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子どもネット八千代定期総会

2009-06-14 22:50:00 | 徒然なるままに
6月14日(日)

今日は、子どもネット八千代の定期総会に出席してきた。

息子が4歳のときから会員になって、16年が経つ。3人の子どもたちは、ここで育った。いや、育ててもらったのだ。そして、私自身も。

出産のために千葉に引っ越してきてから、私は子育てを通して友人関係を作ってきた。結婚してからは、新姓で呼ばれ、○○さんの奥さん、子どもが生まれてからは、△△ちゃんのママという呼び方になり、そのたびに、新たな友人関係が生まれた。
でも、子どもネットには、親としてだけではなく、私個人としての関わりというか、居場所であったように思う。
新米ママだった私が、地域の子どもたちとも関わりを持つようになり、志を同じくするいろいろな地域やさまざまな世代のお母さんたちと一緒にいろいろな活動をしてきたことは、人生の宝物である。
一緒にがんばってきたお母さんたちは、生涯の友でもある。

特に、長女が不登校のときには、子どもネットが唯一の彼女の居場所であり、心の支えだった。これは彼女自身も、私も本当に感謝している。
彼女が紆余曲折の末志した『保育士』の夢の原点は、彼女の通った幼稚園と、この子どもネット八千代にあると思う。

今日、各地の活動報告や、子どもたちの発表を見ていて、すごく元気をもらった。
だが、現実問題は、少子化と世代交代なのか、会員がずいぶんと減ってきているのだ。
子どもと一緒に関わろう、思い出を作ろう、地域ぐるみで子育てをしよう、生の舞台を地元で見ようという趣旨に賛同してくれる親が少なくなってきているのだ。
ちょっと前は、それでも、一緒には関われないけど、お金なら出すから、うちの子見てちょうだい的な、託児所代わりにしている人たちもいて、それはそれで大変なときもあったのだが・・・。
今は、未収園児を預けてまで、働かねばならない若いお母さん方が増え、会費を払って、子どもたちと生の舞台を見たり、キャンプやレクをやろうという時間や経済的に余裕のある人が少なくなってきているのだ。
実際、私自身がそうだ。
朝の7時前から出勤し、深夜帰宅で、土日も出勤という状況で、会員を続けるのがやっとで、とても役員などを引き受ける時間的余裕がない。

今までお世話になった分、子どもたちが大きくなった今こそ、スタッフになって会を盛り立てて行きたいと思っていたのだが・・・。

蓋を開ければ問題は山済みだけど、みんなで諦めずに、まずは自分たちが楽しめる場として、居場所として会が存続していけるよう、がんばって行きましょう!
親が楽しければ、子どもたちもついてくる。親が負担に思い、不満ばかり言っていれば、子どもたちも離れていく。
親子で楽しめ、親子が別々でも楽しめる貴重な『居場所』をみんなで守っていきましょう!

子どもネット八千代公式ホームページ
http://konet.ciao.jp/

ヱヴァンゲリヲンに思う ~14歳・立志の時~

2009-06-14 21:38:00 | 徒然なるままに
今更ながら、「新世紀ヱヴァンゲリヲン」にハマってしまった。

作品自体は以前から知っていたし、カラオケでも『残酷な天使のテーゼ』を歌ってはいたが・・・。

今回、6月29日から上映される映画版に先駆けて、第1話~8話まで無料配信されていたので、一気に8話分を見、最終話までのあらすじを読んだ。

まだ、キャラクターや物語の構成に分からないところがたくさんありすぎるが、10年前、社会現象になるぐらいの大ヒットになったのは分かるような気がする。

主人公が14歳というのは、子ども向け漫画の定番という感じだが、今、中学生を教える立場に立ってみると、この年齢設定は実に興味深い。

『海のトリトン』のトリトンも13歳。
ジブリアニメに出てくる主人公たちも13~15歳ぐらいが多い。
この思春期真っ只中にいる少年少女たち。
好むと好まざるとに関わらず、戦いに巻き込まれ、組み込まれ、人類の命運まで担わされて最前線で戦う運命に翻弄されていく主人公たちは、人生経験がないまま、『正義』を振りかざして戦っていくうちに、相手の『正義』に気づかされ、苦悩する。
勧善懲悪だけではないストーリーと、完全無欠・無敵ではない、どこにでもいそうな少年少女が主人公という設定は、さまざまな人間ドラマを生む。主人公の心の葛藤と成長が同世代の共感を呼ぶのかもしれない。
14歳。そういえば、セーラームーンの月野うさぎも同い年だった。
劇場版『銀河鉄道999』の星野鉄郎も14~15歳の設定だったと思う。

14歳。
とても純粋でありながら、子どもでもなく、大人でもない。善悪の判断も、自己コントロールもずいぶん危ういところがある。
小さい頃からの夢がどんどん現実味がなくなって、先が見えなくなってきて、いや、逆に、先が見えてしまっているから、夢を見ることをやめてしまうのかもしれない。
絶対的な存在だった大人たちの、ズルイところや情けないところばかりが目に付いてきて、『憧れ』る事もなくなってきて・・・。ついつい、反抗ばかりしてしまう。

未知数な彼らではあるが、自分も周りの人間もまだ気がつかない、『原石』を持っている。
失敗もするし、自信もない、怖気づいて、いざというときに力が発揮できないときもあるだろう。
でも、何かをきっかけに、飛躍的に伸びたり感性が豊かで、いろいろな影響を受けたり、学習能力や運動能力が高まる時期なのだ。
地球や人類の未来を背負って立つのは、今はまだ幼く多感な子どもたちなのだ。

