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心惹かれるもの

2007-08-27 00:08:00 | 徒然なるままに
小さい頃から、神話や伝説、おとぎ話が好きだった。

特に、ギリシャローマ神話が大好きで、小6のときに『海のトリトン』を見てからは、アトランティス大陸の伝説に夢中になり、中1のとき、NHKの『未来への遺産』の影響もあって、『古代文明』にのめりこんでいった。

民族音楽にも興味があり、特に、フォルクロ-レとモンゴル音楽には無性に惹かれるものがある。
高校生のとき、音楽を選択し、カンツォーネが好きでよく歌っていた。

エーゲ海に憧れ、カンツォーネを聴いたり、歌ったりすると、なぜか涙が出た。

虫プロ制作の『アンデルセン物語』の中に『プシケ』と言う話があり、なぜか泣けて泣けて、切なくなった。

こんな小さな、でも、私の中では煌く記憶の断片が、ある時、くるっと一繋がりの首飾りのように輪になった。

以前、ある人に私の『過去世』を見てもらったことがある。

私はかつて、
『現在のイタリア南部の港町、貧しい家庭に生まれ、陶芸、彫刻のようなものを製作する工房に奉公のような形で弟子入りした。生活はそれほど豊かにはならず、苦労は多かったが、仕事は好きで一生懸命働き、立派な職人となった。

(わたしには、手に石膏のようなものを持って運ぶ瞳の茶色い少年の姿と、港からの美しい海の眺望が見えます)』

と、その人は語ってくれた。

これは、私にとって、ばらばらだったジグソーパズルのピースがぴったりはまっていって、1枚の絵が現れてくるような感覚をもたらした。

過去世に少年だった私は、『プシケ』に出てくるクルト少年のように、恋する少女の像を作ったり、その像の前で『カタリ』や『帰れソレントへ』や『サンタルチア』を歌っていたのだろうか・・・。

『コーリング』と言う言葉があるが、私はきっとそこに呼ばれている。
いつかはその地に立たなければならないのだろう。
時代を超えて、性別をこえて、芸術を愛し、欲する魂が私の中に受け継がれている。

子どもたちに土器作りや彫塑を教えていて、すごい高揚感と意欲と充実感を感じる。

どうしてこれほどの思いに、今まで封印をしてきたのだろう。
 
1度しかない人生。
心を解き放って、作っていこう、描いていこう、歌っていこう。

久しぶりに心揺さぶられるカンツォーネを聴きながらそう思った。


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