明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(2479)日本被団協のノーベル平和賞受賞の中で福島と広島・長崎のつながりを考えよう―『原発からの命の守り方2024』を読む会(12月7日午前10時半からzoomにて)へのお誘い

2024年11月30日 22時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20241130 21:30)

『原発からの命の守り方』の第7章、8章を読んでみんなで考えます

日本被団協へのノーベル平和賞授賞式が12月10日にオスロで行われます。これに向けてすでにさまざまな報道がなされています。
この機に、広島・長崎と福島のつながり、あるいは被爆者と被曝二世・三世、新ヒバクシャ(福島原発事故のヒバクシャ)とのつながりを考える学習討論会をzoomで行います。ぜひご参加下さい。
12月7日土曜日、午前10時半から12時半まで。なお午後1時ぐらいまで話足りない方のために放課後を設けます。

イベントページをご紹介します。以下のバナーをクリックして下さい。参加費や『原発からの命の守り方2024』の入手の仕方もここから分かります。
日本被団協のノーベル平和賞受賞の中で福島と広島・長崎のつながりを考えよう―『原発からの命の守り方2024』を読む会

お申し込みは以下から(録画視聴も受け付けています)
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7


福島と広島・長崎のつながりを学ぼう

日本被団協のノーベル平和賞受賞の中で、被爆のことが世界的に大きくクローズアップされています。
今回、この時期にみなさんと、あらためて広島・長崎に触れ、被爆者の声に耳を傾けたいと思います。そしてみなさんと被爆者の魂の訴えをシェアしたいと思います。

被爆者は「二度と被爆者を作らないで」と叫び続けました。しかし実際には新たな被爆が起こり続けました。第二次世界大戦終結後も、核保有5大国が核実験を繰り返してきたからです。とくに米ソは合計で400回を超える大気中核実験を行いました
さらに核施設の大事故も繰り返し起こりました。1979年のスリーマイル島、1986年のチェルノブイリ、2011年の福島での原発の過酷事故でした。これに再処理工場や、核兵器製造工場の事故を加えると、核災害は枚挙の暇もないほど重ねられました。

そのたびに膨大な放射能が撒かれ、そこで出た放射能にはまだ残っているものもたくさんあります。だから私たちは本当にもう何度も放射能の被害を受け続けているのです。
しかしそれでも核兵器も原発も存在し続けている。それをどう可能にしてきたのかというと、被曝影響をものすごく小さく見積もることによってです。そのありかたが広島・長崎から福島までつながっている。今回、その点をしっかり学びます。


守田講演スライドから


● 核なき未来への展望を切り拓こう

ではどうやってその流れを断ち切るのか。核なき未来への展望を切り開くのか。大事なのは被曝被害を私たちの手で明らかにしていくことです。これに尽きる。このような観点から京都「被爆二世・三世の会」で健康調査アンケートを行って来たので紹介したいです。
しかも調査で驚くべきことが見えてきた。被曝の遺伝的影響が確実にあるとともに、その症状が福島原発事故で被爆した新ヒバクシャの症状と大きく重なっていることです。

さらに特筆すべきは被曝影響の中の広島・長崎で「原爆ぶらぶら病」と言われ、被爆二世・三世や新ヒバクシャを苦しめてきた症状(能力減退症)の仕組みがようやく見えてきています。その治療の可能性が大きく切り開かれつつある。
端的に言えば被曝で大脳の中の間脳という部分がダメージを受け、そこから出るべきホルモンが出にくくなってしまっているのです。だったら出ていないホルモンを補充してあげれば良い。

この点を発見し、治療に結びつけて大きな成果を上げているのが岡山の医師、三田茂さんです。このことをご紹介します。さらに私たち京都「被爆二世・三世の会」の調査は、他の多くの場での被爆影響のあらわれをつかみ取ったものにもなっている。
だとすればこれを手引きにより多くの人々と結びつける。世界中のヒバクシャと連帯しつつ治療の可能性を広げることができます。その中でこそ被爆被害への認知を広め、核なき未来をたぐり寄せることもできる。今回、こんなことをみなさんとお話したいです。

お申し込みは以下から
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7

みなさま。ぜひ12月7日の読む会にご参加下さい。


京都「被爆二世・三世の会」は5月に三田さんを京都に招き講演して頂きましたが、三田さんは私たちの調査報告書を片手に私たちの苦しみに手当てをするような解説をして下さいました。その動画がこのQRコードからご覧になれます

#原発からの命の守り方 #にょきにょきプロジェクト #被爆二世三世健康調査アンケート #日本被団協 #ノーベル平和賞 #福島と広島長崎のつながり #新ヒバクシャ #三田茂 #能力減退症 #京都被爆二世三世の会

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明日に向けて(2478)原発・核燃サイクルの中止を求めて 省庁・全国市民・議員の院内集会にご参加を!(12月5日衆議院第2議員会館)

2024年11月29日 22時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20241129 22:00)

院内集会に参加を 12月5日14時から

衆議院第2議員会館にて以下の集会が行われます。ぜひご参加下さい!
僕も市民側のパネラーの一人として参加します。
なお要予約です!お申し込みは以下に
連絡先 ストップ・ザ・もんじゅ Tel,FAX 072-843-1904 メール stopthemonj☆nifty.com(☆を@に)

以下詳細をお伝えします。

原発・核燃サイクルの中止を求めて 省庁・全国市民・議員の院内集会
2024年12月5日(木)  13:50 開場 14:00 開演
衆議院第2議員会館第1会議室

迫りくる巨大地震と原発・核燃の想像を絶する大事故。
新たなシミュレーションをもとに、破滅を防ぐにはどうすればよいのか。
共に考え、行動していこう。

要予約 資料代800円
第1部  前段集会 14:00~14:30(30分)
    新作冊子『再処理工場の核惨事』 解説と質疑 


この冊子の解説と質疑 A4版 94ページ!

