toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

バスジャック

2011年09月15日 | 読書日記
三崎亜記の短編集。
全部で7編有るけど、最後の2編が比較的長く、他にほんの数ページという超短編が2作とシリーズ物ながら長さはバラバラ。

話題作となった「となり町戦争」と同じく、どの作品も物語の設定が奇想天外。
いずれもシュールな内容で読後感は、星新一のショートショートを読んだときと似ている(けれどこれはSFでは有りません)。
このような小説はなんと呼ぶんでしょうね。。

(正常な?)主人公の周りで主人公には不可解なことが起こる話(「二階扉をつけてください」「しあわせな光」「二人の記憶」「雨降る夜に」「送りの夏」)の他、バスジャックが流行している世の中の話(「バスジャック」)と不思議な能力を持つ主人公の話(「動物園」)。
どれも秀作です。

不思議な気分になりたい方はどうぞ・・・



集英社文庫 定価476円

となり町戦争 集英社文庫 定価476円
コメント
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