筑波大学硬式野球部のブログ

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2019年 ラストシーズンにかける想い(23)

2019年08月23日 10時13分31秒 | 2019年 4年生ブログ

こんにちは!

マネージャーの大木です。

 

本日も4年生によるブログリレーを行います。

 

今回は、松本将史(体育4・奈良)の文章を紹介します!

 

 

この度は筑波大学硬式野球部のブログをご覧いただきありがとうございます!

 

4年の松本将史と申します。

今回のブログは今までの4年の文章に比べたらやや長いですが最後までお付き合いください!!!

 

期待と不安を抱いてこの野球部に入り4年目。本当にいろんなことがありました。

悔しかったこと、悲しかったこと、肩甲骨のストレッチをしていたら涙が出てきたこと、嬉しかったこと数えればきりがありません。

 

 

今回はその中でも一生何があっても忘れないであろう話を2つしたいと思います。

 

 

まず一つ目は、2年生の2月の千葉経大とのオープン戦です。

 

この試合のハイライトに入る前に重要な伏線が5か月前にあるので、その話からしたいと思います。

 

その伏線となるのが2年秋のリーグ戦中に行われた白鷗大とのオープン戦です。

この試合は、結果を出せばリーグ戦のベンチ入りも見えてくるという超大事な試合でした。この試合で僕はセンターに途中出場しました。

途中から出て、アピールしてやろうという気満々でいたのですが、野球をやったことのない人でも捕れるくらいのセンターフライを見事落球してしまいました。

自分でも何が起きたのか分かりませんでした。頭の上にヒヨコがくるくる回っている状態になりました。もちろん、この試合を経て僕はBチームに降格することになり、そのまま2年の秋シーズンが幕を閉じました。

 

この悔しさをバネに冬の期間、頑張りまくりました。

「この冬ええ感じやん、関西魂忘れんなよ」と関西魂を忘れかけている疑惑のあった当時のキャプテン福永さんにも言っていただき、自分としても手ごたえを感じていました。

 

そして迎えた2月の千葉経大とのオープン戦。(やっとここに戻ってきました)

この試合でアピールして、沖縄キャンプにいい形で乗り込んでやろうと意気込んでいました。

 

この試合はライトで出場しました。

確かあれの出来事は7回表くらいのだったと思います。ピッチャーは兵藤くんでした。バッターは大きな左バッターでした。

 

そのバッターは、兵藤くんの投げたボールをいとも簡単に一二塁間を破り、ライトを守っている僕のもとへ打球が転がってきました。

 

僕は当然のように膝をつきゴロを処理しようとしました。その瞬間いつもと違った感覚に襲われました。その違和感は正しかったのです。なんと、ボールはグローブには入らず股の下を抜けフェンスに向かって歩みを止めていなかったのです。

 

そうです。超簡単なライト前ヒットをトンネルしたのです。

 

マジで野球を辞めたくなりました。

白鷗大の失態を取り返すべく猛練習した冬の4か月間が一瞬でパーになってしまったのですから。

本当に病みましたね。あの時は。

 

でもそんな絶望に打ちひしがれている時、加藤徹だけは励ましてくれました。

彼はそのことを覚えているかは知りませんが、本当に助かりました。徹は本当にいいやつです。700円払って入るスーパー銭湯を5分で出ようとしますがいいやつです。何かにつけて雑学をひけらかしたがりますがいいやつです。

 

 

もう1つエピソードを話したいと思います。

それは、3年の2月のトライアウトのことです。

 

落球やらトンネルやらを踏まえて3年の春はBチームに、夏からはCチームにいました。

 

そんな僕に野球人生大一番のトライアウトがやっていきました。ここがAチームに食い込めるラストチャンスでした。

 

このトライアウトでもしっかり落球はしたものの、爆打ちし、アピールに成功することができました。

僕がヒットを打つ度にBCで共に練習していた後輩たちが(おそらく)心の底から「ナイスバッティング!!!」って言ってくれて、決して泣きはしませんでしたが、半泣きになりました。BCで頑張って良かったと本気で思いました。

後輩たち、ありがとう。

 

 

この2つは今のところ大学野球のハイライトのトップ2です。しかし、僕の大学野球人生のハイライトはここでは終わらせたくありませんし、終わりません。

 

 

秋の優勝・日本一があるから。

 

 

この夏から僕は、若手選手の台頭や自分の実力の限界を感じ選手ではなくサポートする立場に回りました。

 

立場が変わったからといて、今までとはあまり変化はありません。

 

 

美味しいご飯は美味しいと感じるし、話にまとまりのないヘッドコーチ・山田舜也の話がまとまって聞こえることはありません。

 

話がめちゃ長いやつ、急に切れるやつ、いじったら機嫌悪くなるやつ、酒癖が悪いやつなどなど最高の同期29人のことも変わらず大好きです。

 

唯一、最近変わったことがあるとすれば、先日彼女と別れたことくらいです。

その話は置いといて。

 

 

とにかく最高で大好きなみんなと優勝したい。

マジで優勝したい。

何が何でも優勝したい理由なんてないけど、何が何でも優勝したい。

 

 

だから、後輩たち、力を分けてくれ。

試合に出てる出てないとかAとかBとか関係ないから。

試合で活躍してくれることはもちろん、練習を全力ですることも、環境整美をしっかりやることも、スタンドでめちゃくちゃ声出すのも全部チームの力になるから。

 

開幕までもう少し。この秋こそ見せましょう、筑波の底力を。

 

 

 

本日は、ここまでです。

明日は、皆神裕平(体育4・常総学院)を紹介いたします!

ぜひご覧ください!!

 

 

マネージャー

大木綾美

コメント
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