第2部 ヒヤリング集会 14:30~16:10(100分)

[テ ー マ]Ⅰ東海・六ヶ所村再処理工場の重大事故について
      会場質疑
     Ⅱ再処理事故・避難計画の問題点
     Ⅲプルトニウム利用について
      会場質疑 
      要望書提出

[省  庁] 内閣府原子力防災課、経済産業省、原子力規制庁(要請中)
[パネラー] 議員:阿部知子 近藤昭一 山崎誠 逢坂誠二 大河原まさこ 佐原若子
         辰巳孝太朗 大椿ゆうこ 川田龍平 岩渕友  福島瑞穂 (予定)
      市民:山田清彦、永田文夫、大石光伸、服部良一、守田敏也、池島芙紀子

第3部 政党との懇談会 16:10~17:10(60分)
     「再処理の中止をどう実現させるか」

主催 脱原発政策実現全国ネットワーク
   連絡先 ストップ・ザ・もんじゅ Tel,FAX 072-843-1904 メール stopthemonj☆nifty.com(☆を@に)

協力 超党派国会議員連盟「原発ゼロ・再エネ100の会」(事務局:阿部知子事務所) 日本消費者連盟
原子力資料情報室 ふぇみん婦人民主クラブ 原子力行政を問い直す宗教者の会 たんぽぽ舎 
原発をなくす全国連絡会 緑の党グリーンズジャパン ストッププルトニウム神奈川連絡会 原水禁
国の理想ネットワーク 浜岡原発を考える静岡ネットワーク  再処理止めたい!!首都圏市民のつどい


「原子力災害から国民をどう守るか」 脱原発政策実現全国ネットワークは何度も議員さんたちとの意見交換を重ねてきた。写真は2023年12月7日の意見交換会の一幕。日本共産党元衆議院議員高橋ちづ子さんホームページより
https://chiduko.gr.jp/report/report-15094

新作冊子『再処理工場の核惨事』にご注目を

この日、最初に解説するのは、脱原発政策実現全国ネットワークで作った新作冊子。
東海・六ケ所再処理工場の危険性について詳しく解説したパンフレットです。

すでに表紙をご紹介したので、目次を示しておきます

僕も二本の原稿の寄稿とともに編集にも携わらせて頂きましたが、とても貴重な経験でした。

福島原発事故以降、多くの方が原発の危険性に目覚め、脱原発運動に合流されました。その力でこれまで21基が廃炉になり、高速増殖炉もんじゅも廃炉になりました。
しかしこれに比して、再処理工場の危険性への喚起がまだまだ十分にできていないのではないか?私たちはそう考えて、このパンフレットの作成に挑みました。

しかし幾つかの難題がありました。一つは再処理工程が複雑でとっつきにくい点もあること。
また多くの重要情報が隠されていて、推論せざるを得ない点もあり、その点で専門的に取り組んでいる方の中での見解に差異がでることもあることでした。
私たちはこの点を越えて、できるだけ分かりやすく再処理工場の危険性を明らかにしようと、かなりの努力を重ねました。

その結果として今回、このパンフレットをお届けするにいたりました。自信作です。ぜひ手に取って頂きたいです。この一冊で再処理工場のこと、どんな危険性があるのかが分かると思います。
なおA4で94ページのボリュームながら、手に取りやすいように1冊600円+税とお安く設定しています。

詳細はストップ・ザ・もんじゅにお問い合わせ下さい。
なお僕も冊子を取り扱っていますのでメールでお問い合わせ頂ければ僕からもお送りできます。(morita_sccrc@yahoo.co.jp)

#脱原発政策実現全国ネットワーク #省庁と全国市民と議員の院内集会 #原発核燃サイクルの中止を #再処理工場の核惨事 #池島芙紀子 #大石光伸 #永田文夫 #服部良一 #山田清彦 #守田敏也 

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パンフレット『再処理工場の核惨事』表紙

2024年11月29日 21時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

パンフレット『再処理工場の核惨事』表紙

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明日に向けて(2477)増田正昭個展ギャラリートーク動画をご覧下さい! 「被爆80年に向けて 挑戦する二世たち」のタイトルです

2024年11月27日 16時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20241127 16:30)

動画をご覧下さい!

増田さんの個展が24日から始まり、オープニングギャラリートークが行われました。ぜひご覧下さい。
以下のバナーをクイックすると動画に飛べます。
増田正昭個展「被爆80年に向けて挑む二世たち~被爆者の肖像画で被爆者の生きざまを語り継ぐ 第7弾~」

ぜひ全編をご覧になって頂きたいですが、この中で僕も絵を描いて頂いた当事者として参加し、発言しています。
僕が被爆二世と認識するにいたった経過など話しています。これも聞いて頂きたいです。46分30秒ぐらいからです。


個展は30日土曜日17時までです!

個展は現在も開催中。
京都市中京区のGallery Take Two にてです。

絵はやはり現場で見てなんぼ。
増田さんも多くの時間、おられるのでぜひお話も伺って下さい。

詳しくは以下のイベントページをご覧下さい。
https://fb.me/e/2LVGMulAN

#増田正昭 #被爆80年に向けて挑む二世たち #被爆者肖像画展 #被爆南方特別留学生 #被爆者の肖像画で被爆者の生きざまを語り継ぐ #榊原恵美子 #STORYTELLINGFORTOMORROW #GalleryTaketwo #京都被爆二世三世の会

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明日に向けて(2476)増田正昭個展「被爆80年に向けて挑む二世たち」オープニングギャラリートークに参加します ご参加を(11月24日日曜日12時から13時 リアルとZOOMでハイブリッド開催)

2024年11月23日 14時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20241123 14:00)

