守田です(20241112 21:05)
● 11月16日(日)は午前・午後、大阪ドーンセンターへ
前々号でのこの企画のプレ企画と本集会の前半の内容を詳報しました。
あらためてエッセンスだけ紹介します。
午前中にプレ企画『子供たちにヒバクのない未来を』を行います。10時半から12時です。
登壇するのは避難者で学生の鴨下全生さん、避難者で原発賠償関西訴訟原告団代表を務める森松明希子さん、そして岡山在住の医師・三田茂さんです。
守田敏也がコーディネーターを務めます。3人にお話し頂いた後で、会場ともやりとりを行います。
本集会は午後1時20分開場、50分開演
メイン講演でジャーナリストの青木美希さんに「脱原発を阻むもの」』、三田茂さんに「4000人の子どもの血液を調査して」のタイトルでお話頂きます。
主催:脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック
共催:大阪平和人権センター・原発反対福井県民会議・「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク・緑の大阪
なお以下の記事に登壇者のプロフィールなど、参加費など詳しい情報を掲載していますのでご覧下さい。
明日に向けて(2462)企画『原発・核燃からの撤退を! 南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会』にご参加を(11月16日土曜日)-告知記事その1
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/48096dd25bc576510892a0c7b7bdf34c
● DVD報告「六ケ所再処理工場と憲法9条」ー浅石紘爾さんについて
メイン講演に続いてDVDで浅石紘爾さんの講演録を上映します。タイトルは「六ケ所再処理工場と憲法9条」
浅石さんは六ケ所再処理工場をはじめとした核燃サイクルを止めようと提訴した「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」の原告団長にして弁護団長を務められている方です。同会ホームページを紹介しておきます。
「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」
https://1mangenkoku.org/about/bengodan/
その浅石さんが本年3月3日に「はちのへ九条の会」に招かれて、八戸市スポーツ研修センターで講演されました。
浅石さんはこの中で核燃サイクルの根本的行き詰まりを分かりやすく説明され「それでもなお再処理工場の稼働を行おうとするのは核武装の意図しか考えられない」と述べておられます。動画は以下からご覧になれます。
再処理工場と九条 核武装への道
https://www.youtube.com/watch?v=yu2arOSw_XI
浅石さんのお話にとても感銘しました!これを当日、みなさんにお見せしたいのですが、1時間以上あるので20分に編集し上映することにしました。大事なエッセンスを盛り込んでいます。必見必聴です。
● 六ケ所再処理工場を見学して 大椿ゆう子さんと守田敏也
これに続いて参議院議員で社民党副党首の大椿ゆうこさんと守田の六ケ所報告を行います。
これは「脱原発政策実現全国ネットワーク」で7月3日に取り組んだ六ケ所再処理工場視察会に基づくもの。
参加者を示します。なお日本原燃の側も5名の職員の方が応接して下さいました。
市民関係5名:浅石紘爾一万人訴訟弁護団長、池島芙紀子脱原発政策実現全国ネットワーク事務局長、永田文夫三陸の海・岩手の会世話人、守田敏也フリライター、山田清彦上十三支部長(社民党)
議員関係4名:大椿ゆうこ参議院議員(社民)、近藤昭一衆議院議員(立憲民主)、山崎誠衆議院議員(立憲民主)、阿部知子衆議院議員(立憲民主)事務所横山弓彦秘書
六ケ所再処理工場PR館前に手 左から山田・浅石・永田・近藤・大椿・守田・山崎・池島の各氏(敬称略) 横山弓彦氏撮影
PR館にて説明を受け、バスで六ケ所再処理工場敷地内に。広いし敷地の中をバスでゆっくり見学し、幾つかの施設は中も見学しました。ただし残念ながら撮影不許可。
敷地内にあるのはウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、使用済燃料受入貯蔵施設、再処理工場、MOX燃料工場。
PR館から遠望した六ヶ所再処理工場の施設群 守田撮影
全国から集められた使用済み核燃料3000トンが沈む巨大プールものぞき込みました。そんな六ケ所再処理工場視察会の報告を、大椿ゆう子さんと守田で行います。
