時代背景が映されない「男」と「女」の映画には、興味は無いのですが、
昨日、亡くなったアーサー・ヒラー監督は、
当時のアリカの深層を極める、炯眼があったのかもしれない。
1960年代、250万人以上の兵士を動員して5万8,718人の戦死者をだした、
ベトナム戦争は、普及し始めたテレビが戦争の悲惨さを連日報道していました。
疲弊したアメリカは公民権運動に大学生の「学生運動」が手を結び、壮大な
「反戦運動」の狼煙を上げました。
戦争拒否、のモハメド・アリや、
有名映画俳優、歌手らも、挙って「戦争やめろ」の大シュプレヒコールでした。
そんな中、アーサーミラーは、
「国民の本音は、戦争のない、純愛を求めている・・・・・・!」
そして
裕福で代々ハード大学出身という家柄であるオリバーと、
家柄違いのジェニファーと恋に落ち、
オリバーの父親の反対を押し切り結婚する。
2人が24歳になって、ジェニファーの命が白血病で残り少ないことが判り、
闘病生活に、オリバーは高額の医療費を自分の父親に求めるが、
彼女の病状は好転せず亡くなってしまう。
やがて父と、息子オリバーは、彼女のお墓に・・・・
"Love means Never having to Say you're sorry."
{愛していれば、後から誤ったりしなくていい!}
{愛とは後悔しないこと}
ジェニファーがオリバーに残した言葉
というような内容の映画を作ります。
これがアメリカ全土で、大反響を呼びます。
戦争に明け暮れる、アメリカ人の深層を極めた、
アーサー・ヒラーの慧眼に・・・・・・。
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