● 増田正昭個展「被爆80年に向けて挑む二世たち~被爆者の肖像画で被爆者の生きざまを語り継ぐ 第7弾~」について

11月24日(日)12時より、京都市中京区のGallery Take twoにて、被爆二世の増田正昭さんの個展が行われます。
来年で被爆80年を迎えるにあたっての試みで、たくさんの被爆二世の絵も登場します。

この増田さんの企画のオープニングギャラリートーク、毎回、僕が司会として登場させて頂いていたのですが、今回、僕自身が増田さんに絵を描いて頂いたので、司会ではなく当事者として参加することになりました。
代わりに司会は、榊原恵美子さんが務めて下さいます。

ギャラリートークは12時から1時間、個展そのものはそれから30日(土)まで一週間、行われます。初日以外は11時から19時まで。最終日17時までです。
お近くの方はぜひギャラリーにお越し下さい。遠方の方はオープニングWeb企画(24日12時~13時)にご参加下さい。
さて僕はどんなコメントをしようかな。楽しみながら思案中です・・・。

オープニングWeb企画の申し込みフォーム

https://forms.gle/YruvQt5jm2972TTM8


● 司会の榊原恵美子さん(STORYTELLING FOR TOMORROW)からの呼びかけ文を転載します

【個展とギャラリートークのお知らせ(京都)】
〜ギャラリートーク 司会者・榊原恵美子より、皆さまへ〜( FBイベントページより)
https://fb.me/e/2xZeCOK87

この夏に東京のモスク、「東京ジャーミイ」にてムスリムの被爆南方特別留学生に纏わるイベントを共催した、被爆二世画家・増田正昭さんの個展が11月24日(日)から30日(土)まで「Gallery Take two(京都市中京区)」にて開催されます。
また、大変僭越ながら、開催当日(11月24日)のギャラリートークで司会を務めさせていただくことになりました。
大変有難いことに増田さんとトークでご一緒させていただくのは今回で4回目となります。
11月のギャラリートークでも、増田さんの作品への思いや完成までのエピーソードなど、絵を通した語り継ぎ活動についてお話を伺うことを、私自身もとても楽しみにしております。

11月の個展では、広島で被爆した南方特別留学生3名の肖像画やその子息、留学生らと被爆後の広島で励まし合った日本人女性の肖像画も展示されます。
併せて展示される被爆二世の肖像画を含め、60点以上の作品が展示予定とのことです。
『モデルとなった方々の生きざまも描く』と語る増田さん。その作品の前に立つと、そこに描かれた方の息吹を感じ、絵の中から語りかけられているような気持ちになります。
ぜひ「Gallery Take two」にお越しいただき、肖像画に描かれた方々と対話をしていただければ幸いです。

個展詳細
[タイトル]被爆80年に向けて挑む二世たち~「被爆者の肖像画で被爆者の生きざまを語り継ぐ」第7弾~

[増田さんからのメッセージ]
今年は、2月の広島での個展、8月での東京ジャーミイでの肖像画の展示とギャラリートークなどで、絵画の役割、絵画の生命力を深め、「被爆者の肖像画で語り継ぐ活動」の意義と確信を深めることができました。
引き続き、被爆者・被爆二世と対話を重ねて・・・被爆者とともに、被爆二世の生きざまも肖像画で思いを受け継いでいきます。
これからも絵を通して発信し、描き続けていきたいと思います。ご高覧くだされば幸いです。

[スケジュール]
日 時: 2024年11月24日(日)~30日(土)
11:00~19:00(初日12:00から最終日17:00迄)
場 所: Gallery Take two
〒604-0941 京都府京都市中京区御幸町通御池上ル亀屋町399 カーサ御幸1F
http://www.gallery-taketwo.com/

◎オープニング ギャラリートーク
11月24日(日)12:00~13:00
司会 / 榊原恵美子 (STORYTELLING FOR TOMORROW)
オープニングWeb企画の申し込みフォーム
https://forms.gle/YruvQt5jm2972TTM8
今年描いた、被爆者の肖像画4点、被爆二世の肖像画4点、(と合わせ51点の肖像画)
広島、ナガサキの平和のテーマの風景が10数点 予定
新作作品を一生懸命作成します。
どうぞご覧ください。

#増田正昭 #被爆80年に向けて挑む二世たち #被爆者肖像画展 #被爆南方特別留学生 #被爆者の肖像画で被爆者の生きざまを語り継ぐ #榊原恵美子 #STORYTELLINGFORTOMORROW #GalleryTaketwo #京都被爆二世三世の会

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明日に向けて(2475)私はこう考えた―企画「原発核燃サイクルからの撤退を!関西集会」に参加して・・・下澤陽子さん

2024年11月20日 23時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20241120 23:00)

1116企画、大成功でした!

11月16日に大阪で企画『原発・核燃からの撤退を! 南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会』が行われ、大成功でした!
この日の登壇者のみなさま、集って下さったみなさま、スタッフのみなさま、そして現場には来れなかったけれど心を寄せて下さったみなさまに心から感謝を申し上げます。

僕も主催者の「脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック」の一員としてスタッフを担い、頑張り抜けました。強い充実感を得ることができました。

今後、おいおいと記録動画や報告を上げていきますが、午前中から参加して下さった下澤陽子さんがとても素敵な報告をFacebookにあげて下さったので、この場でシェアさせて頂きます。
なお下澤さんは東京都国分寺市から神戸に避難してきて来られた方で、にょきにょきプロジェクトのメンバーでもあります。ともあれ下澤さんのご報告をお読み下さい。なお写真も全て下澤さん撮影です。



1116企画に参加された下澤陽子さんの感想文です!

