とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

和風総本家(テレビ東京系列)でソメスサドルが紹介されました

2013-10-10 21:41:03 | 北海道地域情報
 テレビ東京系列のテレビ番組、和風総本家の本日の放送で、北海道の馬具メーカーであるソメスサドルの馬具が紹介されました。イタリアの一流騎手が「ソメスサドルの鞍がないと、自分はレースに出ることができない」とのことでした。

 いや~、嬉しいですね。北海道の企業が紹介されるのは。

 実は馬具以外に財布や鞄、ベルトなども売られてますが、高額なので私はなかなか買えません。今の財布が古くなったら、1番の買い換え候補ではあるんですけど、今の財布は2年前半前に買ったばかりなので、買い換えはあと5年くらい使ってからでしょうか。


【ソメスサドル会社概要】
公式HPはこちら

最寄りのお店はコチラ↓

(砂川ショールーム)
北海道砂川市北光237-6

(ソメスサドル札幌店)
札幌市中央区大通西3丁目北洋大通センター「大通ビッセ(ODORI BISSE)」2F


(ソメスサドル千歳空港店)
北海道千歳市美々新千歳空港ターミナルビル2F

北海道内の上記以外の販売店や、北海道以外販売店を知りたい方はこちらをご覧ください。


※事業内容
乗馬用・競馬用・ウエスタン用種鞍、馬装品、馬車、その他各種馬具製造・販売、紳士用鞄、婦人用鞄、旅行用鞄、バッグ、ポーチ・ポシェット・財布等小物入れ、ベルト各種、ステーショナリー商品、ノベルティ商品各種、その他革製品全般の製品及び販売

 あー、そろそろ夏休みの最終日の記録もアップしないとなぁ~(汗)


2013年の夏休み(その4)

2013-10-05 21:01:57 | 旅行
 夏休みの記録を残すのが若干面倒になってきました(汗) でも、あとで思い出そうとしたときに助かるので、やはりここは備忘録を作っておきますか。

9月19日(金)
 この日は、京急の「よこすかグルメきっぷ」を買って、終日横須加をぶらぶらしてました。往復の乗車券と、昼食(お店とメニューは限られますが)、指定エリアの電車及びバスが乗り放題、指定のお店等で割引が受けられ、品川から1,980円というお得で鉄ちゃんには嬉しい商品です(^^)
 ホテルから品川駅に行きいったん下車。券売機で「よこすかグルメきっぷ」を購入(券売機の画面のどこにその表示があるのかわからず、案内のお兄さんに聞きました)。そして品川から汐入駅まで一気に移動しました。品川から汐入までの所要時間は50分くらいです。

 今気づいたのですが、京急電車の写真が1枚もありません。こりゃ失敗、、、

まず最初に、「TSUNAMI」で昼食。米軍の人と思われる外人さんがいっぱいいました。
海軍カレー

カレーのメニュー
カレーメニュー

ハンバーガーのメニュー
ハンバーガーメニュー

 嫁さんがハンバーガーを食べましたが、写真なしです(汗)。カレーもハンバーガーも、極力地元の食材を使っています。その説明も写真に撮ったのですが、見事にピンぼけのためこれも写真なしです、、、
 肝心の味ですが、ハンバーグが肉を粗く砕いたような感じで、肉食ってるぞ!という気分になるのがいいですね。量は比較的多めでした。カレーもおいしかったのですが、どっちかといえばハンバーガーの方が好印象でした。手作り感が印象に残ったのでしょう。
 ちなみに隣のテーブルで食事をしていた米軍関係の人と思われる二人組は、私らの2倍近い量を食ってました。どうりであんなに体がでかくなるよねぇ。

(TSUNAMI)
〒238-0041 神奈川県横須賀市本町2-1-9 飯田ビル
TEL.046-827-1949
HPはこちら


 次は横須加本港の汐入桟橋から出航している遊覧船に乗ってきました。料金は1,200円のところ、「よこすかグルメきっぷ」の提示により1,000円となります。この日は珍しい船がたくさんいたらしく、ともかく写真を撮りまくってましたが、数が多くて内容も濃すぎたため、なにがどうだったか殆ど覚えてません。ともかく写真を並べてみましょう。

横須賀港1

横須賀港2

横須賀港3

これは日産自動車の工場だったはず
横須賀港4

なんと、この建物はゴミ処理場です(驚)
横須賀港5

 次はバスに乗って三笠公園へ。日露戦争の遺構である、戦艦みかさを見に行きました。入場料は割引料金で400円です。中にはたくさんの資料があり、とても興味深いモノでした。平和を祈っているだけでは、おかしな国(特亜国とか)に占領されるよ~、というような説明もあったので、こういうのは積極的に子供たちに見せたいものです。

