思ひつつ
寝ればや人の
見えつらむ
夢と知りせば
さめざらましを 小野小町
思い続けながら 寝入ったから
あの人を 見ることができたのでしょうか。
夢だと知っていれば 目を覚まさなかったのに。
二宮さんの書は、役者稼業より長いですよ、と、
👆の舞台の書は、卒塔婆に座る小町を、
たしなめた男に77年前、
この句を詠んだのは誰か判りますか、と・・・
若い小町の回想は、花魁の姿に替えて
舞台で書いたもので・・。
固唾をのみました
たしなめた男に77年前、
この句を詠んだのは誰か判りますか、と・・・
若い小町の回想は、花魁の姿に替えて
舞台で書いたもので・・。
固唾をのみました
99歳の小町を、
演じたのは浅草生まれ
演じたのは浅草生まれ
文学座、杉村春子さんの部屋付きを経て、
名わき役に徹した、二宮さよ子さん。
12月13日。
世田谷区下北沢の100人ばかりの劇場で、
卒塔婆小町の 千秋楽のひとり芝居・・・。
名わき役に徹した、二宮さよ子さん。
12月13日。
世田谷区下北沢の100人ばかりの劇場で、
卒塔婆小町の 千秋楽のひとり芝居・・・。
卒塔婆に腰掛ける、老いた小町の、
聞き取れないほどの声で、肩を震わる、
情感表現に引き込まれて、不覚の涙が湧く、
語る言葉の向こうに、小町に焦がれて、
悲運な最期を遂げた豊草少将が、
見え隠れする。
聞き取れないほどの声で、肩を震わる、
情感表現に引き込まれて、不覚の涙が湧く、
語る言葉の向こうに、小町に焦がれて、
悲運な最期を遂げた豊草少将が、
見え隠れする。
脚本家、石川耕士さんの
文学座に在籍してた、二宮さんの後輩、
演技観察力は、
歌舞伎、海老蔵さん、玉三郎さんもぞっこん、
演出も頼まれるというのが頷けました。
演技観察力は、
歌舞伎、海老蔵さん、玉三郎さんもぞっこん、
演出も頼まれるというのが頷けました。
枯れ木のような
こんな姿になっても、
小町の心に咲いてる花は、
いつまでも綺麗なままの花
小町の心に咲いてる花は、
いつまでも綺麗なままの花
卒塔婆に触れ伏した
99歳の小町に 2頭の蝶の舞い
心を下ろす静けさ
99歳の小町に 2頭の蝶の舞い
心を下ろす静けさ
美しかった
演技を終えて二宮さん、
とんでもない、ことをしでかした。
小野小町が、恋をするなら現代、誰だろうと・・
今年の初めに買ってた‥とッ👇
とんでもない、ことをしでかした。
小野小町が、恋をするなら現代、誰だろうと・・
今年の初めに買ってた‥とッ👇
👇芝居に夢中になった男がいて、
椅子に分厚いクロコダイルの財布を忘れて、
動画撮影をしてたスタッフ女性が、
血相を変えて、男を探しに駆けだした。
椅子に分厚いクロコダイルの財布を忘れて、
動画撮影をしてたスタッフ女性が、
血相を変えて、男を探しに駆けだした。
👇粋な、あにさんも見てた・・・
美しい芝居のご案内、有難うございます。
99歳の小町を演じる役者の素晴らしさが
よくわかります。
手に取るように拝見出来る劇場でのお芝居に
恋する河童さん。
クロコダイルのお財布を忘れたのは、とよ様ではないのかな?
教養もあて、書道も美しく役者として成功した
二宮さよこさん、素晴らしい
あっという間の1時間でした。
役者のセリフの 間 いかに大事なものかを知りました。
時代を超えて、現代に通じる老い、恋心、
絶世の美女と言われて、老いた姿に見向きもされなくても、美しい花を心に持った情念は、
気高く謳いあげる欲望に・・・胸打つ物語でした。
クロコダイルの財布・・・
わっしに似合う財布は、よれよれになっても持ち続ける、巾着袋であります・・・‼
二宮さよ子さんは、時代劇では欠かせない熟した濃い俳優さんだと思います。
忘れがたい、芝居でした。
いぶし銀、セリフの間のいいところ、
掛け声を掛けたくなるそんな役者さんでした。