日暮れて「迎え火」墓所までは行けなかった。
やもお(め)にされて17年。
不思議と忙しいときに、この習慣。
迎え火はいつでも焚いているからと・・
送り火は、送らなくていいだろうと、焚かない。
姿かたちが蒼い煙で消えた時、
浮かんできたのが風呂場の風景。
書類のありかを聞きにドアをあけた瞬間、
飛んできたのが泡だらけの風呂桶のお湯。
スポーツに、2匹の犬、庭の花があれば「いい」の女性。
若い時から、崩れていく体に敏感になっていた頃の、
夫婦になって思いもしない、突飛で素早い動き。
その後、鈍感で無神経な私、同じ手を4回味わった。
心が、やんわりくじけた。
女性10面相の一つ。
夫にも隠したい、女ごころ。
朱く揺れる「迎え火」新月、消えても今だ姿見えず、
風呂に入っているなら、早く出てきて皆と一杯、
コップ一杯で、トロンと半開きの眼で、
笑ってまくしたてる姿、早く見てみたい。
(迎え火、8月13日・・・ですよね? ずれてる!)
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