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母に贈る言葉

2005-07-18 07:46:00 | 徒然なるままに
母になってみて、初めてわかる母の苦労とありがたさ。
娘時代には、自分は「子どもに『早く、早く』と言わないお母さんになろう!」と硬く心に決めていたにもかかわらず、思春期、反抗期真っ盛りの三児の母となった今、朝から晩まで当時の母の3倍も『早く』を言っている私がいます。
自分のこともろくにできない子どものような私が、『親』をやっているのです。
当時、両親が自分達兄弟にしてくれたことと同じことを、自分の子ども達にできていない未熟な私。
本当に、親の偉大さとありがたさを痛感しています。


電話の声だけで、私の体調も心理状態までわかってしまう母。さすがです。
小さいころは弟妹にやきもちを焼き、かぎっ子時代は寂しくて、思春期にはうるさがって、素直になれなかった私。
いつもお姉ちゃんでいなければならず、母への甘え方を知らずに大きくなった私なのに、大人になっても、一番心配かけているのも、甘えているのも実は私なのかもしれません。
子どもができてからは一番分かり合えて子育ての支えになっているのが、母だと思います。

今日は大正琴の大会で八戸に行っている母。
子育ても終わり、父と一緒に旅行に出かけたり、趣味の世界で活躍する母が、いつまでも元気でいてくれるのが私の願いです。
21歳の若さで私を産んでくれた母。
青春時代を子育てに捧げ、子ども達の青春時代の経済的援助のために共稼ぎで頑張り、私達に借金を受け継がせないよう、家と土地のローンを完済した両親。
本当に、これからゆっくりと、父との時間、自分の時間を楽しんでほしいと思います。

『誕生日をもって母の日とする』は、何年か前、偶然本屋さんで見かけた本に書いてあった言葉でした。
『日本一短い母への手紙』だったか、有名な先生のエッセイ集だったか・・・。
それまでなんとなく自分でもそう思っていたことを、簡潔に言い得ている言葉だと思い、心に残りました。
以来、自分の誕生日に対する意識が変わりました。

『石には布団を着せられぬ』
遠く離れて暮らしているだけに、感謝の気持を忘れないよう、親に頂いたこの身体を粗末にして心配かけないよう、一日一日を大切に生きて行こうと思います。
子ども達が自分の誕生日を大切にできる人に成長してくれるよう、家族の記念日を大切に過ごすように心がけて行きたいと思います。


お母さん、私を生んでくれてありがとう。



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