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遅れてきたヱヴァンゲリヲン・ファン

2009-06-14 18:52:22 | アニメ


今更ながら、「新世紀ヱヴァンゲリヲン」にハマってしまった。

作品自体は以前から知っていたし、カラオケでも『残酷な天使のテーゼ』を歌ってはいたが・・・。

今回、6月29日から上映される映画版に先駆けて、第1話~8話まで無料配信されていたので、一気に8話分を見、最終話までのあらすじを読んだ。

まだ、キャラクターや物語の構成に分からないところがたくさんありすぎるが、10年前、社会現象になるぐらいの大ヒットになったのは分かるような気がする。

主人公が14歳というのは、子ども向け漫画の定番という感じだが、今、中学生を教える立場に立ってみると、この年齢設定は実に興味深い。

『海のトリトン』のトリトンも13歳。
ジブリアニメに出てくる主人公たちも13~15歳ぐらいが多い。
この思春期真っ只中にいる少年少女たち。
とても、純粋でありながら、子どもでもなく、大人でもない。善悪の判断も、自己コントロールもずいぶん危ういところがある。
小さい頃からの夢がどんどん現実味がなくなって、先が見えなくなってきて、いや、逆に、先が見えてしまっているから、夢を見ることをやめてしまうのかもしれない。
絶対的な存在だった大人たちの、ズルイところや情けないところばかりが目に付いてきて、『憧れ』る事もなくなってきて・・・。ついつい、反抗ばかりしてしまう。

人生経験がないまま、『正義』を振りかざして戦っていくうちに、相手の『正義』に気づかされ、苦悩する主人公たち。
勧善懲悪だけではないストーリーと、完全無欠・無敵ではない、どこにでもいそうな少年少女が主人公という設定は、さまざまな人間ドラマを生む。主人公の心の葛藤と成長が同世代の共感を呼ぶのかもしれない。
14歳。そういえば、セーラームーンの月野うさぎも同い年だった。

14歳の中学2年生が地球を、人類を救うのだ。
大袈裟とか、ありえない話ではないと思う。
未知数な彼らではあるが、自分も周りの人間もまだ気がつかない、『原石』を持っている。
失敗もするし、自信もない、怖気づいて、いざというときに力が発揮できないときもあるだろう。
でも、何かをきっかけに、飛躍的に伸びたり感性が豊かで、いろいろな影響を受けたり、学習能力や運動能力が高まる時期なのだ。
地球や人類の未来を背負って立つのは、今はまだ幼く多感な子どもたちなのだ。

中学生を教えていて、ピカソのゲルニカを通して第2次世界大戦を考えさせたり、『ファンタジア』で環境問題を考えさせたり、『ゴッホ』や『北斎と広重』でジャポニズムを考えさせたり、『仏像の見方』で、廃仏毀釈や文化財保護を考えさせると、すごい反応が返ってくる。
教える方が逆に生徒たちからたくさんのことを教えられ、気付かされる。それがたまらなく刺激となり、教える意欲につながってくる。

「吾十有五にして學に志す」有名な孔子の言葉だが、この15は、数え年であれば14歳のときに孔子は志を立てたのだ。
一般的には、江戸時代、武士の子どもが14歳で元服したということだ。
満14歳という年齢は、現在では、「少年法」の適用を受ける年齢でもあるが、やはり、14歳という歳は「自分を見つめ」、「自分の生き方を考える」大切な人生の岐路なのだろう。
その大切な時期に、教師という立場で立ち会えるというのは、とても光栄なことなのではないだろうか。
ピア・サポートでも、中学2年生のテーマは『セルフ・コントロール』。

碇シンジが、ピンチのときに言うセリフにグッと来た。
『逃げない!』
死んでしまっては元も子もない。危険からは逃げることも必要。『退路』を確保しておくのも兵法の一つだ。
でも、『自分自身から逃げない』覚悟と勇気は必要だ。

我が家にも、この8月7日で14歳を迎える中学2年生がいる。
彼女と一緒に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見に行こう。

