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特色化選抜試験発表!

2009-02-15 10:05:00 | 徒然なるままに
2月13日(金)

今日は公立高校特色化選抜試験の結果発表の日だった。我校でも明暗を分けた生徒たちの悲喜こもごものドラマがあった。

5年前、息子の発表の日、息子は泣きそうな顔で、ため息をつきつきかえってきた。私は、てっきりダメだったと思い、
「会場の下見がてら、肝試しのような模擬テスト受けに行ったと思って、本番がんばればいいんだよ」
と声をかけたところ、
「3人受けて、俺だけ受かった」
と言う。
一緒に受けた友達2名は親友で、彼らのほうが合格間違い無しの成績だった。
私は内心大喜びだったが、あまりの息子の落ち込み具合におおっぴらに感情は出せず、
「おめでとう!良かったね。あと二人が一般入試で受かったら、皆で盛大にお祝いしよう!」
と言った。

それからの息子はなんだかしょぼ~んとして、親戚からお祝いの電話がかかってきてもなんとなく沈んだ返事。
私もそっと見守るしかなかった。

一般入試の前々日、一人の親友の同居していたお爺様が亡くなられた。
また、もう一人は、放課後、サッカーボールで遊んでいて、足を骨折してしまい、試験当日は保健室受験。

結果、保健室受験の友達が不合格となってしまった。

特色化選抜試験の日、3人は3人で通う高校生活を思い描き、校内、グラウンド、体育館、近所の町並みを夢いっぱいの目で見、話しながら帰ってきたのだと言う。

一般入試発表の日、居ても立ってもいられない息子は一緒に発表を見に行った。
3人はどんな会話をしながら帰ってきたのだろう・・・。

その年の卒業式、息子は卒業式の第2部、卒業生たちが自分たちで企画した卒業の会で、ピアノ伴奏を担当した。
息子が涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながらの弾くピアノのそばで、松葉杖で森山直太郎の「さくら」を歌う友達。
ビデオを廻しながら、息子たちに心からエールを送った。

卒業して5年、「大学は一緒の大学に通おう!」と言っていた3人は別々の大学に進学しながらも、月に1度は会い、泊りがけで集まったりと、変わらぬ友情を深め合っているようだ。先日も成人式の後はいつものメンバーで朝まで語り合っていたらしい。今度はおおっぴらに飲みながら。


26,27日の公立一般入試まで後10日。この期間が一番苦しい。そして、クラスの本当の力が試されるときでもある。
「このクラスでよかった」と心から思えて卒業できるか、何年経っても、同窓会の通知が来ても「あいつが来るなら行かない」と言うようなしこりが残る別れ方をするのか・・・。

今までで最高の卒業式を向かえるためにも、1日1日を大切に、たくさんの生徒たちが志望校に合格できるよう、支援していきたい。

『諦めたら、そこでしあい終了ですよ』(by安西先生~『スラムダンク』より)
がんばれ、受験生!!きっと*(桜)*咲くよ!!!

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