もともと原子力は核兵器の製造と使用を目的に開発が始まった。
再処理工場は原爆の材料製造場だ。
原子力の平和利用」などというまやかしの美しい言葉のウソを、集会で流された、「六ケ所再処理と憲法9条」(浅石紘爾さん) https://youtu.be/uLpP9UFSVEc?si=BxcPCxjE8SkKD-9e
の、講演動画は、そのことを一つ一つ丁寧にわかりやすく、暴き立てていきました。


浅石さん動画ダイジェスト版のサムネイル 20分です。ぜひご覧下さい

先日行われた、
『原発・核燃からの撤退を! 南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会』
この集会は、私がいつも脱原発の集会で感じる「モヤモヤ」が一切感じられない、まっすぐに本質へと向かう素晴らしい集会だったと思います。
とても貴重な経験でしたので、ここにシェアします。

さて、、
これは、兵器なんだ。
人を殺すための兵器、それを作るために作られたのが原発、それを回していくための核燃料サイクル。
で、その兵器製造の過程で生み出される死の灰をばらまかれて、起きている事は?
ぐったりと横たわっていた我が子。
奪われた途方もない数の人たちの健康と、当たり前の日常。
いや、そんなものは今、何もないことになっている、事故は終了して、忘却へ。
そんなバカな?
て、だって当たり前。「兵器」だもの。人の命を奪うために生み出されたものだもの。私たちからどれだけのものが奪われようと、関係ない、むしろそれが目的。
そんなものはないことにすればよいだけ。
兵器の力はすさまじい。
そうして、多くの人たちの目に、目隠しをし、口を塞ぎ、心を分断してきた。


原発、核燃料サイクル

そんなものの正体が、この集会で見事にクリアに見えました。

賛成?反対?

さて、この議論は成り立つの?
多くの人が、現在の日本の土壌の放射能汚染の度合いさえ知らないなかで。
多くの人が、原発は全エネルギーの30%は、担っている、と認識している(本当は5%以下)なかで。

アピールをされた福島からの若い避難者、鴨下全生さん、の話はそんなふうに始まりました。


鴨下さんが質問として出した【現在】の放射能汚染の状況。この4つのどれだと思いますか?正解は左上です!

午前中に行われたプレ企画
「子供たちにヒバクのない未来を」
での内容を、大集会での話も織り込みながら、そして私の思いも少しだけ混ぜながら、、紹介させてください。
ここでは、3人の避難者が話をされました。

ひとりは
郡山市から母子避難を続ける森松明希子さん。(原発関西訴訟の原告)

もうひとりは
8歳の時に、いわき市から東京へ避難された鴨下全生さん。(原発東京訴訟の原告)


森松さんと鴨下さん 午後の発言より

そして、もうひとりは
東京で開業医をしていて、首都圏4000人の検査診察を続けていく中で危機感を持ち、岡山へ避難移住をされた三田茂医師。


プレ企画より

どなたも、このおかしな理不尽な、世の中で、堂々と、声をあげる避難者です。
私たちが、人を殺す兵器の下に生きることを止めるために、身体を張って訴えてくださる方々、私はこの集会にて、そのように、とらえました。

………………………

森松明希子さんの話より
…水やオレンジジュースぶっかけられたって、人は怒る、文句を言える、賠償を要求したりもする。
放射能を無差別にぶっかけられたら、見えないからセーフ?
そこに対してはこの十数年間、シーン…として、声は出さない。
そして、なかったことにして原発再稼働。

なぜ放射能をぶっかけられて、私たちは文句を言えないのか?
私たちは、この問いを共有したい。

鼻血がヒステリック?
子どもの体調異変。
なぜ?って親なら思う。
それが放射能のため、と疑えば、その原因から遠ざかろうとするのは当たり前の行動。
放射能が降り注いだら、なぜ、"逃げたらいけない"と言われなくてはいけないのか。
放射能汚染の線引きは国がしている。
しかし事実として、汚染は、東日本ほぼ全域に、深刻にある。(前述の、鴨下さんが見せた汚染の日本地図にあるように)
そこで、子どもが体調をおかしくした。
だから、逃げた。
これを、自主避難、と呼ばせる。
これが許されない社会。

被ばくからの自由
私たちはこの基本的人権を守る、手放さないために闘っている。
言論の自由、職業選択の自由、表現の自由、、他の様々な権利と同じように、私たちが持っている権利。私たち原発賠償訴訟の全国の原告の人たち、声を上げる全てのヒバクシャ、核燃料や核エネルギーに反対する人々、すべてに通用する権利。

その、私たちの権利のための情報は、私たちが手にしなければならない。
この権利の確立をベースに置いて、様々な活動を一緒にしていきましょう。


プレ企画より

………………………………

鴨下全生さんの話より

『広く東日本に降り注いだ放射性物質は、今もなお放射線を放っています。汚染された大地や森が、元通りになるには、僕の寿命の、何倍もの歳月が必要です。だから、そこで生きていく僕たちに、大人たちは、汚染も被曝も、これから起きる可能性のある被害も、隠さず伝える責任があると思います。嘘をついたまま、認めないまま、先に死なないで欲しいのです。』

以上は、読み上げられたのは、鴨下さんが、17歳の時、ローマ教皇に伝えた言葉の一部です。

汚染や被ばくのことを口にするのは、残酷だ、傷つく人がいるからやめろと、差別につながるからやめろと言う人がいる。
でも、本当に残酷なのは、それを口にすることではなく、起きてしまった事実そのものが残酷なのです。目を閉じて口を塞いでいても、汚染は消えません。事実を隠してなかったことにして、防災は解決しません。僕は当事者だからこそ復興とか、絆、とか言う美学で覆い隠すことなく、これからも被害の発信を続けていきたいと思っています。

………………………………

三田茂医師の話

いつも、健康被害から逃げ出した首都圏避難者が中心の、コアな学習会のような形の集会で、幾度も写し出されるのを見てきた、三田医院の建物の写真が、大集会の会場の大きなスクリーンに映し出されるのを見て、私はなんとなく胸が詰まった。。
私はどれだけこの先生の病院の診察室で聞いてきたことを、この場で伝えたいと願ったことだろう。。
今日は本人が話してくださる(>_<)


