宇佐神宮六郷満山霊場巡り第3日目。3月11日。
まず第24番の興導寺へ。理由は簡単で興導寺の住職さんが11日と12日の先達をつとめるからである。興導寺で合流したわけである。
先達のベテランという話だった。専門という言い方はおかしいかもしれないが、若いときから住職を務めていた人である。
一日目と二日目の先達をつとめた住職さんは元は高校の教師だったという。衰退していく地域では檀家だけではお寺を維持することは難しい。住職だけでは食べていけない寺もある。
学校の教員をつとめ、年金が確保できたところで住職になるという話は他でも聞く。この霊場でも普段は農協の職員をしているという住職もいた。
寺院消滅というのは本当である。六郷満山霊場も当初は33ヵ寺あったのだが、2ヵ寺は廃寺になってしまい、現在は31ヵ寺である。
興導寺は海に近い場所にある。
本堂。
境内は庭園風なのだろうが、まだ緑の季節ではない。
<御朱印>