TOLITON's WEB SITE

日記中心
 
情報提供(アニメ・映画・美術関係)

交流

意気に感ず~美術の補講~

2006-08-14 00:21:00 | 徒然なるままに
8月9日(木)

夏休み美術の補講最終日。
台風接近中ということで、今日は誰も来ないかなぁと思いきや、雨の中登校してきた3年生4人。

「今日一日で仕上げるぞ」と熱心に作品に取り組んだ。
CDジャケット・デザインと言う課題を、どう捕らえ、取り組むか。
まずは曲を選び、その曲のイメージを考え、習った手法を取り入れながら画面構成をする。
何度も下書きをし、レタリングをし、手法の練習をして、出来上がった作品は・・・。
「3年間の美術の作品で、一番良くできた作品だ」
と言ってくれた子、
「想定以上の出来だ」
と大満足の子、
初日に出来上がったのに、毎日友達を連れてきては
「俺の作品すげーだろう」
と自慢する子、
「来て良かった~!家じゃこんなに上手くできなかったかも!」
とにこやかに帰っていく子

毎日蒸し暑い美術室で、ましてや今日は台風接近の中、弁当を持ってこない子は飲まず食わずで3時近くまで、よく頑張った。

上手くなりたい、いい作品を描きたい、いろんな手法を学びたい、美術が好きだという生徒が、受験生としての中3の夏休みに、美術の課題をやりに登校してくる。
高3の息子は、
「普通、受験生が夏休みに、呼ばれもしないのにわざわざ美術の課題やりになんて登校しないよ。上手い下手関係なく、やる気だけでも評価アップしてあげなよ。」
と言った。
『意気に感ず』と言う言葉があるが、まさにそれだ。
一生懸命取り組み、できるまで、満足いくまで何度もやり直す。
アドバイスを素直に受け止め、まずやってみる。
彼らのやる気に私自身が触発されている。

普段の授業でもこのくらいの密度でやりたいのだが、少ない時数、短い授業時間、1クラス40人と言う条件下では不完全燃焼状態だ。
夏休みのゆったりした時間、やる気のある子ととことん作品作りに打ち込める、本当に充実した至福の時間だ。

本人たちも、課題は完成できたし、できばえはいいし、大満足で帰っていく。
その作品を見て、他の生徒がやる気になって登校してくる。

なんだか、仕事したな~!ッて感じだ。

来週は県大会や全国大会に出場することになって、補講に参加できなかった部活の生徒のために、3日間の補講を追加した。
『意気に感ず』る生徒が何人来るか、楽しみだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