6月4日、山田和樹の指揮でマーラーの交響曲第8番を聴いた。管弦楽は日本フィルハーモニー交響楽団。
第8番は通称「千人の交響曲」と呼ばれている。マーラーが自身の指揮で初演した時には総勢で1000人を超えたというから、通称に間違いはない。
しかし、通常のコンサートホールではこの人数では無理だ。もし千人で演奏するとなると、日本武道館かアリーナになってしまう。
今回は合唱(武蔵野合唱団、栗友合唱団)が300人、児童合唱(東京少年少女合唱隊)が50人という。独唱が8人(林正子、田崎尚美、小林沙羅、清水華澄、高橋華子、西村悟、小森輝彦、妻屋秀和)、オケが110人程度であるから、総勢470人ぐらい。
まぁ、これだけの人数を集めるのは大変で、コストがかかりすぎ、1回では大赤字になってしまうということで、3日と4日の2回演奏会が開かれた。(これはプレトークで山田和樹が述べたことである。)
大人数を集める必要から滅多に演奏されない曲なのだろうが、日本人はこういう大曲が好きなのか、去年は2回聞いた。ハーディング=新日本フィル、ヤルヴィ=N響である。
聴き終えれば拍手喝采間違いなしの曲で、感動したかったら、この曲を聴け。
二部構成だが、第一部については自分は全く理解できない。家でCDを聴くときも第二部だけ聴くことにしている。
第一部は全合奏で始まるが、合唱のヴォリュームに驚いた。いきなりの音の大洪水だ。合唱の声量が大きすぎてオケの音が潰れてしまった。合唱が多すぎるのではないかと思ったが、この後はバランスを取り戻した。
呼び物?のクライマックスはすさまじく、山田和樹も棒を振り回し大熱演で、曲が終わった後はしばらくへたり込んでいた。
もっともその前については、首をかしげる。サラサラと演奏していた気がする。もっと感動できるはずなのに……。今の若い人の感性は分からないところがある。
第8番は通称「千人の交響曲」と呼ばれている。マーラーが自身の指揮で初演した時には総勢で1000人を超えたというから、通称に間違いはない。
しかし、通常のコンサートホールではこの人数では無理だ。もし千人で演奏するとなると、日本武道館かアリーナになってしまう。
今回は合唱(武蔵野合唱団、栗友合唱団)が300人、児童合唱(東京少年少女合唱隊)が50人という。独唱が8人(林正子、田崎尚美、小林沙羅、清水華澄、高橋華子、西村悟、小森輝彦、妻屋秀和)、オケが110人程度であるから、総勢470人ぐらい。
まぁ、これだけの人数を集めるのは大変で、コストがかかりすぎ、1回では大赤字になってしまうということで、3日と4日の2回演奏会が開かれた。(これはプレトークで山田和樹が述べたことである。)
大人数を集める必要から滅多に演奏されない曲なのだろうが、日本人はこういう大曲が好きなのか、去年は2回聞いた。ハーディング=新日本フィル、ヤルヴィ=N響である。
聴き終えれば拍手喝采間違いなしの曲で、感動したかったら、この曲を聴け。
二部構成だが、第一部については自分は全く理解できない。家でCDを聴くときも第二部だけ聴くことにしている。
第一部は全合奏で始まるが、合唱のヴォリュームに驚いた。いきなりの音の大洪水だ。合唱の声量が大きすぎてオケの音が潰れてしまった。合唱が多すぎるのではないかと思ったが、この後はバランスを取り戻した。
呼び物?のクライマックスはすさまじく、山田和樹も棒を振り回し大熱演で、曲が終わった後はしばらくへたり込んでいた。
もっともその前については、首をかしげる。サラサラと演奏していた気がする。もっと感動できるはずなのに……。今の若い人の感性は分からないところがある。