今始まった事ではないニュースだけど、ちょうど目に入ったので気になって読んでみました。容認できないんだよね、性犯罪。
記事の中でとても気になったのが「学校内での盗撮は『子どもがやったことだから』と内々に処理されてしまうことが多く、大事になってから発覚するケースが多い」という部分
性犯罪については以前も何度かブログ内で書いているけれど、加害者は老若男女。小学生の男女が加害者になっていても全くおかしくない犯罪。
でも大人と子供で1つ違うのが、「犯罪だ」という認識度かもしれません
発達の特性で相手の気持ちを理解するのが難しい事もあって遊びの延長気分で加害者なっていたり、支配力の強い生徒や、もしくは外部の人間から脅されるようにして加害してしまうケース。お小遣い欲しさに加害してしまうケース。
背景は色々あると思うけれど
でも立派な犯罪なんです
被害者の心には一生の傷とトラウマを作る重罪なんです
この事を大人達やメディアがしっかり認識して、子供達に特に下着や水着で隠す部分の写真やビデオを撮影する事、それらを他人と共有することは不適切な行為であり、まして本人の承諾も得ない盗撮というのは立派な犯罪であることを認識できるまで伝えることは加害者と被害者を増やさない為に必須な働き。
また被害者にならない為にも、小さい頃から自分の身体を守る主導権は自分自身にあること。他人からはもちろん、友達からでも、家族からでも、下着や水着で隠す部分の写真やビデオを撮影する事や唇や体に触れること(子供が安心を求めて家族に抱っこを求めるのは別ですが)は不適切であり、嫌だと思ったら「やめて!」「触らないで!」と言って良い事であり、それを無視するような人がいたら、信頼できる大人にすぐに伝えるのが良い事。報告を受けた大人はそれをきちんと受け止めて、話せる相手なら問題点を話し合う事もできるかもしれないけれど、危険を感じるようであれば、それは外部の専門機関に相談をする対応をすること。 そういう認識が広がる事で、子供自身が「不適切である」事に気がつき、自分自身を守る事につながります
私も仕事柄 多くの子供達と関わりますが、抱っこや手をつなぐなども 子供が求めてきたら それを拒絶はしませんが、自分から必要以上にはしません
小中学生間の問題では、盗撮の他にも 年齢の大きい子が小さい子に対して「このキャラクターシーリーズ集めてるの?」「このカード集めてるの?」
「私、これ持ってるからあげようか。その代わりに1枚だけ写真撮らせてもらっていい?」
というような、信じ難いけれど、一見フレンドリーな優しいお兄さん、お姉さんのふりをして、シャツをめくらせた写真を撮影するなんてケースも聞いた事があります
この年齢の大きい子自身が興味を持っての行為である場合もあるし、逆にこの子も脅されていたりお小遣い欲しさに他人から頼まれてやっている場合もあります。
この状況でも低年齢だった子自身が「No!!」と拒絶でき、信頼できる大人に報告できる為には、自分自身の身体を守る為には、どういった知識が必要になるかを認識できている事が大切。年齢に適した性教育というのは、こういう部分が含まれます
一生を左右する重罪なのに、発見が難しい犯罪だからこそ、一人一人の性犯罪に対する知識が高まる事が大切だと思っています
おまけ。以前も紹介したことがあるかもしれない こちらの絵本
3歳くらいのお子さんから理解できるんじゃないかな。
でも最近 その子と同居する家族から2歳のお子さんへの性犯罪ニュースを読んでしまったので、加害者はこの先ずっと刑務所にいてほしいですが、こんな低年齢の抵抗の仕方も何をされているかもわからない年齢の子達を守るには。。。。どうしたらいいのでしょうね。。。。😥
絵本の中身紹介してしまうのは良くないのかもしれないけれど、この絵本の中にも
絵本の中身紹介してしまうのは良くないのかもしれないけれど、この絵本の中にも
「身体の 特別 大事なところは 家族でも友達でも先生でも じろじろ見たり、勝手に触ったりしない。写真や動画を撮ったりしない」
これはもちろん、兄弟間であってもしてはならないこと。
また、右のページにあるように、医者であっても 理由があって身体に触れる際は、お医者さんはその理由をわかるように説明し、確認することも書いてあります
この絵本、日本語で性教育について一番大事な事を認識する為には、大人も一読おすすめです
絵本の最後のページより