記念艦みかさ1
みかさ3
みかさ2

 東京都心のきらびやかな商業ビルを巡るのももちろん楽しいのですが、こういった歴史的資料を見るのもやはり楽しいですね。

(記念艦三笠)
〒238-0003 神奈川県横須賀市稲岡町82-19
TEL.046-822-5225
FAX.046-822-9822
HPはこちら


 お次はスイーツです。汐入駅の前にある「メルキュールホテル横須加」の中にある喫茶店で、ケーキをいただくことにしました。すっかりケーキの名前を忘れてます。楽しかった感覚は覚えてても、詳細をこんなにも忘れるものかと、パソコンに向かいながら愕然としております。

ケーキ

ケーキ2

 お土産も買ったし、食べたいモノや行きたいところ、ひととおり達成したところで、東京都内に戻ることにしました。ここまで書いたこと以外で覚えているのは夕食のみです。鉄道好きな私としては、観光より移動の方が楽しかったのでは?というくらい、電車に乗っていた記憶のほうがハッキリとしてるような気がします。

 この日の夕食は「九州じゃんがら日本橋店」です。会社帰りのサラリーマンで結構賑わってました。この日の数週間前に、テレビでタカトシの帰れま10で使われた店とは違います。

つけちゃん
ラーメン2

九州じゃんがら
ラーメン

メニューはこんな感じ
メニュー

お店の入口です
九州じゃんがら

 九州の豚骨スープは特にお気に入りですし、今回の「つけちゃん」のような海の幸がメインとなったスープも大好きです。高額なコース料理も好きですが、ラーメンって国民食ですね。お米と同じくらい定期的に食べたくなる料理です。

 夕食を終了したときには、やはりこの日もグッタリです。ホテルに戻ってシャワーを浴び、あっという間に眠りにつきました。次の日はいよいよ最終日。モータージャーナルの沢村さんと森さんの生の姿を拝見することになります。


2013年の夏休み(その3)

2013-10-03 20:53:26 | 旅行
9月18日(木)
 ベッドが狭くて熟睡できない上、観光で歩き疲れも重なりかなり疲れていたのですが、気力を振り絞り朝から観光開始です。疲れすぎのせいもあって、午前中はずっと下痢気味でした(ToT)

最初はここ。日本人たるものここに来なくちゃ。
シナやチョン、反日マスゴミやサヨクが何を言おうが知ったこっちゃありません。

靖国神社です
靖国神社入口

日本のために無くなった方への供養、、、
靖国2

靖国参拝

 靖国神社にはかなり長時間いたのですが、今日は省略します。そうそう、この時に昭和の東京地図と最新の鉄道路線図を重ねた地図を買いました。我ながら鉄っちゃん万歳です(笑)。お次は皇居です。ここに来るのは2度目。日本に生まれてホント良かったと思えます。

天守台
皇居1

皇居は別世界ですね、、、
皇居3

きれいな花が咲いてました
皇居の花

富士見櫓
富士見櫓

 あっという間にお昼です。お腹の調子が悪いので、あっさりしたものを。ということで、皇居の目の前にある「パレスホテル」の中にあるうどん屋さん「水山」で昼食をとることにしました。都心の豪華ホテル接続のレストランなのに1000円未満で済ませることができるとは思いませんでした。

 午後は、江東区木場にあるとりカフェへ向かいます。ここで私の学生時代の友人と待ち合わせ。彼は10年前に北海道を出て、都内で働いています。1年ぶりの再会で、いろいろと会話に花が咲きますが、嫁さんは鳥たちに夢中(^^;

とりカフェの入口はこんな感じ。
カフェでお茶してる間じゅう、通行人が中を覗いていくので「人気あるんだなぁ」と実感。
鳥カフェ入口

かわいいですね
鳥カフェ1

この子も
鳥カフェ2

この子も
鳥カフェ3

こんな風に飼われている鳥もいます。人間が食べる物に羽が入ったりしないよう、ガラスの中にいます。
鳥カフェ4

この子も
鳥カフェ5

ふくろう好きな私にはたまりません~
鳥カフェ6

で、こんなスイーツも(笑)
鳥カフェスイーツ

 カフェ待ちのお客さんがいるので、1時間ほどで退散です。お次は鉄っちゃん好きな私としては行かずにいられなかった「旧万世橋駅」です。HPに書かれている説明は次のとおりです。

