19日(日)その2。昨日、早稲田松竹で映画を観た帰りがけに、初めて神保町の音楽書籍・楽譜専門店「古賀書店」を訪ねました 実は、toraブログをご覧いただいている新日本フィルの第2ヴァイオリン奏者・篠原英和さんが、先日のブログに「神保町の古賀書店に井上和雄著『ハイドン ロマンの軌跡』がありましたよ」というコメントをくださったのです
篠原さんは長い間、新日本フィル”室内楽シリーズ”のプレトークを担当された”トークの天才”です 原稿なしで15分間、その日に演奏される曲目や、弦楽四重奏を巡る諸々のエピソードなどを”立て板に水”のごとく流麗に話され、聴衆の興味・関心を引き付けてきた人です
ブログが縁で、室内楽の演奏会の後「ワンコイン・パーティー」でお話しする機会があり、その時に、ブログで触れられていた井上和雄著「モーツアルト 心の軌跡~弦楽四重奏が語るその生涯」と同「ベートーヴェン 闘いの軌跡~弦楽四重奏が語るその生涯」をプレゼントしてくださったのです
著者の井上和雄氏は昭和14年生まれで神戸出身。神戸商船大学経済学部教授。神戸大学在学中に「ブタペスト・クヮルテット」の向こうを張って「ブタコレラ・クヮルテット」を結成し演奏を続けてきた人です これら3部作は、作曲家の生涯と弦楽四重奏曲全曲をその時代背景とともに紹介した力作で、プロのヴァイオリン奏者でも一目置くほど高度な内容になっています
あらかじめグーグルで「古賀書店」の位置を確認しておいたので、神保町交差点近くのお店はすぐに見つかりました 店内に入ると、さすが専門店だけに音楽関係の書籍、雑誌、楽譜が処狭しと並んでいます
書籍のコーナーをひと通り見たのですが、見つかりません
気合を入れてもう一度ゆっくり見ていくと、ありました、1冊だけ
表紙をめくると「井上和雄」というサインがありました。献呈者の名前は消され「様」だけが残っていました。これで「様」がなかったらサマになりません
定価は1,800円ですが、販売価格は2,500円でした。古書が必ずしも安いとは限りません。サインが決め手になったのでしょうか
今読みかけの本をはじめ、読むべき本が手元に10冊以上たまっているので、いつになったら読めるのか今の段階では目処が立ちませんが、いずれ”割り込み”の形で読もうと思っています
わたしも色々な所で気を付けてましたが、なかなか出てきませんでした…
これ、面白いですよ!!
本日お目にかかれるのを、楽しみにしています("⌒∇⌒")