筑波大学硬式野球部のブログ

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ラストシーズンに懸ける想い⑩(体育4・長岡いぶき/郡山、応理4・中西駿太/県立小松)

2024年08月24日 20時00分00秒 | 2024ラストシーズンに懸ける想い
平素より筑波大学硬式野球部へのご支援、ご声援ありがとうございます。
 
 
第10回は長岡いぶき(体育4・郡山)と中西駿太(応理4・県立小松)です。
 
 
是非ご覧ください!



日頃より弊部へのご支援、ありがとうございます。

4年の長岡いぶきです。






いよいよ僕たち永戸世代も残すはラストシーズンになりました。

イリエになりきることから始まった僕の大学野球も残りわずかというわけですが、せっかくこのような機会をいただいたので、この大学での生活を振り返りながら、お世話になった方々への感謝と、ラストシーズンへの思いを綴りたいと思います。


部内企画の仮装に1万円を費やしたり、ワンタップ忘れで一発ギャグを送り合ったり、沢山の思い出がありましたが、一つひとつ振り返るときりがないのでやめておきます。

ここでは自分が野球について、そして同期について深く考えるようになった2年生での出来事を中心に述べさせていただきます。


きっかけは例の415事件です。

2年生以下は知らない人も多いかもしれませんが、これは2年前の6月練での出来事で、名将榊原コーチによる早朝4時15分からの猛練習のことを指します。

メニューは振りこみをメインとした打撃サーキットで、時間を取れるときは遠投、「ケンカボール」と呼ばれる早投げ、ボール回しをしました。

「この時間からやる意味あるんか」と半ギレ状態のなか各自アップでマットに寝そべり、薄暗い中バットを振っていたのを覚えています。

松尾君が全員を集めてミーティングをしてくれたおかげで期間は1週間ほどで済み、6時からの朝練に変わりましたが、この6月練から僕は完全に野球部をやめるメンタルになってしまいました。

1年生から全く上達もせずCチーム所属で、何が目的かも分からずに早朝からバットを振る自分がみじめになり、逃げたくなったのだと思います。

弱い人間です。

空きコマの自主練中、ハウスで打ちながら、「どうせやめるしこんくらいでいいわ。」とよく口にし、Cチームの雰囲気を悪くしていました。

本当に害悪でした。

この時期に野球部をやめていった同期には自分の責任もあると感じています。

ごめんなさい。

そんな勝手な行動ばかりしていた僕ですが、野球部に残って、スタッフとしてチームを支えたいと決意できたのは、当時の4年生の方々のおかげです。

同郷奈良県民の村井さんにはよく相談に乗っていただきました。ありがとうございました。

野球部に残り、皆と大学野球をやりきる選択が出来たことで、また良い思い出ができました。本当に良かったです。


野手スタッフの方々にも本当に感謝しています。

春季リーグを終えて、ラストシーズンに向かおうという時に、本当にどうしようもない後輩だったと思います。

ご迷惑おかけしました。

先輩方のおかげで、プレーしたい気持ちを抑え、同期や後輩のために尽力できる学生スタッフの存在の大きさに気づくことができ、自分もそうなりたいと決心できました。

ありがとうございました。




SSDになってからも、井上D師匠をはじめ、沢山の先輩方にお世話になりました。

井上さん、生意気な口もたくさん聞きましたが、本当にお世話になりました。

井上さんのおかげで、4年生になってから、地道なことにも少しずつ向き合えるようになりました。ありがとうございました。


ここからは、このチーム、ラストシーズンへの思いを書かせていただきます。


まず同期へ

スタッフミーティングの頃には浮き彫りになっていた学年間での溝も、今の涼世と駿平を見れば分かるように完全に解消されました。

僕は本当に嬉しいです。

あの期間があったから僕はこのメンバーで優勝したい、なんでもやりたいと強く思えるようになりました。

人差し指でキーボードを打っていた自分がSSDになろうと踏み切れたのは、あの真っ暗なネット裏で、泣きながら話した日を無駄にしたくないと思えたからです。


僕はこの学年が大好きです。


みんなのおかげで本当に楽しく過ごさせてもらいました。

たくさん怒られ、たくさん小言を言われてきましたが、最後はこの学年のすべてを見せつけてやりましょう。


やめていった同期たちへ。

僕はみんなにも会えて本当に良かったです。

日立第一高校とのOP戦は今でも僕の宝物です。

秋リーグ、できれば現地に来てほしいですが、画面上でも良いので、僕たちの集大成を見届けてください。


またみんなでご飯行こう。

エニタイムで追い込む小平にも届け!