【 施設概要 】
 かつて、中央線の神田~御茶ノ水間に、明治45(1912)年に開業した「万世橋駅」がありました。昭和18年に休止になりましたが、赤レンガの万世橋高架橋の中に、ホームや階段など、駅の施設が一部残っていました。
「旧万世橋駅」は、これら駅の遺構を再生し、歴史的価値ある遺構を随所にご覧いただける施設です。開業当時の姿をほぼ留めた「1912階段」や、交通博物館開館時に設けられた「1935階段」をはじめとする遺構を公開するほか、旧万世橋駅時代のプラットホームにデッキを設けた“2013プラットホーム”には、フリースペースやカフェがあります。 このほかにも、万世橋駅の足跡を今に伝える展示も実施しています。


旧万世橋跡の全景
万世橋駅

1912階段です
1912階段

1912階段の説明です
1912階段説明

プラットフォームのあった場所にはカフェができてました。
この両脇を中央線快速電車が頻繁に行き交います。これだけで1時間はボーッとできそうwww
万世橋駅カフェ

 その次は秋葉原の海洋堂ホビーロビー東京に模型を見に行きました。ガチャガチャで3個買ったのですが、出てきたのは全く同じタヌキが2匹と、赤ビーマンでした(^^; さらに詳しく知りたい方は、海洋堂のHPへどうぞ。

 このあと、銀座線末広町駅まで散歩して渋谷へ→渋谷タワーレコード→新宿アルタ、と駆け足で廻りました。移動中の山手線と新宿駅東口は人混みが凄く、早々に退散。
 日本橋の安い居酒屋で私の友人と我が夫婦3人で食事。ちょっと裏道に入ったところで店名は失念しましたが、すっかり少食となってしまった我々にはちょうど良い量。お酒3杯とそこそこのおつまみで3000円だったでしょうか。書籍業界に籍を置く友人に業界の裏話なんかを聞きつつ、翌日は仕事がある友人のためそこそこで切り上げお別れ。

 この日は十五夜且つ満月だったことを思い出し、日本橋から東京駅へ行くことにしました。何人かの方が新しくなった東京駅をバックに写真を撮ってました。幸運なことにこの日の夜は晴天でした。

いい絵ですね、、、
十五夜で満月&東京駅

左下に東京五輪開催!の柱?が建っているのが見えます?
十五夜満月と東京駅2

 この美しい絵を満喫した後、コンビニでスイーツを買ってホテルに戻って終了。
 相変わらずギッシリと詰め込んだ観光でした。あと2日まだまだあるぞー、って感じで嬉しいのか辛いのかわからないくらいグッタリです。
 翌日は横須加で海軍カレー食うぞー、と意気込んでバタンキューです(-_-)゜zzz…


消費税増税確定

2013-10-01 20:49:29 | 政治経済
 安倍総理、決断してしまいましたね。

 かといって、民主、共産、生活の党、みんなの党、その他大勢。自民党よりマシな党は全くないので、仕方ないので今後も自民党を支持するしかありません。経済については結果が全てですから、今後増税分をフォローできない状態が続けば、自民党の中で別な候補者を選ぶしかないでしょう。

 そういえば今朝、登録しているメルマガが届きました。藤井聡内閣官房参与の寄稿です。
 これを読んだとき、仮に消費税増税を安倍総理が決断したとしても、その時の単純な気分で政治を見たり選んだりしてはいけない、自分の軸をしっかり持ち、何があってもこの日本を壊す輩と戦い続けなくてはいけないと思いました。

せっかく増税が決まったのなら、反日サヨクの代表であるNHKと北海道新聞購読をやめましょうかwww
【保守速報】消費増税が決まったからわが家でも3%の増税分だけ節約をしなければ。 さしあたり新聞、雑誌はみんなやめようかな

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 FROM 藤井聡@京都大学大学院教授 


暦はまさに本日、安倍総理が「消費税増税」について決断すると報道されている、10月1日、となりました。


総理がどの様なご判断をされるにせよ、そのご判断は、日本経済に大きな影響を及ぼす事は、万人が認識しているところです。今、多くの国民は、総理のご判断を固唾をのんで見守っているところではないかと思います。



「消費税増税」はもちろん景気に甚大な影響を持つものであり、したがって、アベノミクス=デフレ脱却の成功を期するためにはとりわけ慎重な判断が不可欠であることは論を俟ちません。が、景気を決めているのは税制だけではありません。日本国民のあらゆる「行為」「ふるまい」「制度」が、多かれ少なかれ、何らかの影響を景気に
対して持っていることもまた、真実です。