午後の集会より

今回の三田茂医師のお話のテーマは、午前も午後も、
『定説にとらわれない』
ということ。
でないと、まともなことが、見えなくなる。


初まりに、
映し出される東京の地図。地形と、3/15、3/21、プルームの流れ。
部屋の奥のレントゲンフィルムにはっきりと写る放射性微粒子の存在。

311当初の、たくさんの患者さんの症例が話されます。
口の中に感じる金属の味と匂い
大量の鼻血(救急車に乗る位)
原因不明のあざ
主に中高年の人の喘息などの持病の悪化
リンパのおかしな腫れ
転地するごとの、それらの劇的な改善例。

そして、配られた資料は、何千と言う症例をまとめ、例として挙げられた、
311ヒバクをきっかけに健康を損なった一例。
その一例は、転地で元気を取り戻し、戻るとダメになる、白血球、好中球がひどく減少する子ども。診察室で、なぜか激しく医者に怒られるをお母さん。の姿があり、
ああ、私たち親子のことが言われてる、と私は感じてしまった。
この原発についての大きな集会の場で、私や私の娘や、つながる沢山の方々に、「こんなことが起きたんだ」ということが、初めてしっかりと共有されたような、ほっとするような気持ちになった。

話されたのは、「定説」ではなく、
起きてきた「事実」です。
臨床医である、先生が見てきたもの、観察してきたもの。

ヒバクの「定説」、ひとつに、免疫の低下。
先生が自分の目で見たこと。
それは、免疫の低下、でなく、逆。
暴走(アレルギー) アナフィラキシーショック、膠原病、喘息。

先生が見てきたこと。
それはぶらぶら病のような症状、それに私たちは人を苦しめられているのではないか?それは、事故後から増え、2016年、事故から5年後、非常に目立つようになる。
自分はその症状を診断名として「能力減退症」という名前をつけた。
自分が診てきたのは、首都圏の人たち。
「新ヒバクシャ」とカテゴライズ。

それは、東海村や、原爆、高線量の被ばくとは違う。低線量内部被ばく。
つながるのは…
ヒロシマ・ナガサキ入市被ばく、二世三世。
チェルノブイリの低線量汚染地帯。
能力減退症の症状とは?

疲れやすい
集中力、判断力の低下、
眠気がひどい。
病気が治りにくい。

スクリーンに映し出されたのは、車の事故、現場、電車の張り紙。。
電車、バス等。運転手のミス、居眠り、おかしな事故の多発。急病人が多く、地下鉄に対処法の張り紙まで貼られる異常。


ウクライナ、1番問題となったことは?
不正、汚職 犯罪、蔓延る麻薬
これを知り、自分は原発事故後、日本、東京のこれからを恐れた。
今、それは起きてるのでは?
政治の乱れ
人口が減る、国力が落ちる

ヒバクの「定説」、DNA。
放射線はDNAを切断する。細胞が死ぬ。ガンとなる。
ヒバクの定説、それは、細胞分裂の激しい子どもが放射線の影響を強く受ける。
が…
実際、診ていて、子どもより、ずっと年配者の方の被害が大きかった。そして、ガンではなかった。
「定説」それは否定はしない。
しかし、それでは起きてることは説明できない。

身体は複雑なネットワークで成り立つ。
身体を一定に保とうとするホメオスタシス(ホルモン、自律神経、免疫)が壊される→能力減退症
それは、=原爆ぶらぶら病。

被爆者の、そして新ヒバクシャの、多くの人にとりもっとも問題となってきたのがそれ。
治療法はない。
当時はそうだった。
でも、今は違う。
ホルモン補充による、治療効果は、非常に高い。(それについて三田医師には実績がある)

ヒバクの「定説」、血液は?
それは、リンパ球が減る。
しかし三田医院の観察では違う。
白血球のなかでは好中球が減った。
そして、異形リンパ球の出現。
当初、汚染の強い下町の子どもを中心に、その後、弱い多摩地域にも、非常な高率で現れた。
それが被ばくで現れるのは、物理学の放射線防御の世界では、常識。福島の作業員にも頻発したが、普通の医者は知らない、知ろうともしない。
医者の「定説」には、ない。

だから、そんなことは、起こらない。


「直ちに影響はない」と繰り返し人々にヒバクから身を護ることを訴えなかった枝野官房長官(当時) 罪は重い

ヒバクの「定説」、被ばく線量。
どれくらい浴びたか、で、その影響は決まる。
しかし、三田医院の観察では、個体差、感受性。
それがずっと大きい。

ヒバクの「定説」、事故後の放射線は福島の問題である。。?
311当初、西日本岡山にもプルームが来ている。(4月6日、18日)様々な資料に線量変化がある。
このために、岡山県民にも今被ばく症状が広がってきている。僕はそう見ている。
ノルウェーの機関が出しているデータ。
偏西風に乗り福島第一原発の爆発による放射能は北半球全体を汚染していることがわかる。
福島だけの問題ではない。
東京、日本全体、北半球全体。
人類の問題。

しかし…
自分の実感。
ICRP、IAEA、WHO、国連科学委員会、放影研。
これら権威の作った枠組み「定説」に皆がとらわれている。
誘導、が行われている。

………………………………

以下は、三田先生からのメッセージです。

………………………………

僕たちは『新ヒバクシャ』
まちがえなく とても大きなダメージを負わされてしまった
昔はブラブラ病と言われて成す術が無かったが、今は治療もある程度はできるので無理せず楽しく過ごしていこう
考えたくもないかもしれないけれど
15~20年後から始まるかもしれない晩期性障害にもしっかり対応しようね❤
三田茂
三田医院
2024年11月

………………………………

原発賛成も反対も、推進派も、みんな、
誰もが当事者です、ね。
私たちは、核兵器の下に、奪われながら生きること、そして生きることさえ奪われることをやめたい、です。
誰も幸せにならない。
待っているのは滅亡。
この日、この場で、ずっと原発に反対してきてくださった方々に、この事実が伝わったことを願いたいです。
そして、広く、日本、地球に生きるすべての人たちに、伝わりますように。


午後の集会で守田も六ケ所再処理工場視察報告で発言しました

下澤さんのご報告は以上です。とても的確で三田さんからも「完璧な理解ですね」とのコメントが寄せられています。大感謝です!