ロス・カルカス コンサート

2009-06-13 13:52:00 | 徒然なるままに
ロス・カルカス(Los Kjarkas)の公演を聴いてきた。

ボリビアのトップスターの18年ぶりの来日公演。
同僚からの強い薦めもあって、思い切って聴きに行った。

知っている曲は無かったが、サンポ-ニャやチャランゴ、ケーナ、ギター、太鼓などのアコースティックな音色の民族楽器を、高山で鍛えた肺活量で力強く演奏する迫力に度肝を抜かれた。また、その肺活量ゆえか、キーが高く伸びのある歌声は、哀感と生命力に満ち、この声がアンデスの山々に響き渡るのを思い描くだけで鳥肌が立った。

2時間、会場の客層は結構年齢層が高い割りに熱気にあふれ、盛り上がった。

大ヒット曲『泣きながら』を日本語で歌ったときは、会場中が感動でどよめいた。

帰りの道々車の中で買ってきたばかりのCDを聞きながら、すっかりにわかカルカスファンになってしまった私なのでした。
いつか、ボリビアの現地でまた彼らのコンサートを聴き、現地の人たちと共に歌い、踊ってみたい。*(音符)*

ロス・カルカス(Los Kjarkas)オフィシャル・サイト
http://www.geocities.jp/kjarkas2004/main.html

漢字検定3級に try! 

2009-06-13 13:03:00 | 徒然なるままに
6月12日(金)

漢字検定3級を受験した。
自己採点では5問不正解。
簡単な読みと送り仮名の間違いだった*(涙)*

受験するきっかけは、
「あと一人申し込めば、学校が会場校になれるのに、最後の一人がまだ集まらない。」
と、国語科の先生が言っていたので、
「私が申し込みましょうか?」
と買って出たからだ。
3級は中学2年生程度ということで、甘く見ていたせいもある。
ところが、勉強を始めてみると、読みは大体できるが、忘れている字や意味の分からない単語が出てくる出てくる・・・。
1日1時間はがんばろうと思っていたが、忙しさにかまけているうちに結局一夜付けに近い状態になってしまった。
でも、勉強しているうちにあやふやだったことや、分かっているつもりで実はちゃんと理解していないことを再確認できたり、初めて知る意味や熟語に出逢ったりすると、なんだか自分がだんだん賢くなってきている気になって面白かった。

受ける前は不安になったり、自信が無かったが、受けてみて、勉強したところが出てちゃんと答えが書けると嬉しかったし、勉強したなりに結果が出せたり、分からないところを再確認できると同時に、間違えたことが悔しくて、この字や読み方が次に出ていたときは絶対に間違えないぞ!と胆に銘じた。
「失敗に学ばないものは、同じ失敗を繰り返す!!」
「間違えたときが覚え時!まぐれ当たりは身につかない」

よーし!今度は2級に挑戦だ!今からコツコツがんばって、次は100点満点を狙うぞ*(びっくり2)*

先生の卵たち 

2009-06-13 12:44:00 | 徒然なるままに
6月11日(木)

今日は教育実習生の精錬授業があった。
今回は、音楽と体育の教育実習生が来ている。二人とも卒業生で、明るく活発なお嬢さんたちだ。年頃が息子と1つ違いということで、世話焼きおばさんの私としては、いろいろと声をかけたり、世話を焼いたりして、私自身なかなか楽しかった3週間だった。

以前、講師の身でありながら、美術の教育実習生を受け持ったとき、スケジュール的にもなかなか厳しいものがあったけれど、そのときに、
『ああ、私のときも、こんなに担当の先生にご迷惑をおかけしたんだなあ・・』
と反省し、改めて感謝したものだった。
その美術の先生とはその後も欠かさず年賀状のやり取りをしている。
卒業してすぐには教師にならなかった私に、それでも先生はいつも私の活躍を期待してくださり励ましてくださった。

あの頃の教え子たちも、今は中学生の親世代。
教育実習の最終日、子どもたちが授業の感想のお手紙をくれたのだが、その中に、『先生が本当の先生になれる頃には自分たちはもう卒業してこの中学校にはいけれど、自分の子どもたちも先生に教えてもらいたいから、絶対、先生になって帰ってきてください』というコメントがたくさんあった。
あの頃はずいぶん遠い先の話だなあ・・・と思っていたが・・・。
以前、当時の教え子(実は妹の友人)に会った時、私の授業の内容を良く覚えていてくれたので驚いてしまった。

