6月27日(土)
今日、友人の美容室に白髪染めに行ったら、鏡の前に、1枚のコピー用紙がおいてあった。それには1篇の詩が書きこまれていた。
『手紙 ~親愛なる子供たちへ~』という詩で、手にとって読んでいくうちに胸がいっぱいになり、涙が止まらなかった。
友人は
「泣ける詩でしょう?今、流行っているんだって。この前、娘に見せたのよ。そしたら、私がお母さんたちを最後まで面倒見るんだからね。と言ってくれて・・・。」
と言っていた。
帰宅するなり、インターネットで検索したら、この詩には曲があり、作曲者によって歌われていた。
詩はhttp://www.teichiku.co.jp/artist/higuchi/disco/cg17_lyric.html
歌はhttp://www.youtube.com/watch?v=VIys43kR5S0
をご参照ください。
原詩はポルトガル語の読み人知らず。作曲者の樋口了一氏の友人角智織氏が訳し、樋口氏が補足詩をしてこの歌が生まれた。
アコースティックギター1本で弾き語りで歌われるソフトな歌声に、心が揺さぶられ、込み上げる思いととめどない涙に心まで洗い流されるような感じ。でも、突きつけられる現実に辛くなりながらも、いつか自分も行く道だと覚悟を決めさせられる歌でもある。
1度目は、故郷に老いた両親を持つ身として聞き、感動したのだが、2度、3度と聞くうち、これは介護の現場でがんばっている人たちへの応援歌と言うよりは、子育て真っ最中の若い両親への応援歌と言う感じがしてきた。
この歌に出てくる手紙の書き手は、しっかりと子育てをしてきた人だ。子どもにちゃんとご飯を食べさせ、お風呂にも入れ、絵本も読んであげている。生きていく上で大切なことをちゃんと教え諭す『親』を全うしてきた人だ。
読み手も、そういう風に自分は望まれて生まれ、大切に育てられてきた思い出とともに、老いた親を大切にしなくてはと思い、介護疲れに向き合うことができる人だ。
でも、今の世の中、自分が老いた時に、この書き手の人のように胸を張って子育てをしてきたと言える人はどのぐらいいるのだろうか。自分を含め、今までの子育てを振り返り、これからの親としての責任、子としての役目を考えさせられる詩だと思う。
老いは誰にでも平等にやってくる。
『悲しいことではないんだ 消え去っていくように見える私の心へと 励ましのまなざしを向けてほしい』
両親に限らず、私を、この日本を、この世界を育み、支えてきてくれた高齢者の人々へ、その人たちを支援し、介護で頑張っている世界中のすべての人たちへ、心よりエールを送りたい。
今日、友人の美容室に白髪染めに行ったら、鏡の前に、1枚のコピー用紙がおいてあった。それには1篇の詩が書きこまれていた。
『手紙 ~親愛なる子供たちへ~』という詩で、手にとって読んでいくうちに胸がいっぱいになり、涙が止まらなかった。
友人は
「泣ける詩でしょう?今、流行っているんだって。この前、娘に見せたのよ。そしたら、私がお母さんたちを最後まで面倒見るんだからね。と言ってくれて・・・。」
と言っていた。
帰宅するなり、インターネットで検索したら、この詩には曲があり、作曲者によって歌われていた。
詩はhttp://www.teichiku.co.jp/artist/higuchi/disco/cg17_lyric.html
歌はhttp://www.youtube.com/watch?v=VIys43kR5S0
をご参照ください。
原詩はポルトガル語の読み人知らず。作曲者の樋口了一氏の友人角智織氏が訳し、樋口氏が補足詩をしてこの歌が生まれた。
アコースティックギター1本で弾き語りで歌われるソフトな歌声に、心が揺さぶられ、込み上げる思いととめどない涙に心まで洗い流されるような感じ。でも、突きつけられる現実に辛くなりながらも、いつか自分も行く道だと覚悟を決めさせられる歌でもある。
1度目は、故郷に老いた両親を持つ身として聞き、感動したのだが、2度、3度と聞くうち、これは介護の現場でがんばっている人たちへの応援歌と言うよりは、子育て真っ最中の若い両親への応援歌と言う感じがしてきた。
この歌に出てくる手紙の書き手は、しっかりと子育てをしてきた人だ。子どもにちゃんとご飯を食べさせ、お風呂にも入れ、絵本も読んであげている。生きていく上で大切なことをちゃんと教え諭す『親』を全うしてきた人だ。
読み手も、そういう風に自分は望まれて生まれ、大切に育てられてきた思い出とともに、老いた親を大切にしなくてはと思い、介護疲れに向き合うことができる人だ。
でも、今の世の中、自分が老いた時に、この書き手の人のように胸を張って子育てをしてきたと言える人はどのぐらいいるのだろうか。自分を含め、今までの子育てを振り返り、これからの親としての責任、子としての役目を考えさせられる詩だと思う。
老いは誰にでも平等にやってくる。
『悲しいことではないんだ 消え去っていくように見える私の心へと 励ましのまなざしを向けてほしい』
両親に限らず、私を、この日本を、この世界を育み、支えてきてくれた高齢者の人々へ、その人たちを支援し、介護で頑張っている世界中のすべての人たちへ、心よりエールを送りたい。