守田の岡山講演動画もご覧下さい

こうした内容を僕も岡山市でも話しました(11月1日)

この間、その動画もご紹介しています。いま4204回視聴されています。(20日午後11時) ご覧下さい。
以下のバナーをクリックすると動画に飛びます。

日本被団協のノーベル平和賞受賞を機に考え行動するどうなの?今こそ原発ゼロをめざして

なおこの日、使ったパワポをPDFにして以下にアップしています。
https://xgf.nu/vKCBN

これをゲットしてお手元におきながら動画をご覧いただけるとより見やすいと思います。
(PDFは11月26日までダウンロード可)

共に核なき未来へと歩んでいきましょう!

#原発核燃からの撤退を #下澤陽子 #鴨下全生 #三田茂 #新ヒバクシャ #浅石紘爾 #六ヶ所再処理工場と憲法九条 #原爆ぶらぶら病 #能力減退症

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Facebookイベントページ 『原発からの命の守り方2024』を読む会ー日本被団協のノーベル平和賞受賞の中で、福島と広島・長崎のつながりを考えよう

2024年11月12日 23時51分13秒 | 明日に向けて(2401~2600)

『原発からの命の守り方2024』を読む会ー日本被団協のノーベル平和賞受賞の中で、福島と広島・長崎のつながりを考えよう

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明日に向けて(2474)企画『原発・核燃からの撤退を!2024関西集会』(11月16日土曜日)後半はこんな感じ。ぜひご参加を-告知記事その2

2024年11月12日 21時05分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20241112 21:05)

● 11月16日(日)は午前・午後、大阪ドーンセンターへ

前々号でのこの企画のプレ企画と本集会の前半の内容を詳報しました。
あらためてエッセンスだけ紹介します。

午前中にプレ企画『子供たちにヒバクのない未来を』を行います。10時半から12時です。
登壇するのは避難者で学生の鴨下全生さん、避難者で原発賠償関西訴訟原告団代表を務める森松明希子さん、そして岡山在住の医師・三田茂さんです。
守田敏也がコーディネーターを務めます。3人にお話し頂いた後で、会場ともやりとりを行います。

本集会は午後1時20分開場、50分開演
メイン講演でジャーナリストの青木美希さんに「脱原発を阻むもの」』、三田茂さんに「4000人の子どもの血液を調査して」のタイトルでお話頂きます。

主催:脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック
共催:大阪平和人権センター・原発反対福井県民会議・「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク・緑の大阪

なお以下の記事に登壇者のプロフィールなど、参加費など詳しい情報を掲載していますのでご覧下さい。

明日に向けて(2462)企画『原発・核燃からの撤退を! 南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会』にご参加を(11月16日土曜日)-告知記事その1
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/48096dd25bc576510892a0c7b7bdf34c




● DVD報告「六ケ所再処理工場と憲法9条」ー浅石紘爾さんについて

メイン講演に続いてDVDで浅石紘爾さんの講演録を上映します。タイトルは「六ケ所再処理工場と憲法9条」
浅石さんは六ケ所再処理工場をはじめとした核燃サイクルを止めようと提訴した「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」の原告団長にして弁護団長を務められている方です。同会ホームページを紹介しておきます。

「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」
https://1mangenkoku.org/about/bengodan/

その浅石さんが本年3月3日に「はちのへ九条の会」に招かれて、八戸市スポーツ研修センターで講演されました。
浅石さんはこの中で核燃サイクルの根本的行き詰まりを分かりやすく説明され「それでもなお再処理工場の稼働を行おうとするのは核武装の意図しか考えられない」と述べておられます。動画は以下からご覧になれます。

再処理工場と九条 核武装への道
https://www.youtube.com/watch?v=yu2arOSw_XI

浅石さんのお話にとても感銘しました!これを当日、みなさんにお見せしたいのですが、1時間以上あるので20分に編集し上映することにしました。大事なエッセンスを盛り込んでいます。必見必聴です。


● 六ケ所再処理工場を見学して 大椿ゆう子さんと守田敏也

これに続いて参議院議員で社民党副党首の大椿ゆうこさんと守田の六ケ所報告を行います。
これは「脱原発政策実現全国ネットワーク」で7月3日に取り組んだ六ケ所再処理工場視察会に基づくもの。

参加者を示します。なお日本原燃の側も5名の職員の方が応接して下さいました。
市民関係5名:浅石紘爾一万人訴訟弁護団長、池島芙紀子脱原発政策実現全国ネットワーク事務局長、永田文夫三陸の海・岩手の会世話人、守田敏也フリライター、山田清彦上十三支部長(社民党)
議員関係4名:大椿ゆうこ参議院議員(社民)、近藤昭一衆議院議員(立憲民主)、山崎誠衆議院議員(立憲民主)、阿部知子衆議院議員(立憲民主)事務所横山弓彦秘書


六ケ所再処理工場PR館前に手 左から山田・浅石・永田・近藤・大椿・守田・山崎・池島の各氏(敬称略) 横山弓彦氏撮影

PR館にて説明を受け、バスで六ケ所再処理工場敷地内に。広いし敷地の中をバスでゆっくり見学し、幾つかの施設は中も見学しました。ただし残念ながら撮影不許可。
敷地内にあるのはウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、使用済燃料受入貯蔵施設、再処理工場、MOX燃料工場。