なお大椿さんのホームページをご紹介しておきます。
大椿ゆうこ Official site
https://ohtsubaki.jp/
● 連帯挨拶 石地優さんについて
本集会へのアピールを既に紹介した鴨下さん、森松さんの他、石地優さんに行っていただきます。
石地さんは福井県小浜市在住。農の営みを行いながら、さまざまな原発反対市民団体の役員を務められるなど、活発に活動されています。
訴訟でも活躍。大飯原発の耐震性が不十分なことを根拠に、原子力規制委員会が出した「設置許可」=再稼働許可の取り消しを原告つぃて訴え、2020年12月に大阪地裁で勝利判決を勝ち取られました!記事をご覧下さい。
「希望が見えた」 “原発銀座”から訴え続けた原告男性が喜び 大飯原発訴訟
https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/369000c
石地さんは満面の笑みで「勝訴」の旗を掲げた!ビジネスジャーナル 20201219より
石地さんは僕を小浜市の隣の美浜町に講演にも招いて下さり、冒頭であいさつもして下さいました。以下のバナーをクリックして下さるとその動画がご覧になれます。
以上、2回に分けても紹介が長くなりましたが、この企画、とても盛りだくさん。
僕もプレ企画のコーディネーター、六ヶ所村再処理工場視察報告などで頑張ります。ぜひご参加下さい!
#原発核燃からの撤退を #青木美希 #三田茂 #脱原発政策実現全国ネットワーク #鴨下全生 #森松明希子 #六ヶ所再処理工場と憲法9条 #浅石紘爾 #大椿ゆうこ #石地優
守田です(20241112 21:00)
以下の記事は9月16日に配信した企画の告知記事です。企画が迫ってきたので再掲します。
● 11月16日午前午後、大阪ドーンセンターにてです
タイトルの企画を11月16日(土)に大阪のドーンセンターで行います。京阪天満橋駅近くです。
https://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.php
ここからチラシを入手できます。
https://toshikyoto.com/press/9070.html
以下、詳細を記します。
午前10時半から12時までプレ企画「子供たちにヒバクのない未来を!」
三田茂(医師)、鴨下全生(避難者・学生)、森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
僕、守田敏也がコーディネーターを務めます!
4F大会議室にて。参加費300円です。
午後1時50分から本集会
講演1 青木美希(ジャーナリスト) 「脱原発を阻むもの」
講演2 三田茂(医師) 「4000人の子どもの血液を調査して」
DVD報告
1 浅石紘爾(弁護士・原告団長) 「六ケ所再処理工場と憲法9条」
2 大椿ゆうこ・守田敏也 「六ケ所再処理工場を見学して」
アピール 鴨下全生 森松明希子 石地優
主催:脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック
共催:大阪平和人権センター・原発反対福井県民会議・「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク・緑の大阪
参加費
一般 前売1000円 当日1300円
避難者・障害者・学生 前売700円 当日1000円
高校生以下は無料 午前中のプレ企画は別料金
なおたくさんの団体と個人が賛同に名を連ねていて、その中の一つに僕が参加している京都「被爆二世・三世の会」もあります。
● プレ企画-鴨下全生さん・森松明希子さん・三田茂さんについて
プレ企画は避難者のお2人と、僕が何度も紹介している三田茂医師のお話です。このセッションではできるだけ会場とのやりとりもしたいと思っています。
避難のこと、被曝のことについて関心のある方にぜひ集まって頂きたいです。ここでは鴨下全生さんと森松明希子さんをご紹介します。
鴨下さんは小学校2年生の時に福島原発事故に遭遇。3月12日にご家族と福島県内から関東方面に避難されました。その後、避難先で通い出した小学校でいじめにあわれたそうです。
国が賠償金について、せめてもの償いとして払っているという説明をしなかったことに、いじめが起きた要因があると鴨下さん。全くその通りです。
そんな鴨下さんへのインタビュー記事を紹介します。グリーンピースジャパンのものです。
子どもたちの11年 – 鴨下全生さん (前編)
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55441/
奪われた子ども時代 – 鴨下全生さん(後編)