実習生たちの精錬授業はとてもよくがんばっていて、生徒たちもしっかり取り組んでいた。

明日の最終日の準備を終えた実習生たちを誘って、ラーメンを食べに行った。
「私のおごりでラーメンを食べた以上、7月の採用試験は絶対に受かりなさいよ~!」
と半ば脅かしながらも、楽しく3週間をふりかえり、卒業、就職に向けてエールを送った。

明日は最終日、最後まで泣かずにがんばれるかな???
生徒たちには『先生をウルウルさせるんだぞ~!』とたきつけておいたのだが・・・。

私にとっても、この3週間は初心に帰れる良い機会であり、何より、毎日笑顔で居られたような気がする。
実習生が大学に戻るのを一番さびしく思っているのは、実は私自身かもしれない・・・。なんてね。

阿修羅 再び!

2009-06-13 11:55:00 | 徒然なるままに
6月6日(土)

明日で最終日となる『阿修羅展』を見てきた。
5月に見に行ったときは、展示品すべてをじっくりと見、図録やらグッズもばっちり買ってきたが、今回は、入場するや否や、まっしぐらに阿修羅像を目指して、じっくり心行くまで観てきた。

60分待ちで入場し、阿修羅像に辿り着くまでも、辿り着いてからもすごい混みようだったが、360度いろんな角度から見られる最後のチャンスということで、気合が入った。

今回もやはり、右側後方から見た右側の顔左45度の角度から見上げた顔の美しさに見とれた。
でも、今回は、前回以上の混み具合で、阿修羅がその様子を心配して困ってこちらを眺めているように見えてしまった。仏像は見る人の心を映し出すのだろうか・・・。

八部衆や十大弟子、別室の観音像や四天王像も見応えがあった。3年生の修学旅行にあわせて、『仏像を100倍楽しむ見方』という授業に取り組んだせいか、いろいろな仏像の表情や印相、コスチューム、作られた年代についても、すごく興味深く見ることができた。何より、印相は、仏像がどんなことを伝えたいのか、この像を作った仏師が何を表現したかったのか、この像を依頼した人の気持ちまでわかって、すごく面白かった。

先日の手塚治虫展で購入し、全巻そろった『ブッダ』を読んで、シッタールダ王子の生涯に強く興味を待った。
国立博物館のミュージアムショップで、『ガンダーラ美術に見るブッダの生涯』という本を買ってきた。
手塚治虫の『ブッダ』はオリジナルキャラも登場し、かなり脚色はされていたが、人間ブッダの苦悩や人間味が表現されていてとても面白かった。
仏典ではかなり超人化して、実際以上の脚色があるように思う。(すべてを読んだわけではないが)

二十八部衆が仏教に帰依した経緯もかなりドラマッチックだし、十大弟子たちの生涯や性格も面白そうだ。
それらをもっと詳しく知ってから仏像を見たら、また更に深く味わえるのだろうと思う。

世は『阿修羅』効果で『仏像ブーム』がはやっているとか。私もご他聞に漏れず、『阿修羅ファンクラブ会員』(アシュラー)である。(高校時代から!!)
今回、せっかく会員バッチをつけて行ったのに、バッチをつけている人に一人も逢えなくて残念だった。*(涙)*

今度は九州で『阿修羅展』開催とか。さすがにそちらのほうまでは行けないけれど、いつかまた、興福寺でお会いしましょう!

お疲れ様でした。




マチュピチュの風に吹かれて、大地に接吻したい!

