坂東三十三観音霊場・第24番札所の楽法寺を参詣する。水戸線の岩瀬駅からタクシーを利用した。歩くと1時間15分ほどかかる。10時39分に岩瀬駅に下りたが、タクシーの運転手さんが、地震があったという。
水戸線の運行には差し支えなかったので地震のことは知らなかった。他人事だと思っていたが、帰りに東北新幹線が動いていず、在来線で戻るハメになった。
坂東三十三観音・第24番札所の楽法寺は雨引観音とも呼ばれる古寺である。文献では703年頃にはその存在が記されている。
駐車場前に黒門(医薬門)がある。ここから入る。もともとは中世の城門だったもので、ここへ移築した。
次に仁王門を通る。享保年間(1716年~1736年)に建てられたもの。両側にアジサイが植えられている。楽法寺は花の寺として知られていて、特に桜が見事という。
左側が石垣で、城のようである。文政年間(1818年~1830年)の築造で、高さは13メートルもある。城郭のようである。
階段を上がると、本堂(観音堂)である。1682年の建築という。本尊は、延命観世音菩薩。
一部は庭園になっていて、水鳥が泳いでいた。
多宝塔がある。1853年に建築された。
東照山王社。小さいが、東照宮らしく華麗である。茨城県指定の重要文化財。
シーズンの花は、藤だった。普通の藤だね。このあと、笠間稲荷神社で、県の天然記念物の藤を見ることになる。
待たせておいたタクシーで岩瀬駅に戻り、笠間に向う。