もちろん、消費税の様に大きな影響を及ぼすものもあれば、微細な影響しかないものもあります。が、その中でも、



http://www.nikkei.com/article/DGXNASDC06002_Q3A910C1SHA000/



という日経記事は、これからのアベノミクス=デフレ脱却の成功に向けて望ましい影響を及ぼし得る流れの存在を暗示するものとして拝読しました。



この報道は「増えすぎたタクシー台数の規制を強化する」というものですが、「デフレ」という視点から解釈しますと、「タクシー市場のデフレギャップを解消するために、政府が規制を強化していく」と言うものです。



ちなみに当方、この議論には(共有地の悲劇、社会的ジレンマ研究を専門とする)実践的な社会科学者として、長い間参画してきたのですが、そんな当方からしますと、「ようやく、実際の流れがここまでたどり着いたか。。。。」と、感慨深くこの記事に接した次第です。

(理論的にはこちら→
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/member/fujii/#jirennmaippan)

(実務的にはこちら→
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1111180010/)



少々細かくなりますが、事の顛末を簡単に申し上げますと、次の様なものです。



「タクシー」は(バスや電車と同様に)、純然たる民間ビジネスではなく、人々のモビリティ(移動)を保証するための「公共」交通としての側面を持つ「公共ビジネス」です。



したがって、かつては政府・運輸省が、適正な価格や安全性を確保するため、そのタクシー市場に様々な規制をかけていました。



しかし、橋本改革、小泉改革の時に、「規制緩和」が望ましいという強烈な社会風潮の中、その規制が撤廃されました。結果、全ての心ある関係者が予期したとおり、安全性が損なわれる事態となりました。



すなわち、タクシー台数の規制が撤廃され、タクシー市場に、「自由」に様々な適正な台数よりも大幅に増え、タクシー市場が超絶な「デフレ」になったのです。



そうなると、ドライバーの収入は激減、結果、ドライバーになる若手も激減、一気に高齢化しました。その上、少しでも多くの給料を収入を得ようとして無理をして長時間労働を行いはじめました。



こうして、タクシー事故は年々増えていきました。



そんな中で、いわゆる「ブラック企業」と言われる様な企業も増えていきました。彼等は全管理を行わずに低賃金でドライバーを働かせると同時に、乗客の「安全」を軽視するビジネスを展開していきます。



最初は、「民間ビジネスの活性化で望ましい!」なぞと言う人々もいましたが、この「惨状」を見て、多くの自由化論者も、口をつぐむようになっていきました。

(この事の顛末の詳細は、 http://www.gentosha.co.jp/book/b4985.html や http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/compliance/ を参照ください)



しかし、思考停止をした人々は、こんな現実の状況に目もくれず、ただただ「規制緩和は善」「規制強化は悪」というイデオロギーだけに基づいて振る舞い続けました。


http://bit.ly/16AkyG6


もちろん、この「規制緩和」で生じた「デフレ」によって利益を得る人々(いわゆるブラック企業の経営者達、つまり、レントシーカー達)は、様々な理屈を吐きながら、この状況の維持を図るために振る舞い続けました。



その結果、「タクシー市場の再規制」の流れは拡大せず、結果、タクシー市場のデフレは、今日もなお放置され続け、ドライバーは困窮し、乗客の安全性は低下したままとなっている訳です。



・・・・・



以上の顛末は、「タクシー市場」という、日本のマクロ経済から見れば大変に矮小な領域の話ですから、多くの人々の興味を喚起するものではないかも知れませんが、今の日本の「デフレ」という問題における様々な本質的要素を、驚くほど正確に象徴するお話です。



したがって、もしも我々日本国民が、この程度の小さなデフレも解消できない程度の力量しか持っていないのなら、「日本のマクロ経済」のデフレを解消することもできなくなるのではないかと、思えてなりません。



。。。。そんな感覚を持っている筆者ですから、この小さな一つの記事は、小さな一つの希望の光のように感じました。そしてこの流れが、タクシー界のみならず、日本国家のあらゆるところにに拡大していくことになれば、私たちは本当に、抜本的にデフレから脱却できることができるのかもしれない。。。。そんな風な期待を感じました。



