四国最大の半島・佐田岬半島の三崎港と大分県の佐賀関港を結ぶフェリーに乗船したことがある。
このフェリーは国道九四フェリーという。おかしくないか。フェリーがなぜ国道なのか?
国道九四というと、国道94号線かと間違えるが、九四は九州と四国を結ぶからである。
現実は、国道197号線で、高知市と大分市を結ぶ。海を挟んだ国道というのも珍しい。橋があるわけではないから、フェリーが道路代わりになっている。
国道九四フェリーというのもそのためである。
佐田岬半島は両側が急激な斜面になっている半島で、観光する場所はないといっていい。旅行会社のツアーが行かない理由が分かった。
唯一開けているのが、フェリーが出発する三崎である。
住民は少ないと思うが、ここに高校がある。通学できるような場所ではなさそうだ。生徒数は全校で100人に届いていない。
三崎港。ここから出発するフェリーの航海時間は約70分で、九州と四国を結ぶフェリーとしては最短時間である。
フェリーがやってきた。
乗船する。
客室。
出発すると、佐田岬半島の南を通過する。
佐田岬。灯台が見え、観光船も見えた。
70分で佐賀関港に到着。アッという間だった。
上陸する。
これが昼食をとった食堂。
佐賀関港からバスで幸崎駅へ出て、日豊本線で別府に向った。