PR館から遠望した六ヶ所再処理工場の施設群 守田撮影

全国から集められた使用済み核燃料3000トンが沈む巨大プールものぞき込みました。そんな六ケ所再処理工場視察会の報告を、大椿ゆう子さんと守田で行います。

なお大椿さんのホームページをご紹介しておきます。
大椿ゆうこ Official site
https://ohtsubaki.jp/


● 連帯挨拶 石地優さんについて

本集会へのアピールを既に紹介した鴨下さん、森松さんの他、石地優さんに行っていただきます。
石地さんは福井県小浜市在住。農の営みを行いながら、さまざまな原発反対市民団体の役員を務められるなど、活発に活動されています。
訴訟でも活躍。大飯原発の耐震性が不十分なことを根拠に、原子力規制委員会が出した「設置許可」=再稼働許可の取り消しを原告つぃて訴え、2020年12月に大阪地裁で勝利判決を勝ち取られました!記事をご覧下さい。

「希望が見えた」 “原発銀座”から訴え続けた原告男性が喜び 大飯原発訴訟
https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/369000c


石地さんは満面の笑みで「勝訴」の旗を掲げた!ビジネスジャーナル 20201219より

石地さんは僕を小浜市の隣の美浜町に講演にも招いて下さり、冒頭であいさつもして下さいました。以下のバナーをクリックして下さるとその動画がご覧になれます。
そのときあなたはどうしますか 「原発事故からのいのちの守り方」を考える 美浜町にて 2022年4月24日


以上、2回に分けても紹介が長くなりましたが、この企画、とても盛りだくさん。
僕もプレ企画のコーディネーター、六ヶ所村再処理工場視察報告などで頑張ります。ぜひご参加下さい!

#原発核燃からの撤退を #青木美希 #三田茂 #脱原発政策実現全国ネットワーク #鴨下全生 #森松明希子 #六ヶ所再処理工場と憲法9条 #浅石紘爾 #大椿ゆうこ #石地優

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明日に向けて(2473)【再掲】企画『原発・核燃からの撤退を! 南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会』にご参加を(11月16日土曜日)-告知記事その1

2024年11月12日 21時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20241112 21:00)

以下の記事は9月16日に配信した企画の告知記事です。企画が迫ってきたので再掲します。

11月16日午前午後、大阪ドーンセンターにてです

タイトルの企画を11月16日(土)に大阪のドーンセンターで行います。京阪天満橋駅近くです。
https://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.php



ここからチラシを入手できます。
https://toshikyoto.com/press/9070.html

以下、詳細を記します。

午前10時半から12時までプレ企画「子供たちにヒバクのない未来を!」
三田茂(医師)、鴨下全生(避難者・学生)、森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
僕、守田敏也がコーディネーターを務めます!

4F大会議室にて。参加費300円です。

午後1時50分から本集会
講演1 青木美希(ジャーナリスト) 「脱原発を阻むもの」
講演2 三田茂(医師) 「4000人の子どもの血液を調査して」

DVD報告
1 浅石紘爾(弁護士・原告団長) 「六ケ所再処理工場と憲法9条」
2 大椿ゆうこ・守田敏也 「六ケ所再処理工場を見学して」

アピール 鴨下全生 森松明希子 石地優

主催:脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック
共催:大阪平和人権センター・原発反対福井県民会議・「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク・緑の大阪

参加費 
一般 前売1000円 当日1300円
避難者・障害者・学生 前売700円 当日1000円
高校生以下は無料 午前中のプレ企画は別料金

なおたくさんの団体と個人が賛同に名を連ねていて、その中の一つに僕が参加している京都「被爆二世・三世の会」もあります。

プレ企画-鴨下全生さん・森松明希子さん・三田茂さんについて

プレ企画は避難者のお2人と、僕が何度も紹介している三田茂医師のお話です。このセッションではできるだけ会場とのやりとりもしたいと思っています。
避難のこと、被曝のことについて関心のある方にぜひ集まって頂きたいです。ここでは鴨下全生さんと森松明希子さんをご紹介します。

鴨下さんは小学校2年生の時に福島原発事故に遭遇。3月12日にご家族と福島県内から関東方面に避難されました。その後、避難先で通い出した小学校でいじめにあわれたそうです。
国が賠償金について、せめてもの償いとして払っているという説明をしなかったことに、いじめが起きた要因があると鴨下さん。全くその通りです。
そんな鴨下さんへのインタビュー記事を紹介します。グリーンピースジャパンのものです。

子どもたちの11年 – 鴨下全生さん (前編)
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55441/
奪われた子ども時代 – 鴨下全生さん(後編)
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55658/


鴨下全生さん グリーンピースジャパンの記事より

森松明希子さんも福島県内から避難された方。0歳と3歳の2児を連れて大阪へと逃れました。
原発賠償関西訴訟原告団代表・原発被害者訴訟原告団全国連絡会共同代表を務めるとともに、東日本大震災避難者の会Thanks & Dream(サンドリ)を主宰、国内外で講演を続け、原発事故被害者の人権について訴え続けておられます。
森松さんへのインタビュー記事を紹介します。やはりグリーンピースジャパンもののです。

ただ、ふつうの暮らしがしたかった – 森松明希子さん
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55434/


森松亜希子さん グリーンピースの記事より

三田茂さんについては、チラシの紹介用に書いたプロフィールをご紹介しておきます。
三田茂医師。岡山市在住。東京都小平市で内科医院を営んでいたが、福島原発事故に遭遇。東京の子どもへの被曝影響を調べ、4000人の血液を採取して白血球の異状を把握。広島・長崎で「原爆ぶらぶら病」と呼ばれた事態に対し、間脳からのホルモン分泌異常が起きていることを突き止めて補充療法を開発。
劇的な効果のもと、たくさんの方を救っている。


