今の住宅市場が、平均的な収入の世代に手が届く値段に戻る日が来るのでしょうか。。
私がカナダに来た頃は、1億円相当の家というと、ガレージ3つ、広い庭の一角にプールがあり、5部屋はあるようなお家。見た目から「豪邸だわ〜素敵だわ〜」と感じる住宅だった記憶ですが、今はそれくらいのお家は、2億−3億円相当出さないと買えない高騰ぶり。
私が住んでいるお家は、ファーストハウスと言われるサイズで、学校を卒業して仕事を持ち、中には家族が増え始め、その子供と共に過ごしていく最初の数年に住む人達が多いタイプ。と言われるサイズのお家です。
我が家も、購入当初はそういう方向で、数年後にアップグレイドを考えていたわけですが、そろそろ検討しようかな。。と思い始めていた頃に、おやおや!? あれあれ?? と近所の売りにでる家の値段が、ボンボン、ボンボン値上がっていく。
今はすこーし下がりましたが、それでも20年前の3倍といっても過言ではないようなお値段。
ピーク時は、我が家の近所も1億円相当で売却。しかもあっという間に。
近所の人達みんな驚きで、子供が巣立った高齢夫婦達はコンドミニアムなどへ引っ越して行かれました。
この高騰市場でも購入者がいる。。。購入できる人達がいる。。。
ということが、値段が下がらない要因でもあるのかもしれません。
最近、もし売りに出たら。。と狙っていたお家の1つが売りにでたのですが、20年前だったら6000万円相当だったお家が、1億超えて+3000万円相当で出ていて、今のお家が売れたとしても、購入した時以上の住宅ローンになってしまうようなお値段です😭
今のお値段でも買える人達がいる=仮に値段が2000−3000万円相当下がったとしたら、今の値段でも買えてしまう人達が投資目的で少し上乗せして買い占めちゃって、結局「家を自分達が生活するために必要としている世代の方達がやっぱり買えない。。。」そんな構図も予想できてしまいます
500円だった物が、1000円になってしまっても、え。。。って思うけれど、(実際食品や日用品ではあるあるだけど) 5000万円が1億円になってしまったら。。。ねええ。。おかしいでしょ。
しかたないなあ。。とポンと出せる人達は少数だよね。
でも住宅も毎年増え続けていて、買える人達がいるから建てているのだよね?と思うと、そのカラクリが不思議
年収が5000万円から1億円になったら、嬉しいけど、こちらに関しては そうではない人達の方が多いですよねえ。
我が子達が大人になって、家を買いたいなと思った時は、どんな住宅市場になっているのでしょうね。
ちなみに賃貸も異常な高さです。
そして、家には修繕が欠かせませんが それらのお値段もバカみたいに高い。
数年前に、玄関ドアを交換したら(一応覗かれにくいデザインではあるのだけど)、施工費入れて約80万円相当でした。しかも発注から半年くらい待って。
ドア1枚ですよ!!
グランマ達は広い土地があるのに、家を建て替えるだけでも1億円相当かかると聞き、今からそんな額の住宅ローン組めないと建て替えを諦めていました。
庭に物置を設置するのも、施工費入れて160万円相当だとか。バカなの?ってくらい高い。。。
20年前だったら、車、新車で買えるよね!?
我が家も庭の物置を立て替えようと検討していましたが、グランマ達からその話を聞いて、うむむ。。。使い勝手悪いけれど、我慢かなあ。。。。
ウッドデッキも作り替えたいのだけど。。。材料もまだ高騰してるらしいし。
庭の大木の枝を剪定するのも、枝1本で数百ドルするので、5年前くらいに切った時も確か2本切って10万円相当だった記憶。今はきっともっと高い😭
切り倒すとなると、クレーンを用意するだけで10万円相当とのこと。
まだ見積もりが来ていないのですが、全てが高い。。。と感じてしまうカナダ市場です。
もっと生活がしやすい国だったと思うんだけど。。。。。
これは誰がどうすることで、必要な人達が必要な買い物がしやすいようになるんでしょうかねえ。。
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