中学生を教えていて、ピカソのゲルニカを通して第2次世界大戦を考えさせたり、『ファンタジア』で環境問題を考えさせたり、『ゴッホ』や『北斎と広重』でジャポニズムを考えさせたり、『仏像の見方』で、廃仏毀釈や文化財保護を考えさせると、すごい反応が返ってくる。
教える方が逆に生徒たちからたくさんのことを教えられ、気付かされる。それがたまらなく刺激となり、教える意欲につながってくる。

「吾十有五にして學に志す」有名な孔子の言葉だが、この15は、数え年であれば14歳のときに孔子は志を立てたのだ。
一般的には、江戸時代、武士の子どもが14歳で元服したということだ。
満14歳という年齢は、現在では、「少年法」の適用を受ける年齢でもあるが、やはり、14歳という歳は「自分を見つめ」、「自分の生き方を考える」大切な人生の岐路なのだろう。
その大切な時期に、教師という立場で立ち会えるというのは、とても光栄なことなのではないだろうか。
ピア・サポートでも、中学2年生のテーマは『セルフ・コントロール』。

碇シンジが、ピンチのときに言うセリフにグッと来た。
『逃げない!』
死んでしまっては元も子もない。危険からは逃げることも必要。『退路』を確保しておくのも兵法の一つだ。
でも、『自分自身から逃げない』覚悟と勇気は必要だ。

我が家にも、この8月7日で14歳を迎える中学2年生がいる。
彼女と一緒に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見に行こう。

遅れてきたヱヴァンゲリヲン・ファン

2009-06-14 18:52:22 | アニメ


今更ながら、「新世紀ヱヴァンゲリヲン」にハマってしまった。

作品自体は以前から知っていたし、カラオケでも『残酷な天使のテーゼ』を歌ってはいたが・・・。

今回、6月29日から上映される映画版に先駆けて、第1話~8話まで無料配信されていたので、一気に8話分を見、最終話までのあらすじを読んだ。

まだ、キャラクターや物語の構成に分からないところがたくさんありすぎるが、10年前、社会現象になるぐらいの大ヒットになったのは分かるような気がする。

主人公が14歳というのは、子ども向け漫画の定番という感じだが、今、中学生を教える立場に立ってみると、この年齢設定は実に興味深い。

『海のトリトン』のトリトンも13歳。
ジブリアニメに出てくる主人公たちも13~15歳ぐらいが多い。
この思春期真っ只中にいる少年少女たち。
とても、純粋でありながら、子どもでもなく、大人でもない。善悪の判断も、自己コントロールもずいぶん危ういところがある。
小さい頃からの夢がどんどん現実味がなくなって、先が見えなくなってきて、いや、逆に、先が見えてしまっているから、夢を見ることをやめてしまうのかもしれない。
絶対的な存在だった大人たちの、ズルイところや情けないところばかりが目に付いてきて、『憧れ』る事もなくなってきて・・・。ついつい、反抗ばかりしてしまう。

人生経験がないまま、『正義』を振りかざして戦っていくうちに、相手の『正義』に気づかされ、苦悩する主人公たち。
勧善懲悪だけではないストーリーと、完全無欠・無敵ではない、どこにでもいそうな少年少女が主人公という設定は、さまざまな人間ドラマを生む。主人公の心の葛藤と成長が同世代の共感を呼ぶのかもしれない。
14歳。そういえば、セーラームーンの月野うさぎも同い年だった。

14歳の中学2年生が地球を、人類を救うのだ。
大袈裟とか、ありえない話ではないと思う。
未知数な彼らではあるが、自分も周りの人間もまだ気がつかない、『原石』を持っている。
失敗もするし、自信もない、怖気づいて、いざというときに力が発揮できないときもあるだろう。
でも、何かをきっかけに、飛躍的に伸びたり感性が豊かで、いろいろな影響を受けたり、学習能力や運動能力が高まる時期なのだ。
地球や人類の未来を背負って立つのは、今はまだ幼く多感な子どもたちなのだ。

中学生を教えていて、ピカソのゲルニカを通して第2次世界大戦を考えさせたり、『ファンタジア』で環境問題を考えさせたり、『ゴッホ』や『北斎と広重』でジャポニズムを考えさせたり、『仏像の見方』で、廃仏毀釈や文化財保護を考えさせると、すごい反応が返ってくる。
教える方が逆に生徒たちからたくさんのことを教えられ、気付かされる。それがたまらなく刺激となり、教える意欲につながってくる。

「吾十有五にして學に志す」有名な孔子の言葉だが、この15は、数え年であれば14歳のときに孔子は志を立てたのだ。
一般的には、江戸時代、武士の子どもが14歳で元服したということだ。
満14歳という年齢は、現在では、「少年法」の適用を受ける年齢でもあるが、やはり、14歳という歳は「自分を見つめ」、「自分の生き方を考える」大切な人生の岐路なのだろう。
その大切な時期に、教師という立場で立ち会えるというのは、とても光栄なことなのではないだろうか。
ピア・サポートでも、中学2年生のテーマは『セルフ・コントロール』。

碇シンジが、ピンチのときに言うセリフにグッと来た。
『逃げない!』
死んでしまっては元も子もない。危険からは逃げることも必要。『退路』を確保しておくのも兵法の一つだ。
でも、『自分自身から逃げない』覚悟と勇気は必要だ。

我が家にも、この8月7日で14歳を迎える中学2年生がいる。
彼女と一緒に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見に行こう。