この事件は、歴史上の事実である。だが、殺人の模様とか目撃者のことは、
私の想像である。どうも柄にもなく土木建築のことばかり調べていると、
作家的想像ごころがフラストレーションにおちいるらしく、
たまにはこんな話なども想像し、こういう場面の設定も可能だ、
などと思ってみたくなるらしい。
話をもとに戻すことにする。
イタリア歴史の研究家と言われる、塩野七生さんの文章。
「海の都の物語」でお目にかかれる一節に、思わずニヤリとしてしまう。
興味津々、歴史上の事件を、
ヴェネチアは足で行くにも抜け道が必ずあって、
袋小路というものがない、の続きに、
政治亡命した人物と、地元の漁師、追跡者と謎の3人の殺人者たちの犯行現場。
時は15世紀。が、
歴史研究者、あっさりと現場検証は、塩野流、史実の現場ではなかった。
ヴェニスには袋小路がない、ことの空想を描いたのだと、
塩野さんあっさり白状し、喜んでいる。
いさぎよさがいい!
仔細は、文庫本もありますので・・・・
少し眠くなったので、とりとめのない更新で終わります!
後は、❛かも❜達に託します。
八王子、愛鳥週間の初日は雨!
ガラスの森美術館の主人公は・・・俺と私!
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準主役の中世・古代のガラス
1876~1877年・ムラーノ美術館所蔵
80才まもなく、塩野さんは歴史研究家ではない、作家ですよ、と言います。