ＤＶＤ「エネミー・オブ・アメリカ」

監督はトニー・スコット。主演は、ウィル・スミス、ジョン・ヴォイト、ジーン・ハックマン。

個人情報保護法はあるが、我々の個人情報は筒抜けだ。ネット、携帯は傍受されているし、街を歩けば監視カメラで撮影されている。もし必要があれば、私の個人情報は国のデータベースからいくらでも引き出すことができるだろう。

この映画の製作は１９９８年。１８年前だが、当時でさえ、衛星による監視カメラ、盗聴、盗撮はごく当たり前のように行われていた。その後の電子技術の発達は知っての通りである。

映画のパターンとしては、「事件に巻き込まれ追いかけられる男」である。ヒッチコックと同じだ。それに加え、現代的なカーチェイス場面を挿入し、アクション映画としての面白さも追及している。

トニー・スコットらしい流麗な画像も楽しめるが、こういう映画は怖い。今のような監視社会では無名でいることが一番だ。

セブン＆アイ ホールディングス 株価上昇

セブン＆アイホールディングスの株価は上昇した。市場は鈴木会長の辞任表明を評価したということ。

鈴木会長はカリスマ経営者だったが、老害という評価だったことになる。

辞任会見は、現社長の批判で終始したようで、よほどの確執があったのだろう。

相談役や顧問という形でも残らないようなので、それはそれで潔い。

今回の事件の背後にはファンドの臭いがするが、真相はわからない。今にこの事件の顛末を描いた本が単行本で出版されると思う。シャープや東芝のように。

フランス 買春禁止法

フランスで買春禁止法が成立。女を買うと犯罪で、罰金は４７万円という。これはキツいです。

そういう時代なんですかね。

日本にあるのは、売春防止法で、中間の斡旋業者を処罰する。売春自体を禁止しているわけではない。

ネット売春という言葉もあるとおり、個人対個人の直接取引なら、これを処罰する法律はない。

ただ未成年を買うと処罰される。児童買春禁止法があるからだ。これは買う方を処罰する。売春した児童は処罰されない。

昨日も新聞記事になっていたが、女子中学生を買った罪で逮捕された男はかなりいる。高校生もダメ。気を付けよう。

買春禁止法だが、理想に燃えているのはわかるが、だいたいこういうのは続かない。アメリカの禁酒法と同じだ。悪がはびこる。

上ばかり見て、下の穴ぼこに気が付かない。理想に燃える愚かさに気が付いてほしい。