三田茂さん 本人撮影

プレ企画はこの3人の掛け合いで行われます。守田敏也がコーディネーターを務めます!できるだけ会場からの質問も受けたいと思っています。ご参加下さい。

メイン講演ー青木美希さんについて、三田さんの話の内容について

午後のメイン講演のはじめは青木美希さん。青木さんは朝日新聞に属していて福島原発事故を精力的に取材し著書『地図から消される街』(講談社)で「貧困ジャーナリズム大賞」を得ています。
その後、国会議員らに『なぜ原発を止められないのか』と問う取材を開始。この時、記者職を離れていたので、朝日新聞ではなく個人として取材を勧められ、同名の書を文春新書から出版されました。
ところが朝日新聞よりまさかの「出版にストップ」をかけられた。青木さんは「それではジャーナリズムが死滅してしまう」と奮闘し、出版に漕ぎつけましたが、このいきさつが以下に詳しく載っています。

「怒鳴られながらも取材を続け、本音を引き出した」原発安全神話を徹底取材した青木美希さんの新刊は、なぜ勤務先の新聞社から「出版は許可できない」と言われたのか
『なぜ日本は原発を止められないのか』(文春新書)著者インタビュー
https://bunshun.jp/articles/-/67655


青木美希さん 文春オンラインの記事より

そんな頑張りを続けてきた青木さんに、この日、「脱原発を阻むもの」のタイトルでお話し頂きます。

三田さんはプレ企画に続いての登壇になります。話す内容をいままさに組み立てているところ。まだ定まってはおられないそうですが、京都講演では途中から「被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書」を片手に話して下さいました。
今度は福島原発事故の被爆者にあらわれている症状を取り上げ、解説を行おうと考えて下さっているとのこと。演題は「4000人の子どもの血液を調査して」です。

福島原発事故で放出された放射能は、日本政府の発表でも広島原爆168発分。それで健康被害が広範囲に起こらない方がおかしい。ところが福島原発サイトをのぞいてただの一件も被害報告が出されず、マスコミも取り上げていない。
どう考えたっておかしいと思いませんか?みんな隠されているのです。三田さんは医師としてこれと真正面から向き合って来られました。臨床医である三田さんが具体的に見てきたことをお話頂きます。


三田さんの講演風景 京都「被爆二世・三世の会」2024年度年次総会の記念講演にて

なおこの動画でも僕が三田さんが切り開いている医療領域についてお話ししています。
僕の講演の後に三田さんも登場!ご覧下さい。
日本被団協のノーベル平和賞受賞を機に考え行動するどうなの?今こそ原発ゼロをめざして

なおこの日、使ったパワポをPDFにして以下にアップしています。
https://xgf.nu/vKCBN

これをゲットしてお手元におきながら動画をご覧いただけるとより見やすいと思います。(PDFは11月26日までダウンロード可、なおダウンロードキーは必要ありません。そのままボタンを押して下さいダウンロードできないときはmorita_sccrc@yahoo.co.jpにご連絡を)

うーむ。しかしコアな方たちが次々登壇するので、いっぺんに全部を紹介しきれません。次号で後半部分を紹介します。

続く

#原発核燃からの撤退を #青木美希 #三田茂 #脱原発政策実現全国ネットワーク #鴨下全生 #森松明希子 #なぜ日本は原発を止められないのか #脱原発を阻むもの #4000人の子どもの血液を調査して 

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明日に向けて(2472)動画「日本被団協のノーベル平和賞受賞を機に考え行動するどうなの?今こそ原発ゼロをめざして」をご覧下さい

2024年11月06日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20241106 23:30)

動画をご覧下さい

岡山市で「日本被団協のノーベル平和賞受賞を機に考え行動するどうなの?シリーズ6 今こそ原発ゼロをめざして」とのタイトルで講演しました。
ノーベル平和賞からはじまり、広島と長崎、そして原爆のこと、被爆者、放射能、その治療の可能性など話しました。
以下をクリックすると動画が再生されます。

日本被団協のノーベル平和賞受賞を機に考え行動するどうなの?今こそ原発ゼロをめざして


資料も公開中です。

画面の中のスライドの表示が小さいので、使用したスライドをPDFにしてアップしています。
以下からダウンロードしてお手元において録画をご覧下さい。 
https://xgf.nu/aAGZA

なおスマホからはダウンロードしにくいようです。
スマホしか使えない方はLINEをお持ちでしたら、アカウントを頂ければすぐにお送りできますのでご連絡下さい。
PDFのダウンロード期限は11月15日まで。動画視聴には期限はありません。



三田茂医師も参加して下さいました

今回は会場に三田茂医師が来て下さいました。講演を聴いて下さり、最後に登壇してコメントもして下さっています。
僕の話の中で三田さんが行ってきていることを話していますが、そのあとに三田さんに話して頂いているので、ご覧になるとよりリアルに内容をつかめると思います。
この点も視聴して頂きたいポイントです。



感想とシェアとカンパでご協力を

動画をご覧になられた方は、ぜひ感想をお寄せ下さい。良ければそれを公開させて下さい。
またシェア・拡散などで積極的に広めて欲しいです。一方でぜひそれぞれで身近な医師他、医療関係者に広めて下さい。

またこうした活動を支えて頂くためカンパもお願いしたいです。
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
他の金融機関からのお振り込みの場合は 
なまえ モリタトシヤ 店名 四四八(ヨンヨンハチ)店番 448 預金種目 普通預金 口座番号 2266615

みんなで被曝から命を守るムーブメントを広げていきましょう!

#ノーベル平和賞 #被団協 #被爆者 #ヒバクシャ #被爆二世 #福島原発事故 #三田茂 #原発ゼロをめざして #YMCAせとうち #ミュージックバーOMS

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