普段、見聞きしているテレビやニュースは、必ずしも事実を伝えていないところがあります。戦争の時には、尚更です。日本は、アメリカの意向に沿わなければならない国是があり、東アジアの一員であるにも関わらず、あたかも西側諸国の一員のような振る舞いを要求されています。
そのような理由から、恐ろしいほど単純に一方を善として美化し、一方を悪と決めつけて殺しても構わないという論調の情報に日常的に晒されているように思います。それは、同調圧力によって異論を挟むことが許されないような雰囲気の中で伝えられて続けています。
翻訳を通じて、相手が直接語った言葉に触れ、何を考えて行動しようとしているのかの一端を知ることができるのは大変有り難いことだと思います。ここに伝えられた翻訳をどのように受け止めるのかは、それぞれに委ねられていることであり、どのように判断するのもそれぞれに委ねられていることなのです。