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55658/
鴨下全生さん グリーンピースジャパンの記事より
森松明希子さんも福島県内から避難された方。0歳と3歳の2児を連れて大阪へと逃れました。
原発賠償関西訴訟原告団代表・原発被害者訴訟原告団全国連絡会共同代表を務めるとともに、東日本大震災避難者の会Thanks & Dream(サンドリ)を主宰、国内外で講演を続け、原発事故被害者の人権について訴え続けておられます。
森松さんへのインタビュー記事を紹介します。やはりグリーンピースジャパンもののです。
ただ、ふつうの暮らしがしたかった – 森松明希子さん
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55434/
森松亜希子さん グリーンピースの記事より
三田茂さんについては、チラシの紹介用に書いたプロフィールをご紹介しておきます。
三田茂医師。岡山市在住。東京都小平市で内科医院を営んでいたが、福島原発事故に遭遇。東京の子どもへの被曝影響を調べ、4000人の血液を採取して白血球の異状を把握。広島・長崎で「原爆ぶらぶら病」と呼ばれた事態に対し、間脳からのホルモン分泌異常が起きていることを突き止めて補充療法を開発。
劇的な効果のもと、たくさんの方を救っている。
三田茂さん 本人撮影
プレ企画はこの3人の掛け合いで行われます。守田敏也がコーディネーターを務めます!できるだけ会場からの質問も受けたいと思っています。ご参加下さい。
● メイン講演ー青木美希さんについて、三田さんの話の内容について
午後のメイン講演のはじめは青木美希さん。青木さんは朝日新聞に属していて福島原発事故を精力的に取材し著書『地図から消される街』(講談社)で「貧困ジャーナリズム大賞」を得ています。
その後、国会議員らに『なぜ原発を止められないのか』と問う取材を開始。この時、記者職を離れていたので、朝日新聞ではなく個人として取材を勧められ、同名の書を文春新書から出版されました。
ところが朝日新聞よりまさかの「出版にストップ」をかけられた。青木さんは「それではジャーナリズムが死滅してしまう」と奮闘し、出版に漕ぎつけましたが、このいきさつが以下に詳しく載っています。
「怒鳴られながらも取材を続け、本音を引き出した」原発安全神話を徹底取材した青木美希さんの新刊は、なぜ勤務先の新聞社から「出版は許可できない」と言われたのか
『なぜ日本は原発を止められないのか』(文春新書)著者インタビュー
https://bunshun.jp/articles/-/67655
青木美希さん 文春オンラインの記事より
そんな頑張りを続けてきた青木さんに、この日、「脱原発を阻むもの」のタイトルでお話し頂きます。
三田さんはプレ企画に続いての登壇になります。話す内容をいままさに組み立てているところ。まだ定まってはおられないそうですが、京都講演では途中から「被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書」を片手に話して下さいました。
今度は福島原発事故の被爆者にあらわれている症状を取り上げ、解説を行おうと考えて下さっているとのこと。演題は「4000人の子どもの血液を調査して」です。
福島原発事故で放出された放射能は、日本政府の発表でも広島原爆168発分。それで健康被害が広範囲に起こらない方がおかしい。ところが福島原発サイトをのぞいてただの一件も被害報告が出されず、マスコミも取り上げていない。
どう考えたっておかしいと思いませんか?みんな隠されているのです。三田さんは医師としてこれと真正面から向き合って来られました。臨床医である三田さんが具体的に見てきたことをお話頂きます。
三田さんの講演風景 京都「被爆二世・三世の会」2024年度年次総会の記念講演にて
なおこの動画でも僕が三田さんが切り開いている医療領域についてお話ししています。
僕の講演の後に三田さんも登場!ご覧下さい。
なおこの日、使ったパワポをPDFにして以下にアップしています。
https://xgf.nu/vKCBN
これをゲットしてお手元におきながら動画をご覧いただけるとより見やすいと思います。(PDFは11月26日までダウンロード可、なおダウンロードキーは必要ありません。そのままボタンを押して下さいダウンロードできないときはmorita_sccrc@yahoo.co.jpにご連絡を)
うーむ。しかしコアな方たちが次々登壇するので、いっぺんに全部を紹介しきれません。次号で後半部分を紹介します。
続く
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