春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

かぐや姫と、五色に輝く珠!

2017-05-12 21:04:39 | ヴェネチアのガラス

今日はうだる夏の天気、西日本は豪雨、その豪雨が関東地方に来るは、
時間の問題。黒い雲と風が窓にいっぱいです。
昼前から出かけるつもりも、ただごろごろ、
シャキシャキ感にかけた金曜日でした。

紫式部がこれ、これはすごいと小躍りして、手にしたのが、
誰が書いたか、判らない100年前の「竹取の翁の物語」

1000年ほど前3センチばかりの子供が、竹の中にいた。
年頃になったかぐや姫を、我が正妻にと云い寄る、
5人の中の一人の公家、大納言・大伴御行。
女房居ながらにして、すけべぇ根性。
なんとしても正妻にと、あの手この手、垣根越しに覗くも募る思い。
かぐや姫、いずれ月に帰る運命、
頼みをクリアしてしたら妻になりますと、難題を吹っ掛ける。
大伴御行、心得たとばかり、食糧、絹、綿、銭等金目のものをかき集め、
家来にどんなことをしても探し、持ってこいと送り出した。
家来が大納言に持ってくるものは、
「龍の首にある5色の光を放つ珠」
大伴御行は実在の人物。
結局は、荒れる海の前で、震える家来を叱咤し自分も、
海を渡るが、海を荒らしたのは「龍」暴風激浪の為に命からがら、
「龍の首にある五色の光を放つ珠」を持ち帰ることができなかった。
作者は、かぐや姫を迎え入れるために、家を新築し、壁にまで漆を塗り、
蒔絵を施し、屋根は五色の糸で吹き、絢爛豪華、揚句に女房まで、
離縁してしまうほどのおっちょこちょい、能天気な大伴御行を、
「竹取物語」に登場させ、
藤原体制をおちょくったのだろうと・・・
か、ここに、ガラスの存在「五色に光を放つ珠」
9世紀に書かれた「竹取物語」にかすかに書かれている。

平岩弓枝さんが「平安妖異伝・道長の冒険」の中でも、ガラスを描いている。

舞姫たちの踊りに道長拍子を取って歌いだす。

その唐玉を
少女ども
少女さびすも
唐玉を
袂にまきて
少女さびすも

と、平安の時代のガラスを取上げている。
が、当時作っていたという痕跡がないという。


 


紀元前1世紀~紀元後1世紀
アドリア海のアルティーノやアクレイアの港には、モザイクグラスなどの、
高級ガラスが選ばれ、高い技術をもつ、熟練職人も集まって製作された。

 

コメント
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