋に貼って挫けそうな時や、凹んだ時に見ていたい」と言う感想が寄せられる作品は引き寄せられるような引力を持つ。
言葉って本当に不思議だ。

仕事で遅れて行ったにもかかわらず、2ヶ月も早く(笑)私のためのバースデイ・ソングを歌ってもらい、美味しい料理を食べ(車で行ったので、残念ながらお酒はなし)、前任校の先生方と語り合い、笑いあい、すごく満ち足りた気持ちで帰路に着いた。

次回のライブコンサートは6月22日ポートタワーだとか。ぜひまた聴きに行こうと思う。

ライブハウス・SUN RISEは2回目だが、なかなか落ち着くお店で、お料理も美味しい。なんといっても、目の前でライブが聴けるというのは素敵だ!
車で行くとお酒は飲めないが、昨日飲んだブルーベリーティー*(紅茶)*はとても美味しかった。
昼もやっていると言うので、佐倉市立美術館や国立歴史博物館に行ったときはぜひお昼を食べに行こう!

ラピスラズリ
http://www5.plala.or.jp/lapislazuli-g-v/

ライブハウス・SUN RISE
http://mhsunrise.com/