そして、SSDのみんな。

プログラミングが苦手な自分をカバーしてくれ、分からないところは一から教えてくれて、本当にありがとう。

皆のおかげで少しは戦力になれるくらいに成長することができました。

特に颯さんには本当に感謝しています。

大学院での活動が忙しい中で、僕たちを超えるほどの熱い気持ちを持って一緒に練習をサポートしてくださって、本当にありがとうございます。

妥協しそうになっても、颯さんのおかげで頑張ろうと思えました。

颯さんにもこのブログを書いてほしいですが、それは叶わなさそうなので僕がここに颯さんの事を記しておきます。






次に後輩たちへ

僕は到底見本と言えるような下級生ではなかったので、自分が上級生になってからは、不安しかなく、自分が何か発信しても耳を傾けてくれるかどうか不安でした。

でも、皆自分の言葉を聞いてくれ、意見を求めてくれていつも本当にありがたいと思っています。

対策においても、米田を中心に打撃についてアドバイスを求めてくれて、本当に嬉しいです。

秋リーグも、窮屈に感じるような事を言ってしまうかもしれませんが、迷うときは自分の感覚を信じてください。

君たちほどに根を詰めて練習している選手はいません。

本当にすごい選手ばかりです。

ミスした時は4年生がカバーします。安心してください。


最後に両親へ

文にして感謝を綴るのは二分の一成人式以来でしょうか。

いつもいつもスネをかじってばかりで申し訳ありません。

野球に無縁だったはずの僕が、年少のころにチラシ一枚でなぜかやりたいと言い出したのを止めずにここまで続けさせてくれてありがとう。

たぶんこの頃の僕は、ちょっとした好奇心で言ったんだと思います。

ですが、そんな僕の気持ちを優先させてくれた二人には感謝しかありません。

おかげで沢山の友達、先輩、後輩、指導者に恵まれ、野球を通じてしか味わうことのなかった幸せを実感出来ています。

僕も二人のように、子どものやりたい事を暖かく応援できる人間になります。

一人前ではないけれど、ここからは自分が返していくので、安心して歳を取ってください。

帰省したらいつも会ってくれる地元の皆や、高校の同期にも一人ずつお礼を言いたいところですが、なかなかに長くなっているのでまとめてお礼させていただきます。

いつもありがとう。帰ったらまた遊んでね。


ラストシーズン、みんなが一打、一投に少しでも自信を持てるよう、僕は全てを尽くします。


最後は神宮で笑って終わろう!






体育専門学群 4年 長岡いぶき
奈良県立郡山高等学校





平素より筑波大学硬式野球部へのご支援・ご声援いただき誠にありがとうございます。

筑波大学硬式野球部4年の中西駿太です。






拙い文章ではありますが、最後までご愛読いただけると幸いです。


あと数か月で野球が終わると思うと、感慨深いものがあります。

このような機会ですので幼少期から振り返っていこうと思います。


保育園のころから兄の影響で常にバットとボールを持ち、小学校では当然のように地域の少年野球チームに入りました。

5チームでトーナメントをするという素晴らしい環境でしたが、一度も優勝することなく終えました。

当時から負けず嫌いで大会で負けて泣くのはもちろん、兄との遊びの野球でも大泣きしていたそうです。


中学ではシニアに入部しました。

ここではとても心強いチームメートに恵まれました。

チャリで1時間かけてみんなで練習に行っていました。シニアのローカル大会では何回か優勝も経験できましたが、大事な大会ではことごとくやられました。


高校は地元の進学校の小松高校に進学しました。

1時間に1本しかない電車ぎりぎりまで練習して帰るという生活をしていたと思うとよくやっていたなと思えてきます。

頭はベスト4とよく言われていましたが、最後の夏は2回戦負けという悔しい結果でした。


小中高と、指導者や同期に恵まれ、野球なしの生活が考えられないほどの野球馬鹿になりました。

とても感謝しています。
 

野球が強い、じゃあ筑波
 
という、あたかも体専のような感覚で共テE判定にもかかわらず受験を決意し、紙一重で入学できました。

大学の4年間を振り返ってみても大半が野球の生活だったため同じ学類の坂田君にはとても救われました。

岡田や惇も自分と同じ節があると思うので文武どちらも期待しておきます。


この4年間色々な経験をしました。

ハウスで毎日のように打ったり、真っ暗な中練習に向かったり。

下のチームにいる時間が長く、苦しいことが多かったです。

しかし、首脳陣、偉大な先輩方、同期、後輩とたくさんの人に支えられ、乗り越え成長することができました。


ひとつ今年の春キャンプの風呂での話をしたいと思います。


「僕はまだ開幕戦のスタメンをあきらめてないです」


西川と露天風呂で話してた時どういう流れかは忘れてしまいましたが、こういわれました。

その時はあまりなにも感じなかったのですが、正捕手となりリーグ戦で活躍する姿を見るたびこの言葉を思い出しました。

可能性を信じて己をぶらさずやることの大事さを実感させられました。

彼は本当に凄いですね。

特に下級生、BCチームにいる選手には今やっていることが意味を成すと信じて頑張ってほしいと思います。

これまで、下のチームからリーグでやれることを見せたい一心でやってきました。

それが今BCにいる選手の目標になると思っていました。

正直厳しい現状があります。

しかし、これまでの自分、またこれからの自分から何かいい影響を与えられていたら幸いです。

この4年間色々なことを経験してきましたが、リーグ優勝だけは経験できていません。

この代で2部に落ちるなど言われてきましたが、最後は優勝して終わりたいです。

ブルペンから見ることになるかもしれません。

どれだけでも受けます。

隼瀬がもう一度優勝投手になるのを見たいです。

ラストシーズン全員で戦いましょう。
 





平川さん、廣瀬さん、岩室さん 先輩方のおかげでキャッチャーとしてやってこれました。ありがとうございました。

洲嵜さん、榊原さん 苦しいときに声をかけていただき、何気ない言葉が支えとなっていました。大変感謝しています。


後輩たちへ 

あと数か月です。

例年以上に下級生の力が必要なチームです。もう少し一緒に頑張りましょう。

特にBCキャッチャー、愉快なメンバーです。もう少し頑張って蓮に続こう。


家族へ 

大学まで不自由なく野球させてくれてありがとう。常に兄と比較される毎日でつらいことが多かったけど、それもいい思い出です。

ここまで野球やってきてよかった。

ラストシーズン悔いなく終われるよう頑張ります。


同期のみんな 

面白い人、ちょっと変わった人、激辛に強い人などすごいメンバーだと思います。いろいろ言われてきましたが、最後みんなで勝ちましょう。
 

野球人生最後にしっかりとした「優勝」をしたいです。
 





理工学群応用理工学類 中西駿太
石川県立小松高校