しかし、この記事は、そんな希望の光だけでなく、暗い未来の到来を我々に暗示するものでもあります。



そもそもこの日経の記事は、日経経済部次長の瀬能繁氏によって書かれているのですが、彼は次の様に述べています。



『八代尚宏国際基督教大客員教授は「規制緩和が行きすぎといわれるが、新たに運転手として働けるようになった労働者の利益や、台数の増加による利便性の向上を無視している」と指摘する。』



確かに八代先生のご指摘には一理があります。



しかし当たり前ですが、規制の方向はトータルで判断せねばなりません。



「デフレには消費者や、新規参入者にメリットがある」という主張を踏まえてもなお、デフレは「トータルとしての国益上問題がある」とされているからこそ、現政府は「デフレ脱却」を最重要課題に据え、そして、多くの国民もこれを支持しているのです。瀬尾氏は、この事実をこそ、十分に理解した発言をすべきであるはずです。



さらに瀬能氏は次の様に主張します



「規制緩和の旗を振るはずの規制改革会議は沈黙し、安倍晋三首相の肉声も伝わらない。ねじれようもなく自公民が手を結んで法制化がすんなり進むようなら、首相が掲げる『成長戦略実行国会』の看板が泣く。」



そもそも、タクシー問題は、「デフレ脱却のためには、規制強化が求められていることもある」という事実の、最もわかりやすい実例です。だからこそ、「成長戦略実行国会」であるのならなおさら、こうした規制強化の法案も可決すべきなのではないかと、筆者には思えます。



しかも、瀬能氏は、規制改革会議は、この法案に反対の声を上げるべきだと示唆しています。



しかし、「規制改革会議」は「規制緩和会議」ではないのです。



「規制改革」とは、「規制緩和」と同時に「規制強化」を含意し得る言葉です。ですから、こうしたタクシー規制強化の法案を求める声が、規制改革会議からわき上がってきたとしても何も不思議ではありません。



・・・・



とはいえ、こうした筆者の主張が掲載されているこの「新日本経済新聞」と、瀬能氏がそのご意見を書かれた「日本経済新聞」では、その読者数の差が圧倒的に開いているのは、事実です。



そしてこの読者数の絶大なる差がそのまま政治的判断に反映されるのなら、日本は最終的にタクシーデフレを解消することが出来ない国家となってしまうでしょう。そして、「一事が万事」の諺の通り、このマクロな日本の経済のデフレ脱却も厳しい状況に追い込まれる事になるやもしれません。



いずれにしても・・・「真実」は、時に、「複雑」であり、そして「残酷」なのです。



そして政府には様々な省庁があり、民間には様々な業界が存在しています。そして、そうした様々な組織の複雑にひしめき合い、絡み合いながら、日本の社会と経済と政治が動いています。



そんな、この世界の超絶な「複雑さ」の全てをそのまま飲み込む事ができる人々だけが、目の前の問題を解消する栄誉に預かることができるのでしょう。一方で、そんな複雑な世の中を、過度に単純化して理解する人々は、様々な問題を乗り越えることが不能となり、残酷な現実を目の当たりにせざるを得なくなるでしょう。



そうである以上、消費税増税の問題が喧しく論じられている今だからこそ、アベノミクス/デフレ脱却の成功のためには、消費税増税が景気に及ぼす影響を論ずると同時に、こんな小さなタクシー問題に垣間見有られる世間の複雑さをそのまま受け入れ、その小さくも複雑な問題に対処し続ける「精神の力量」が求められているのではないかと、筆者には思えてならなりません。



そしてそんな力量さえあるのなら、わたしたちはどんな最悪の状況の中にあっても、最善を尽くすことができるでしょう。



そもそも仮に、何らかの不幸によって我が国が今回デフレ脱却に失敗したとしても、多くの日本国民はそれでもまだ、「生き続け」なければならないのです。そうである以上、私たちには常に、様々な人々、様々な組織と協調し、調整し続けながら、世界の複雑さ、世界の残酷さを引き受けつつ、それでもなお、ほんの僅かなものであっても改善し続けんとする精神の力量が求められ続けているのです。



少なくとも筆者は、我が日本国民が、この世界を過剰に単純に理解する事を避け、何があろうとも生き続ける事を止めるわけには行かないという当然の道理を飲み込みつつ、この世界の「複雑さ」と「残酷さ」から目を背けずに、それでもめげずに強靭にたくましく、日々の最善を尽くし続けられる精神の力量を持ち続けられん事を。。。。。心から祈念し続けたいと思います。



・・・・


少々長い文章となってしまいましたが、本日はこのへんでおしまいにしたいと思います。

ありがとうございました。ではまた、来週。


PS
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