2009-06-13 08:18:00 | 徒然なるままに
6月5日(金)

『コーチング』というセミナーを受講した。

『コーチング』とは、相手とともに問題に取り組み、安心感を与えながら、相手の能力を引き出す手法の考え方で、『相手』とは、『部下』であったり、『生徒』であったり、『部員』であったり、『子ども』であったり。

今回は,自分の『ゴール』(目標)を達成した時の臨場感をイメージすることと、その時に起こっている問題について考え(エコロジー)、そのことに気づきながらも、そのゴールを目指すのかというロールプレーイングだった。

私の『ゴール』は「マチュピチュに行くこと」。
その理由は、中学時代からの夢であり、インカ帝国の遺跡や文化を肌に感じてみたいから。
その目標達成のために必要なことは、
・旅費、滞在費を貯める
・スペイン語を学ぶ
・現地の情報を集める
・旅行経験者や現地に詳しい人から体験談を聞く
・ペルーやボリビアの歴史や文化を学ぶ
・体力をつける
・貧血を治す
・ケーナを練習する
・具体的な日程が組めるようスケジュールを調節し、旅行会社を決める

「体力をつける」以下はなかなか進んでいないが、去年よりは確実に実現に向けてがんばっている。

『ゴール』達成時の臨場感について。
「あなたは 今、どこで、何をしていますか?何が見えていますか?」
という質問をされたとき、自分でも思いがけないことを言っていた。
「地面にひれ伏し、大地に接吻しています。大の字になって体ごと地球を抱きしめています。石組みに頬ずりをして、溝を指でなぞって『紙1枚の隙間もない!』と叫んでいます。」
「たとえ、どんな天候であろうと、雨ならずぶぬれになっても、全身でその雨を体に受け、風を感じ、日差しを受けて、インカの民の『太陽信仰』を全身で実感したい。」
「持参したケーナで『El Condor Pasa』を吹いている。でも、途中からのアップテンポの部分を息切れで上手くふけるかどうか心配している」
「周囲の人たちは、驚いている人もいるが、笑顔の人や一緒に歌ってくれている人もいる。一緒に行った人や旅の途中で知り合った人たちも笑顔で応援してくれている」

今まで、マチュピチュの画像・や映像を見ては、ただあこがれていた世界が、すごく臨場感を持って迫ってきた感じだった。最初の「大地に接吻する」なんて言葉やイメージは今まで考えたことも無かった。

すっかり『あちらの世界』に行って夢中になって話した後、次の質問が来た。
「あなたの『ゴール』達成に当たって、不都合な問題はありますか。」
私にとって、それは、ずっと『ゴール』を先延ばしにしてきた理由でもある。
「子どもたちを日本に残してきたことだ。」
今回は、1,2年後の設定なのだが、その頃、息子は大学卒業・就職、長女は仕事をしているのだろう、末娘は高校受験・受かれば高校1年生。
今までは、子どもたちを残して単身で長期間海外旅行に行くなんて夢のまた夢だった。でも、「いつかは行きたいなあ・・・」とは思っていた。
でも、年齢的なもの、体力的なことを考えると、場所が場所だけに、時期を逃すと本当に夢で終ってしまうかもしれないという焦りが年々強くなってきてはいた。
本当は、両親と一緒に行きたかった。子どもたちは何故かあまり興味を示してくれないが、両親はずっと私の夢の実現に興味を持ってくれ、応援してくれていた。
高齢となった両親に、せめて地球の裏側から『マチュピチュに来ているよ~!』というビデオテープを送ってあげたい!!

『エコロジー』とは、どんな問題があっても、それを乗り越え、達成したいかの意思確認の問題だった。
子どもたちのことは心配だが、周りに理解と協力をお願いし、行く前より元気に生き生きとした自分を見てもらうためにも、その問題はちゃんと解決していきたいと思う。

そこまで聞いて、セミナーのグループの人たちは、
「インカもマチュピチュも知らなかったけれど、そこがどんなに素晴らしいところで、あなたがどんなに本気で行きたがっているかということがすごく伝わってきた」
「話しているうちにとても表情が明るく、元気になっていって、目の前でその情景が繰り広げられているのが目に見えるようだった」
「ぜひ、実現に向けてがんばってください」
と言ってくださった。

セミナーが終った帰り道は、気分がすごいハイテンションで、そのまま成田空港に行ってしまいそうな感じだった。

4月からのストレス疲れや鬱状態が一瞬、吹き飛んだような気分だった。
自分で言うのも変だが、本当に私はマチュピチュに憧れていて、それは絶対達成しなければならない夢なんだと、再確認した。

さあ、夢の実現に向けての第一歩。
明日からもがんばるぞ!