モンテとレッドウィングスの日々

モンテディオ山形、そしてパイオニアレッドウィングスをこよなく愛し続けています。

エディ・ジャパンに学ぶ

2015-10-07 17:25:29 | モンテディオ山形
月曜日の夜、某国営放送で、エディ・ジョーンズHCの特集番組をやっておりました。
(もっとも、中身は今年1月放送の再放送のようでしたが)

今回のW杯の大躍進があって、改めて評価されているということかと思います。


一モンテファンとして、
そして、一草野球のプレイングマネージャーとして、
たくさんの示唆に富んだ内容だったと思います。

「ジャパン・ウェイ」という言葉が、エディ・ジャパンにはしばしば出てきます。

これは、外国にない、日本ならではの戦い方ということかと思います。


それで、思い出したのが、
ザック・ジャパンの時によく言われた、「日本らしいサッカー」。


双方は、何が同じで、何が違っていたのか?


そんな事も考えながら見ておりました。


体格的に世界に劣る日本が勝つためには、

「展開ラグビー」、「連続攻撃(○次攻撃)」。

これは、まぁ誰でも同じことを考えるでしょう。


しかし、世界と戦うために、

「低いタックル」
「スクラムで負けない」
「ドライビングモール」

これは、ビックリでした。

そして、そのためにスクラム専門のコーチを付けています。
また低いタックルのために、総合格闘技出身のコーチも入れてました。

もちろん、
体格差を補うために、外国人選手(5人は日本国籍)を10人いれていることもありますが、
確かに、スクラムでは相手に負けていませんし、
南ア戦は、ドライビングモールでトライも獲得しています。


そして、それらを可能にする、世界一の練習量。
選手の掌握術。
勝利への執念(ラグビーは相手をケガさせること(それくらいの気迫で闘えという意味?)と言ってるくらいですから)。

それらが、全て整って、今回の大躍進に繋がっています。


先日のサモア戦も、
上記の基本戦術を忠実に遂行し、
相手の長所を消しながら、
局面局面で、体を張り、規律を乱さない。
そして、タックルしたら、すぐ立ち上がって、次のプレーに参加する。(日本人の好きそうな勤勉さ)


なんで、過去W杯1勝のチームがこうなった?


と、愕然としてしまいました。


ザック・ジャパンも、日本の優位性を活かしながら、
戦術を練って戦ったはずです。
でも、それでも勝つための何かが足りなかったんでしょうね。
それは、「勝負に対するこだわり」なのか。

確かに、オランダなどの強豪国ですら、
スペインに勝つために、5バックで戦ったりしていました。


そういう、「あと、もう一つ」が足りなかったんでしょうね。
(でなければ、やっぱりラグビー代表みたいに、外国人を何人か入れちゃう?)


もちろん、
それはモンテにも当てはまります。

モンテらしいサッカーは、この2年間で定着しつつあります。
「ハードワーク」、「球際」、「セカンドボール」、「切り替え」。

しかし、勝負事である以上、勝ちにこだわる姿勢も必要でしょう。
(バレーを入れて蘇った甲府は正しかった?)

そういう意味で、湘南戦は途中で柔軟にシステムを変えて(3ボランチ→2ボランチ)、

泥臭く得点し、泥臭く守って勝ちました。


この時期らしい、素晴らしい戦い方、勝ち方だったと思います。
あと4試合、これを続けてもらえればサポーターも大満足でしょう。


特集を見ていて、
エディさんが少し石崎監督にダブって見えてしまったので(練習厳しいところとか・・・(汗))、
なんか、うれしくなったのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする