(武蔵國一之宮)小野神社を参拝する。京王線・聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩で10分ほど。(武蔵國一之宮)とカッコをつけたのは、全国一の宮会に所属していないからである。
一の宮のガイド本は、全国一の宮会に所属している神社を記載しているので、この小野神社は漏れてしまっている。
小野神社は間違いなく武蔵國一之宮である。武蔵総社の大国魂神社に一ノ宮・小野大神として祀られているからだ。
全国一の宮会に入れなかった理由を聞いたことがあるが、政治的思惑も働いたものだろう。
随神門が立派だ。
境内は、かなり殺風景である。
社殿は朱塗りである。初詣も終わったためか、閑散としていた。
小野神社の創建は第3代天皇・安寧天皇の時代とされている。神話の時代で実際にいつ創建されたかは不明。祭神は天下春命(あめのしたはるのみこと)で、武蔵野開拓の祖神である。
「小野」という神社名は、この地が小野と呼ばれたからである。大栗川が多摩川に流れ込む地域で、三角州のような形状をしている場所である。