融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「愛を第一に」

2022年01月15日 | 聖書のお話

「愛を第一に」 マルコによる福音書 1章9~11節
 
  バプテスマのヨハネは、ユダヤの人々が神さまから選ばれた民としてふさわしく生きることができるように、罪の悔い改めの洗礼(バプテスマ)を受けるように教えました。彼が教えた洗礼(バプテスマ)は、これまでの神さまに背いた生き方に終止符を打ち、今後再び罪を犯すことのないように生きるための決意表明でした。具体的には、罪の中で生きてきた体をヨルダン川に沈めて告別し、水の中から上がって罪と無縁の生き方を始めるというものでした。

 イエスさんもバプテスマのヨハネが教えた洗礼(バプテスマ)を受けました。イエスさんが水の中から上がると、すぐに天が裂けて“霊”が鳩のように降ってきて「あなたは私の愛する子、わたしの心に適う者」という神さまの声がしました。イエスさんは洗礼(バプテスマ)に込められた願いを実行し、神さまの愛を第一にして福音を宣べ伝える決意をしました。神さまは、そんなイエスさんに「あなたは私の愛する子、わたしの心に適う者」と言われたのです。

 


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明日は礼拝です

2022年01月08日 | 礼拝のご案内

 明日1月96日(日)は、新年礼拝です。午前9時からの教会学校については、コロナのこともあり引き続きお休みしています。10時30分から礼拝が始まります。メッセージの題は「愛を第一に」、賛美歌は「新しい年を迎えて」、「馬槽のなかに」です。礼拝中は、窓を空けて換気をしています。礼拝後は、お茶の一時があります。参加人数が多い場合は行いません。ご興味のある方は、感染症対策の上、どなたでもご出席ください。その後、1月の定例役員会を行います。

 今年もコロナの年明けになってしまいました。第6派と呼ばれている状況ではありますが、コロナ渦が一日も早い収束を迎えることができるようにと祈ります。また、コロナ渦にあっても全て人たちの生活が守られ、若い人たちが希望をもって新生活を歩み出せるような社会になるよう政治が機能することを願っています。

 国の役割とは、そこで暮らす人たちが幸福で文化的な生活を送れるようにすることではないかと思います。しかし、ごく一部の大企業だけが肥え太り、社員は45歳定年とか言いたい放題の状況が見られます。また、貧しい人たちの福祉が切り捨てられ、これまで社会に貢献して来た老人の福祉まで切り詰められようとしています。ニュースはそのことを批判的に伝えるのではなく、かえって議論の方向へとミスリードしているのではないかとさえ感じられます。国が国民の福祉を切り捨てようとすることは、まったくもっておかしいことです。新しい年は、国民の福祉向上のために働く政治家を選ぶ年でありたいと思います。

 


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「備えて導きを待つ」

2022年01月04日 | 聖書のお話

「備えて導きを待つ」 マタイによる福音書 21章1~12節
 
 東の国の学者たちは、ユダヤ人の王として生まれた方を拝もうという目的を持ち、十分に備えて旅をして来ました。そんな東の国の学者たちの来訪を受け、ヘロデ王やユダヤの人々は不安になりました。ヘロデ王は、新しい王がどこに生まれるかを祭司長たちや律法学者たちを集めて問いただしました。すると、彼らは「ユダヤのベツレヘムです。」と答えました。しかし、そう答えたものの、彼らが何かに備えていた訳でもありませんでした。

 不安に駆られたヘロデ王は、東の国の学者たちを密かに呼んで、ベツレヘムへと送り出しました。ヘロデ王の心には、不安と恐れしかありませんでしたので、幼子を殺す備えをするために東の国の学者たちを利用しようとしました。反対に、東の国の学者たちは、心に希望があり、喜びもありました。社会で小さく弱い存在である幼子を畏れ敬う清い心をもって拝むという目的のため、十分に備え、導きに従って歩んで来たからです。

 


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